殺風景な材料置き場

 Last Update

2024年4月22日 下野の国大会三箇(2m) ARDFTracker3forWEB データアップ

2024年4月17日 長野C大会(2m,Sprint) ARDFTracker3forWEB データアップ

2024年3月27日 第二回名もなき大会野呂山(80m) ARDFTracker3 for WEB データアップ

2024年2月3日 四国88大会東かがわ(2m)  ARDFTracker3 for WEB データアップ

2023年11月27日 茨城大会水戸森林(2m)、関東大会水戸森林(80m)  ARDFTracker3 for WEB データアップ

2023年11月24日 「FoxOringに関する考察」掲載(14.その他)

2023年11月16日 静岡大会(Fox-O80m) ARDFTracker3 for WEB データアップ

2023年10月26日 全日本大会宮城白石蔵王(2m)  ARDFTracker3 for WEB データアップ

2023年10月18日 四国地方大会高知梼原(2m)  ARDFTracker3 for WEB データアップ

2023年10月3日 北陸地方大会福井あわら(2m) ARDFTracker3 for WEB データアップ

2023年8月5日  全国高校生大会(Sprint2m) ARDFTracker3 for WEB データアップ

2023年6月13日 長野C大会(Fox-OSprint) ARDFTracker3 for WEB データアップ

2023年5月31日 新潟大会(Sprint)、信越大会(2m) ARDFTracker3 for WEB データアップ

2023年5月23日 群馬大会(2mFox-O) ARDFTracker3 for WEB データアップ

2023年5月3日  「GPXファイル日時シフター」リリース(14.その他)

2023年4月25日 下野の国大会(2m)  ARDFTracker3 for WEB データアップ

           13章にて、「GPSデータの日付・日時がおかしい場合にどうする」を追加掲載

 

目次

1.アンテナ関係コンテンツ

1−1 カージオイドシミュレータ

1−2 指向性パターン測定実験

1−3 ヘイローアンテナ解析報告

2.ARDF Tracker

3.PJ-80基礎データ

4.祝ML(ARDF日本)

5.HRSCメール解析

6.ARDF レポート

7.総合ランキング算出の試み

8. 自動速報システム for ARDF 

9. ARDFTracker 3 for GPS 

10. SI cards システム 

11. 超安価スタートチャイマー 

12.. AM変調

13. ARDFTracker3 for WEB   ここを押す。

14. その他

 

 

1.アンテナ関係コンテンツ

1−1 カージオイドシミュレータ

3.5MHzの受信機は、通常、バーアンテナと垂直(ロッド)アンテナの組み合わせで構成されます(図1参照)TXは垂直偏波。

 

図1 バーアンテナ指向性とロッドアンテナ指向性(TOP VIEW

 

アンテナの使い方は次の2つです。

@バーアンテナのみ

 バーの方向にヌル(感度最小)がある8の字特性を示します。図1参照。信号が最も弱くなる方向(バーアンテナの長手方向)TXを探します。それは、ヌル方向が角度変化に対する信号強度変化が大きく、方向を定めやすいからです。

Aバーアンテナとロッドアンテナの合成

 バーアンテナの指向性は図1のように8の字ですが、実は2つの円は位相が反転しています。一方ロッドアンテナはどの方向も感度も位相も同じです。すなわちロッドアンテナでの受信信号に対して、バーアンテナの受信信号は位相差が0度あるいは180度です。

 そこで、バーアンテナの出力とロッドアンテナの出力を足し算すると、位相差が0度の方向では出力が大きくなり、位相差が180度の方向では出力が小さくなります。

 もちろん、両方のアンテナの最大感度が同一である時が最もその効果が見えます。

 合成したアンテナの指向性はいわゆるカージオイドと呼ばれる形で、ハート型に近い形です。

 

 実際のカージオイドの形を見るためのシミュレータを作成しました。バーアンテナ感度とロッドアンテナ感度の比率も変えられるようになっています。また、さらにロッドアンテナの理想垂直アンテナ(例えばλ/4垂直アンテナ)との位相ずれも入力できるようにしました。

カージオイドシミュレータ エクセル357kB 

 

 1−2 指向性パターン測定実験

3.5MHzで指向性パターン測定実験を行いました。(2007年5月4日)

目的:

 ◇指向性パターン測定方法確立(実験リグ:PJ-80VKsniffer MKU)

 ◇PJ-80のセンスアンテナにLを挿入して位相を進ませ、よりよい前後比(カージオイドパターン)を得ることの確認

指向性パターン測定実験結果20070504

 

1−3 ヘイローアンテナ解析報告

 2010年6月開催の長野大会(144MHz)で、ヘイローアンテナが使われました。

 従来良く使われているターンスタイルアンテナと何が違うのか、アンテナシミュレータ(MMANA)にて解析しました。

ヘイローアンテナ解析報告20100724 (908kB)

 

2.ARDF Tracker

機能的に「13.ARDFTracker3forWEB」に統合しましたので、DISK容量ひっ迫の為、データを削除しました。(2016.11.5)

ARinko Displayed in Field  TRACKER    ver.2 

(名前は藤田さんと小森田さんの合作です) 

 

3.PJ-80 基礎データ

中国製3.5MHz受信機であるPJ-80は、安価かつ軽量・小型で、世界大会でも通用する(三村氏談)というすぐれものです。しかも中身にもスペース的な余裕もあり、改造大好き派にとっては、大変興味深いリグです。

あきたなさんのHPにも刺激を受け、私もそのうち改造したいと考えていますが、まずはPJ-80を知ろうと思い、いくつかの測定を行いました。

きちんとしたドキュメントは作成中で、順次整備していきます。

 

局発周波数の電源電圧依存性・温度依存性

  以前のデータに実験装置の写真などを追加しました。

温度依存性追試 update 20061125

  早川さんのレポートで、C16,C18の温特問題が支配的であるという情報があったの、追試してみました。まさにその通りでした。

局発周波数の謎局発周波数の謎2

  PJ-80の局発周波数は、受信周波数の1/2です。なぜこの周波数で動作するのか、なぜこんなことをしたのかという謎に迫ります。

  小倉さん、お待たせいたしました。

  以上は理論シミュレーションですが、さらに、実回路上の動作を回路シミュレータでシミュレーションしてみました(局発周波数の謎2)

PJ-80の改造(温特向上など)と測定 20061231

  早川さんレポート通りに、問題のコンデンサを温度補償型にしてみると、温特については全く問題なくなりました。また、電源電圧依存性も範囲を広げて再測定しました。

 

 

4.祝MLARDF日本)20109

 JP3EVM植木氏が管理人である、メーリングリストへの投稿数が5000通を超えました。これを祝し、機械的にデータを解析した結果です。

  祝ML ARDF日本5000通突破 (465kB

 下記はメーリングリストへの投稿数が1000通を超えた時(200610)のレポートです。

祝ML_ARDF日本1000通突破 (511kB) 

パスワードはメーリングリストにて公表しています。

 

 

5.祝MLHRSC5000通達成 HRSCメール解析 2009年7月5日

 HRSC(北陸レディオスポーツクラブ)のMLが5000通を達成しました。そこで、2006年11月に引き続きメール解析をいたしました。

   No.2333  2003年9月18日 から

   No.5000  2009年7月5日 まで。パスワードはMLにて。

HRSC_ML解析結果 (自己解凍型110kB

 

 

6.ARDF レポート

大会参加のレポートです。

 20061119茨城大会144MHzの参加レポート

 20070415下野の国144MHzの参加レポート

  20070513群馬金山の森3.5MHzの参加レポート

20070609長野大会菅平3.5MHzの参加レポート  (490kB

20070610信越大会菅平144MHzの参加レポート  (472kB

20070909東海大会新城144MHzの参加レポート  (652kB

20071008大地沢練習会144MHzの参加レポート  (760kB

20071020全日本大会兵庫エキシビション3.5MHzの参加レポート  (256kB

20071020全日本大会兵庫144MHzの参加レポート  (467kB

20071020全日本大会兵庫での雑感(出来事、感想などをだらだら長文記述)

 20071123茨城大会3.5MHzの参加レポート (501kB

 20071124茨城大会144MHzの参加レポート (328kB

 20080420下野の国大会144MHzの参加レポート (424kB

 20080510群馬大会144MHzの参加レポート (575kB

 20080511群馬大会3.5MHzの参加レポート (420kB

 20080607長野大会安曇野3.5MHzの参加レポート (385kB

 20080608長野大会芥子144MHzの参加レポート (328kB

20080622 信越大会新発田 3.5MHzの参加レポート (1260B

20080921 静岡大会高天神 144MHzの参加レポート (370kB

20081025全日本大会霧島エキシビション3.5MHzの参加レポート  (308kB

20081026全日本大会霧島144MHzの参加レポート  (385kB

20081122茨城大会水戸森林公園3.5MHzの参加レポート  (336kB

20081123茨城大会水戸森林公園144MHzの参加レポート  (384kB

20090418下野の国大会矢板運動公園3.5MHzの参加レポート  (373kB

20090419下野の国大会矢板自然休養村144MHzの参加レポート  (429kB

20090426北陸大会黒部市144MHzの参加レポート  (398kB

20090509北関東大会埼玉神川144MHzの参加レポート  (494kB

20090510北関東大会群馬藤岡3.5MHzの参加レポート  (586kB

20090613長野大会西城温泉3.5MHzの参加レポート  (304kB

20090614信越大会とくら 144MHzの参加レポート  (342kB

20090920 静岡大会丸火自然公園 144MHzの参加レポート  (679kB 

20091024 全日本大会茨城エキシビション3.5MHzの参加レポート (290kB

20091025 全日本大会茨城 144MHzの参加レポート (377kB)

20091121茨城大会水戸森林公園3.5MHzの参加レポート  (407kB

20091122茨城大会水戸森林公園144MHzの参加レポート  (371kB

20100124静岡冬季高校生大会高天神城址144MHzの参加レポート  (468kB

20100418下野の国大会144MHzの参加レポート  (341kB

20100523信越大会見附144MHzの参加レポート(なぜか1049kBと大きい)

20100612長野大会南諏訪144MHzの参加レポート

20100613長野大会原村3.5MHzの参加レポート

20100801高校生大会阿賀野144MHzの参加レポート(390kB)

20101003東海大会勢子辻144MHzの参加レポート(268kB)

20101023 全日本大会長野エキシビション3.5MHzの参加レポート(417kB)

20101024 全日本大会長野 144MHzの参加レポート(412kB)

20110514 群馬大会赤城 144MHzの参加レポート(422kB)

20110515 群馬大会赤城 3.5MHzの参加レポート(421kB)

20110522 新潟県大会見附 144MHzの参加レポート(698kB)

20110611 長野大会富士見 3.5MHzの参加レポート

20110612 信越大会富士見 144MHzの参加レポート

20110731 ARDF甲子園(全国高校生大会)144MHzの参加レポート

20111029 全日本大会香川エキシビション3.5MHzの参加レポート

20111030 全日本大会香川 144MHzの参加レポート

20111119 茨城大会水戸森林公園 3.5MHzの参加レポート

20111120 茨城大会水戸森林公園 144MHzの参加レポート

20120422 第18回下野の国大会144MHzの参加レポート

20120429 北陸大会中能登 144MHzの参加レポート

20120512 群馬支部大会渋川 144MHzの参加レポート

20120513 群馬支部大会渋川 3.5MHzの参加レポート

20120526 新潟大会長岡 3.5MHzの参加レポート

20120527 信越大会長岡  144MHzの参加レポート

20120609 長野大会芥子坊主 3.5MHzの参加レポート

20120610 長野大会芥子坊主 144MHzの参加レポート

20120729 ARDF甲子園(全国高校生大会)144MHzの参加レポート

20121117 茨城大会水戸森林公園 3.5MHzの参加レポート

20121118 茨城大会水戸森林公園 144MHzの参加レポート

20121124 全日本大会岐阜エキシビション144MHzの参加レポート

20121125 全日本大会岐阜 3.5MHzの参加レポート

20130420 第19回下野の国大会 南那須三箇の森 3.5MHzの参加レポート

20130421 第19回下野の国大会 南那須三箇の森 144MHzの参加レポート

 しばらくお休みします。

20171001 北陸地方大会石川県七尾市コロサスキー場 144MHzの参加レポート(特別臨時掲載)

 

 

私の攻略法をまとめたものです。

 144MHz攻略法

 3.5MHz攻略法

 

ワンポイントレポート

 くぼ地にTXが設置されていると、直接波が弱く反射波の影響が大です。その時どのような受信状況になったかのレポートです。

 くぼ地設置1

 くぼ地設置2

 

144MHz反射波に悩まされている初心者のための一助となる資料

「反射波の影響とは」、「発生する原理」、「影響ありなしの判定法」、「反射波から逃れる方法」、「逃れられない時の対策」を記載しています。(実際に影響を目で見ることができるシミュレータ付き)

144MHz反射波対策

単純反射シミュレータ

 

7.総合ランキング算出の試み

 ARDF競技結果をクラス・ゲットTX数・大会の枠を超えて比較することは至難の業ですが、大胆かつ強引に評価方法を考えてみました。ポイントは次の2つです。

◇ゲットTX数が異なる場合の換算方法を考案

◇大会難易度算出方法を考案し、異なる大会間での結果比較を可能にした

この方法は、今までに集めた31大会のSIデータ(延べ2072人分の競技結果、競技者数456名)を解析し、上記換算数値を求め、実際に2072個の結果のランキングを出しました。あわせて競技者ランキングも出してみました。(2011年1月15日)

 

総合ランキング結果及びその算出方法(992kB

付録エクセルファイル(792kB) (←パスワード ardf

 

8.自動速報システム for ARDF

TOPICS:本システムは、07兵庫大会、07全日本大会、08全日本大会で実運用されました。(植木等様に感謝)

 

 自動速報システムVer. 0.90 (387kB

 このシステムは、大会会場で自動的に競技速報を表示するものです。実際にはPCの画面をプロジェクタ投影します。表示する内容はいくつかあり、選択できますが、その中にARDF Trackerがあります。まだ完成はされていませんが、とりあえず動くはずです。2007年6月の長野・信越大会のデータ、7月の新潟妙高のデータがはいっておりますので、参加された方は是非ご覧ください。

 なお、このシステムの作成には、新潟の佐藤先生の協力をいただいております。このシステムを大会で使ってみたい方は、ぜひご一報ください。

 

 Revision情報は、エクセルシート内に記載しました(過去、このHPに掲載していたものは転記してます)が、ver.0.90ver.0.85との違いは、LAPRANK表示の追加です。各TX間のLAPタイムのランキング表示です。ただし、excel2000では動作確認していませんので、ver.0.85も消さないでUPしてあります。

 なお、ver.0.90ZIPファイルには、メインのエクセルファイル「自動速報XX.xls」しか入れていません。0.85以前のバージョンを解凍してインストールしたところへ、このエクセルファイルを置いてください。

 

 何人かの方からレポートを頂き、改良やバグ修正などを行っております。しかし、大きな問題はexcel2002以上でないと動かないという点です。私はexcel2000を持っていないので、テストが出来ません。Excel2000ユーザの方は、是非レポートをお願いします。今回もexcel2000だとエラーになることがはっきりわかっている部分の修正を行いましたが、きっとこれ以外もあると思っています。レポート内容としては、上記対処法を参照ください。

 また、画面上に四角い痕跡が残る現象の対応策もこの対処法にかかれています。

 ■■BUG Report:現時点でTX6(ビーコンチェック)対応が不完全であることがわかっています。

---------------------------

 ファイルは通常のZIPファイルです。

◇解凍方法をご存じない方へ

 ダウンロードしてファイルを開くと、エクスプローラの画面が出てきます。「ファイル」→「ファイルを全て展開」で、展開できます。

 展開したら、自動速報システムV06というフォルダが見えますので、それを適切な場所に移動してください。

 

◇実行方法

 とりあえず結果を見てみたい方は、自動速報.xls を実行してください。長野大会・信越大会の切り替えや、表示スピードも変えられます。ARDF Trackerの画面も出てくるでしょう。あと、説明はしていませんが、ARDFTracker画面のみをマニュアル動作(以前のバージョンのように)させることも実は出来ます。

  

 

9.ARDF Tracker for GPS

機能的に「13.ARDFTracker3forWEB」に統合しましたので、DISK容量ひっ迫の為、データを削除しました。(2016.11.5)

 最近は携帯用のGPSロガーが安価に手に入るようになりました。付属のソフトでもGoogle Map上などで走行軌跡を見ることができます。このデータをARDFTrackerのように表示できないかと作成したものがこれです。従来のARDFTracker2はTX間を直線移動でしたが、このプログラムでは実際の行動軌跡が表示されます。TXが鳴くタイミングも同時表示なので、鳴いた瞬間に複数人がわっと寄る様子も垣間見ることができます。

 

10.SI cardsシステム

 ARDF競技会では、探索証明としてSI システム(SPORTident社)が使われています。このSIシステムに関してのレポートです。

SIカードシステム説明書1338kB

 日本語の説明書はHP上でもいくつか公開されていますが、写真が入ったものは現時点で無と思います。今回、写真入りの説明書、というより紹介書を作ってみました。SIを読み込む都度にSIデータファイルを作成するという、あまり知られていない、かつ便利な機能についての説明もしています。

 結果的には中途半端な説明書になってしまいましたが、写真を見たい方には有用と思います。

 なお、JH0UFUさん作成のARDFWINver.3.5iよりSIcardの番号の扱いが変わりましたので、それに対する修正を入れました。(2008621)

SI通信解析レポート(2748kB)

 SIのリーダ(マスターステーション)PCと接続して用いますが、その通信仕様は公開されていません。今回その解析を試み、大半を明らかにしました。SIをより深く知りたい方、SIを使ったアプリケーションを作成される方の参考資料となると思います。

 

11.超安価スタートチャイマー

 ARDFスタートに用いるスタートチャイマー(ポッポッポッ ピーン)を超安価にお手軽に実現するアイディアです。自作なしで、かつ0円で実現できる方が大勢いると思います。

 

 スタートチャイマーはスタート係にとっても参加者にとっても非常に便利なものです。しかし、残念ながら市販品はなく、私の知る限りにおいては手作りの数種類です。2007全日本大会(兵庫)に向けて作られた音声入りスタートチャイマーもありますし、OL用のものを流用したコンパクトなものもあります。後者は2・3000円ほどで入手可能のもので、チャイマーとしてはかなりの完成度と思っています。

 

 自作するとしたらと私も考えて見ました。同じ物を作っても仕方が無いので次のことをポイントとしました。

 ◇音が良い(方形波そのままではない)

 ◇お手軽で超安価

制御部分はPICで作れば、部品代はたかが知れていますが、問題はケースです。価格と加工が結構厄介です。2・3000円未満で作るのはかなりの困難さがあります。

 

 そこで発想を変えました。身の回りにあるものの流用です。

 まず大きな音を出すためのスピーカとアンプはいわゆるラジカセ(もう死語か?)を使います。自分が持っていなくても、関係者にあたれば必ず一台は用意できるでしょう。ここまで考えればもう答えは出たようなものです。録音したチャイムを再生すればよいのです。

 最近はmp3プレーヤ(ipodSDプレーヤ、HDDプレーヤ、SDラテカセ、携帯電話など)なるものがあり、よほどのまがい物で無い限り、基準クロックは水晶です。従って精度的には問題ありません。念のため40分程度のコンテンツを作って、現在使っている携帯電話(P906ie)や数年前の使わなくなった携帯電話(P903i)で再生してみましたが、時間誤差は認識限界以下でした。操作上のポイントは、再生スタートから音が出るまでに1秒弱かかり、その時間は機器により異なるので、練習を数回やっておく必要があります。

 

 文字だけではつまらないので、お試しコンテンツを作ってみました。高圧縮をかけたところ、若干早くなってしまいましたが、お試しということで許してください。Mp3プレーヤがなくても、あなたのお持ちのPCならば再生できるはずです。聞いてみてください。(約1分の長さです)

ARDF chimer お試し版(356kB)

 

内容は以下の通りです。

 −3秒からのポッポッポッ ピーン(減衰音+ビブラート入り)、その約10秒後にスタート4分前の音(ギローン・パフパフ)、さらに10秒後にスタート2分前の音(ギローン・パフパフ)、さらに10秒後にスタート30秒前の音(ホイッスル)、更に10秒後にスタート10秒の音(ピーヒャラ)、さらに5秒後にスタート5秒前の音(ドーン)…

となっています。

 ご希望の方がいらっしゃれば、本番仕様のものをお作りしますが、数十MBにもなる(なぜこんなに大きくなるのか不明)ので送り方は相談です。

 

 音楽ソフトをお持ちの方は、もっと面白くてよいコンテンツを作れると思います。期待しています。

 

12.AM変調

 ■変調度とパワースペクトラム(サチレーション考慮) (PDFですが表示が重たいので、小さく表示するか印刷してご覧ください) 2009.12.13

 ■AM変調シミュレータ 2009.12.13

 

 

13.ARDFTracker3 for WEB

 ARDFTracker3forWEBを公開します(2016/6/28)

 これは、従来のARDFTracker3forGPSARDFTracker2のほぼ置き換えとして考えています。

従来のソフトは、本体やデータのダウンロードや解凍が必要で、実行するうえで手間がかかりました。また、マイクロソフト純正のExcel(office)が必要だったことも壁でした。

ARDFTracker3forWEBはブラウザで動作させますので、このページをご覧いただいているほとんどの方がクリックのみでお楽しみいただけます

ARDFTracker3 for WEBに飛ぶ

 

 <デフォルト設定変更(2022/12/7)>

 デフォルトの設定を変更して、画面を開いたときの初期表示が賑やかになるようにしました。(2022年データより)

 今までは、画面を開いた時に、GPSデータのみを表示していました。「設定」ボタンを押してARDFTracker2を有効にすることで、GPSデータ提供の有無に関わらず全競技者の動きが表示(ただし、SIデータを利用してTX間は直線状の動き)されることはご存じと思います。これを初期状態で有効としました。あわせて、GPSの軌跡尻尾表示も初期状態でONとしました。

 もちろん、初期状態設定の変更なので、ご自分で設定を変えることにより、以前のような表示をさせることは可能であります。

 

===

     データ募集!!

GPSロガーデータを募集します。他人の参考になるかならないかなど考えずにお気楽にご提供ください。提供される場合は、データをE-mailに添付してお送り下さい。以下に各機種の推奨データ形式を示しますが、他の形式でも読める可能性がありますので、形式変換が上手くいかない場合でもとりあえずお送り下さい。また、他機種のデータも大歓迎です。データが壊れているなどの場合もこちらで修復できる可能性があります。

     GARMIN Forerunner405(腕時計型) *.gpx (*.tcx) データ取り出し方法

     Holux M-241 (黄色い円筒) *.trl

     i-gotU GT-120 *.gpx

◇ CanMore社 GT-730FL-S (秋月電子のUSBドングル型GPSロガー)*.gps *.gpx 

     QSTARZ Sports Recorder BT-Q1300S(カード型) *.nmea

    GlobalSat GH-625 (腕時計型)*.nmea

◇ EPSON SS-300 (腕時計型) *.gpx

◇ TransystemPhotoMate887 (Bluetooth) *.gpx

 

また、 ロガー機種名、スタート時刻、氏名、装着方法をE-mail本文に記載してください。ご協力をお願いします。(以下は記載例です)

『氏名』山田一郎

『スタート時刻』10:35 (SI使用大会は不要です)

『機種名』i-gotU

『装着方法』リフト券ホルダに入れ、アンテナ面が外側を向くように上腕部に装着

 

◇データログ時の注意

 ・出来る限り短い測位間隔としましょう(例:1秒)

 ・スタート前、余裕を持ってGPSの電源ONしましょう。(例:スタート15分前に電源ON

 ・データ前後に余計なデータがついていても一向に構いません。(余計なデータを測位していない場合、スタートゴール近辺でデータ欠落の可能性があったり、スタート直後の測位精度が芳しくない可能性があります。)

 

■ GPSロガーの使い方ノウハウ及び機種比較(測位面) 2010.11.06

  今まで提供していただいたGPSログデータや情報を解析し、ARDF用途におけるGPSロガーの使い方ノウハウをまとめました。

これは各機種の動作のさせ方の話ではなく、より良いデータの取得方法、充電式電池を長持ちさせる方法について記載したものです。

また、測位精度などの面で機種比較を行いました。機種比較の内容は多少マニアックなので、興味のある方用です。

  GPSロガーの使い方ノウハウ及び特徴比較(測位面)(67kB)

 

■ 縦型GPSロガー(Holux M-241、GT-730FL-S)の良い装着方法 2013.6.16

  良いデータを得られるか否かは、機種もさることながら、体への装着方法で決まります。小型・平面型のロガーの場合は、頭のてっぺんに装着可能ですが、縦型GPSの場合はそうは行きません。これまでの経験から最も良いとおもわれる装着方法を紹介します。モデルは奈良さんです。

 

■ 取得したGPSの日時や時刻がおかしい場合にどうする(2023/4/25)

 通常、お使いのGPS受信機をPCに接続して取込用のソフトを起動してGPS受信機からデータを吸い上げますが、吸い上げたデータの日付・日時がおかしい場合があります。考えられるケースは、「1時間ずれ」「9時間ずれ」「18時間ずれ」「10数年ずれ」です。それぞれ理由がありますので、ご相談ください。

 私にデータ提供される場合はそのまま提供してくださって結構です。私の方で補正しますので。

 対処法や日時ずれの原因や、修正ツールについての記事を記載(14.その他)しています。(2023/5/3)

 

14.その他

PC上で遊ぶARDFゲーム 2007.11.04

 先般作成した単純反射シミュレータをグレードアップして、ゲームにしてみました。

実戦さながらとは申し上げられませんが…

 ・テレインに隠されているTX5を探す。

 ・5分のうち1分と、常時送信選択可能

 ・フロント方向Sメータ表示だけでなく、指向性パターンも表示可能

 ・反射も入っています。(3つの反射物体が隠されています。お遊びなので、多少強めの反射です)

 ・毎回、TXや反射物体の位置はランダムに変わります。

 ・詳しい操作説明はタイトル脇にある説明1、2,3を参照

 ・動かない場合やダウンロードできない場合はメールをください。

 ・本プログラムはエクセルプログラムです。

GameARDFVer1.0 461kB

 

■3.5MHz 1/4ラムダ垂直アンテナ カウンターポイズ長さ解析 2008.6.30

 3.5MHz垂直アンテナを設置する場合、アース棒を地球に打ち込むのではなくCP(カウンターポイズ)を使用する場合があります。ここでは、一本のCPの長さを変えた場合の指向性やゲインの変化をMMANAを用いてある条件の下でシミュレーションしました。

 結果概要は、

 ◇長くなればなるほど利得は高くなるが、その割合は減る。

 ◇9m未満の場合は、CPを這わした逆方向に指向性が向く

 ◇9m以上の場合は、CPを這わした直角方向にヌルが生じる。また、CPの長さに対して周期的に最大利得が変化する(約10dB)。

 ◇CPと直角方向に、水平偏波成分が発射される。

であるが、詳しくは下記ファイル参照のこと。

80mCP長さ解析 (105kB pdf

 

     GoalstaffVer.0.95io4 お試し版 20121124 ←結構古いです。最新版はお問い合わせ下さい。

 

     練習会システムVer.1.4a 20121027

   SI使用の練習会用システム。事前に参加者リスト作成不要。現地でプリンタ・商用電源・発電機不要。長大CS番号対応

   Card9対応(Ver1.4) 数十人の練習会で実使用済み

   練習会システム説明書

 

     参加者リストチェッカーVer0.6a 20111008

   参加者リスト(ARDFsiGoalStaffに用いる)のチェックやスタート順設定などができる

 

     MSCS一気設定Ver2.1d 20130925

   MS,CSの設定を一気に簡単に行います。長大CS番号対応

   反応の鈍いMS/CSにも対応(通信エラー対策強化)Ver2.1b

   Windows7でもとりあえず動くのではないかと思います。 Vre2.1d

 

■ 軌跡作成ver.1 20110813

   GPSデータファイル(大抵の機種・ファイル形式に対応)を読み込み、軌跡を画像ファイルに変換します。ただし、地図は出ません。PC機種によっては動かない機種もあります。

 

    TThe10th IARU Region 3 ARDF Championships ARDFTrk2、ARDFTrk3動画掲載 20151224

   リージョン3大会(ClassicSpintFoxOring)のTracker動画です。

 

    ARDFルールの根本思想 20170201

TXBCNSPCのレアなゲット順に対する成績算出を検討したとき、刹那的な理由による判断ではなく何か基本となる思想をよりどころとして判断できないかと考えました。そこで国内ルールやReg.1ルール、大会での実際の運用、大会で起こりうるケース(故意、非故意、参加者のミス、主催者のミス)をいろいろ考え、深い関係がある走行コース(スタート、ゴール、スペクテータ)の存在意義や特に離脱についての運用の考え方を考察したところ、3つの走行コースに共通した考え方があることがわかり、合わせてTXなどのゲットについてもある思想があることがわかりました。この思想で関係するARDFルールや運用方法に対して、すべて説明がつきました。

 この思想は他のルールとは独立したシンプルなもので、新競技が開発されたときのルール制定やレアケースに対する対処方法に応用できるとともに、新しい探索証明機器を導入した場合でも基本的にあてはめることができると考えています。

 

    個人結果印刷Ver.0.6a 20191128

個人結果はがきを印刷するエクセルプログラムで、Classic, Sprint, FoxOringすべてに使えます。

特徴は、

・集計ソフトとは独立、非依存。要するに集計にARDFsiを使おうと他のソフトを使おうと関係なし。

 (ただし、他のエクセルプログラムを同時使用するときは少しテクニックが必要)

・はがき印刷と同時に、画面に競技者名、ゲット状況、 ゴールタイムなども表示

SIcard読み込み時に、自動的に印刷。要するに都度ボタンを押したりする必要なし。

・印刷後であっても、任意の競技者を名前で選んで(〇〇さんの後全員というのも可)、再印刷可能。

であります。

2009年に植木さんから依頼を受けてClassic用を作りましたが、今回某OMの依頼でSprint, FoxOringも対応できるようにしました。

 

     GPXファイル日時シフターVer.1.0 20230503

GPSロガーからPCにデータを取り込んだ時、日時がずれているケース(主として1時間、9時間、18時間、約20年)があります。

このツールはGPXファイルを読込み、任意の日時に日時シフトするツールです。問題発生時の最終兵器です。

また、「日時ずれ発生メカニズム」「日時ずれ防止対策」「発生時の対処法」についても解説記事を載せています。

 

 ARDFTracker3forWEB用に多くの方からGPSデータを提供していただいていますが、上記のような日時ずれデータがいくつかありました。日時ずれデータを提供していただいても私の方で修正利用(スタート時刻やSIデータと移動状況を比較すれば修正量が分かる)しますので問題ありませんが、提供者がご自分で扱うことを考えるとご自分で修正できた方が良いわけです。

 これが本ツールの作成と公開の背景です。

 なお、対象をGPXファイルとしましたが、実は種々の形式があります。過去提供していただいた代表的なGPXファイルを読み込めることを確認していますが、読めないGPXファイルがある可能性があります。その場合は私に連絡ください。対応します。

 

 ちなみに、GarminGPSGarmin Connect使用の場合は、GPS受信機のファームウェアアップデートが年に1回位走るので、日時ずれはまず発生しません。

 

    FoxOringに関する考察 20231124

新競技と言われて10年経過していますが、いまだ競技として完成していないと思われます。ClassicSprintTX(アンテナ含む)の仕様はアバウトでも十分競技が実施できますが、FoxOring(以下Fox-O)には30m/250m規定という不完全でシビアな規定があるため、TXの製作・調整は悩みどころです。これを現実的に回避していく世界の動きについて考察しました。
 また、現状の大会は、どちらかというと、OL技術、ARDF技術のどちらか一方の技術があればTXに到達できるような実施方法になっていますが、両方の技術が必要な競技にするためには何が必要なのかを考えました。Reg.1及びReg.2の規定を見ていくと、ClassicSprintでは明記されていたTX識別情報を、Fox-Oではあえて削除していることがわかり、その意図を考えると、遠方でTXを受信できたとしてもターゲットTXの正しい方探は困難で、地図上の円中心近傍に到達しなければ方探できないように大会を実施することが可能な規定になっている、すなわち、OL技術とARDF技術両方が必要な競技を実施することが可能な規定になっていることがわかり、これが実はFox-O規定作成者の狙いだったのではないかと考えました。