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 コーポラティブ(cooperative)方式で家を建てる
 
  • ●最近では、土地の値段も下降線をたどっており、マンションの値段もスペースの割に手ごろな値段に落ち着いてきました。しかし、お仕着せの売れるためのマンションでは、物足りない、又は一戸建ての住宅を購入するには、資金が足りない。人との係わり合いを大切にしたいと考えられる方には、コーポラティブ方式で家を建てる方法があります。

■コーポラティブハウスとは(共同で建てる)

●基本的には、家を建てたいと思う人たちが集まって自分たちで土地をさがし、設計段階から家づくりに関わっていくような方式です。

一般の分譲マンションでは、特に居住者自体が限定されておらず、よくある一般常識的なルールがデベロッパーや不動産会社によって定められ、入居した人は、そのルールに従って暮らしていくことが前提とされています。その根幹にはいかに他人に迷惑をかけないか、また、わずらわしい近所づきあいは極力避けたいというような考え方があるように思われます。

 しかし、人間の基本的な暮らしに、近所(周りの人々)とのかかわり無しでは、成立することはありえません。

 コーポティブハウスには、人と人とのつながりを大切にしようという考えが基本にあり、また数多くの打ち合わせを経ていく段階で必然的に係わり合いを持つようになってきます。

 また、住み続ける過程の中でも人との繋がりを大切にするような建築的な条件を備えることも可能です。(広場や集会のスペース、コミュニティの空間を創造することも自由に行える)

 簡単に、一言で言い表せば、「現代版の長屋暮らし」とでもいえるでしょうか。

■長所

●マンション(法規上は共同住宅、又は長屋となる)でありながら住まう人すべてが設計段階から関わることが可能。

●分譲マンションを買うよりは、経済的で独創的な住空間を確保できる。
(分譲マンションの場合は、土地取得費、建設費等の他に、広告料やモデルルーム、デベロッパー等の利益が加算されて分譲価格が決定される。これらの費用は通常総工費の20パーセント程度となる。)―■実費精算主義(余分な流通コストを削減できる)

住宅金融公庫融資の融資を受けることが可能。

●一部の地域では補助金制度もある。

●限られた予算のなかで、一戸建て感覚の住宅を建てることが可能。

■短所

 

●検討を初めてから、打ち合わせや設計、意見調整と進んでいくので時間がかかる。

●できあがるまでの金銭面での負担がある。

●途中で辞退する人がいると、計画自体が中断される可能性もある。

■コーポラティブハウスの方式

基本的なコーポラティブハウスの方法として3つのケースがあります。

●一つは企画者主導型(公団・公社、又は民間)のコーポラティブハウスでこれは、土地はすでに存在し、ある程度の住宅のプランニングやボリュームは出来ており、内部の空間を居住者のニーズに合わせて設計する物。(一部の構造躯体や設備の変更は可能)

●2つめは、居住者主体で家を建てたい人が集まって(または集めて)居住者主体で土地探しから、企画、設計、建設工事と専門家と協力しながら企画を進めていく方式です。

  ●他のケースとして、隣近所の土地を持っている人が集まって共同 で一つの敷地として企画すると言う方法もあります。

*土地自体は定期借地権で借りる方法もあります。

■コーポラティブハウスの工程

工程の概要

1. プロジェクトの開設(参加者集め・建設組合結成)

2. 基本プランの検討

3. 資金調達の検討

4. コンサルタント契約(設計業務委託契約)

5. 土地売買契約

6. 基本設計・実施設計

7. 住宅金融公庫申し込み

8. 地代・工事費の按分検討

9. 見積もり・工事請負契約

10. 工事監理

11. 上棟・竣工・建物引渡し

12. 入居開始

13. 管理組合結成(維持管理計画)

以上がおおよそのコーポラティブハウスの建設の工程です。

 

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