●基本的には、家を建てたいと思う人たちが集まって自分たちで土地をさがし、設計段階から家づくりに関わっていくような方式です。
一般の分譲マンションでは、特に居住者自体が限定されておらず、よくある一般常識的なルールがデベロッパーや不動産会社によって定められ、入居した人は、そのルールに従って暮らしていくことが前提とされています。その根幹にはいかに他人に迷惑をかけないか、また、わずらわしい近所づきあいは極力避けたいというような考え方があるように思われます。
しかし、人間の基本的な暮らしに、近所(周りの人々)とのかかわり無しでは、成立することはありえません。
コーポティブハウスには、人と人とのつながりを大切にしようという考えが基本にあり、また数多くの打ち合わせを経ていく段階で必然的に係わり合いを持つようになってきます。
また、住み続ける過程の中でも人との繋がりを大切にするような建築的な条件を備えることも可能です。(広場や集会のスペース、コミュニティの空間を創造することも自由に行える)
簡単に、一言で言い表せば、「現代版の長屋暮らし」とでもいえるでしょうか。
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