地下室を作る場合の留意点 |
防水方法 |
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地下室を作る場合、地下の水位や水はけに注意が必要とります、地下水位が低く水はけの良い場所では、簡易な方法として地下の外壁面に防水処理をし、同部分に砂利層や下層に自然に浸透させる部分を設ける等で対応は可能です。
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水はけの悪い場所(一般的)では、2重壁や 2重床を設け、万一の外壁面からの水の浸入に対処できるようにするのが一番である思います。 |
防湿方法 |
* 防湿・結露の観点からしても、 2重壁をとり空気層を設け、更に断熱材を施行すれば断熱等の効果も期待できます。
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地下では空気が滞留し、湿度も高めになりがちです、ドライエリアやトップライトから自然の換気をとりましょう |
通風・採光 |
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自然の通風・採光を確保することは、地下室の居住性や防湿の面からも有利になります。前述のドライエリアからの窓や地表面に出ている外壁面、天井のトップライト等を検討しましょう。最近では開閉式のトップライト等を数多く出ているので、採光だけでなく換気にも役立ちます。
* 通風を考えた場合最低 2箇所は窓がほしいところです。 |
開放感・閉塞感 |
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地下室を設ける場合、閉塞感のある空間は簡単に生み出すことが可能です。近隣から遮断された空間や都市から遮断された空間も可能となります。(この場合閉塞感ではなく、外部から閉じられた空間と言ったほうが良いかもしれません)
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開放感としては、ドライエリアを大きくとることや、垂直の壁面ではなく、段上にしたり勾配をつけることも考えられます。また同部分に植栽を施すことも開放感の増大につながります。また縦方向の開放性としては、吹き抜けを設けることも、立体的な開放感を得るうえで重要です。 |
遮音性 |
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地下に居室等を設ける場合、寝室等で使用する場合地上の居室と同様に採光等が必要となりますが、ゆとりのスペースとして利用する場合地下室の遮音の特性を生かした部屋の設置(音楽室やオーディオルーム、趣味室等)が可能になります。ただし大きな音を出すものに対しては、前述の開口部や給気口にも防音対策は必要になります。 |
機械設備・排水設備 |
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地階においては地面という断熱材に囲まれているため、温度差が少ないことや遮音性に優れている反面、空気が滞留しやすく湿度や換気がししずらいことがあります。自然の換気や建築的な対処がしづらい場合は機械換気や空調の設置が必要になります。
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窓のない居室については(音楽室等)常時換気や換気設備の騒音レベル、消費電力、耐久性等の検討も必要となります。
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地階に部屋を設けるということは、雨水や湧水、水廻りを設ける場合は雑排水もポンプでくみ上げる等の措置が必要になります(傾斜地等で自然に排水できれば別ですが)大雨等の場合の雨水の浸入や逆流防止メンテナンスの方法等も考慮が必要です。 |
避難について |
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通常の階段からの出入り口のほかに、原則として、階段、タラップ、窓ドライエリア等からの二方向非難が必要です。 |
施行費について |
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今まで見てきたように、地下室を作ることは、前述の長所を得られることや、空間としての豊かさやおもしろさを創り出すことが出来る反面、設備面や施工時の山止めや残土処理、地下水の処理、防水対策、換気設備等が必要になり施工費てきには高くなります。しかしよほど条件が悪くなければ考え方や工夫次第でコストを押さえることも可能になります。地価の高い都心部では、容積率を超えて建築が可能な地下空間の有効利用は十分検討の価値があると思われます。 |