A32.早速ですが、断熱材ついてのご質問に回答致します。

@内断熱工法と外断熱工法の一般的な価格の差異について

RC造の場合、内断熱工法と外断熱工法では、一般的には外断熱工法の場合、工事費用の数パーセントから15パーセント程度

割高になります。(断熱の工法や外部の外側に使用する材料や下地材により価格は異なります。)

外断熱工法の場合、基本的にイニシャルコストは、どうしても割高になりますが、外断熱の場合は家の構造部分の温度変化が少なく

建物の寿命は長くなります。また、結露等に関しても有効は工法です。

外断熱の場合は、内部が蓄熱効果を持つため、「暖まりにくく、冷めにくい」のが特徴です。

家の内部の温度変化が緩やかなため、継続的に冷房や暖房をされる場合には、効果はありますが、

(このような使い方をされる場合はランニングコストも割安になります。)

日中、ほとんど、家を空けている場合は、例えば暖房を入れても暖まりにくい側面はあります。

以上のような側面はありますが、基本的には外断熱工法は建物の寿命、維持管理費、ランニングコスト等の面から

資金に余裕があればお薦めいたします。

A内断熱工法しか選択できない場合の断熱材の選択方法について

現在、RC造の場合、一般的に使用されているのは、硬質発砲ウレタン<吹付硬質ウレタンフォーム>

(密度25kg/u)と言う断熱材で、

一般的には関東近郊で、最低の厚み15ミリ以上、住宅金融公庫の割増融資の使用では、

関東近郊の場合25ミリ以上となっています。(地域により、吹き付ける厚みは異なります。)

 

B内断熱工法施工後にエアコンダクト用の穴を壁にあける場合の注意点について

一般的に、外壁部分にスリーブを設ける場合は(空調用、排気用、換気用等)一つは、開口廻りの構造体の補強

2つ目は、外壁から近い部分には結露防止(金属性のダクト等は結露等を考慮すると、

概ね外壁から2m程度は結露対策が必要です。コストの問題もありますが、

結露を気にされる場合は、最低でも1m程度は必要かと思います)

その他、排気ダクト等は雨水等の侵入防止のため、外壁側に傾けて施工します。

 

 

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最終更新日 : 2002/10/28