エンジンバラシ編2
2008年7月8日
 スタンドも作製したし、いよいよエンジン本体に着手します。
 しかしここでも誤算が。あと2、3週間は雨だと思っていたら、ナント梅雨明け!? 天気の良さと暑さでやる気ゼロ。やっとその気になったエンジンも完成はいつのことやら・・・
 本日は予定をしていたのでがんばります。 まずはエンジンスタンドに中身の詰まった?エンジンをセットします。 エンジンを逆立ちにしてスタンドを上から差込みます。 思ったよりは簡単で一人で楽にセット出来ました。 試しにドンガラフレームに載せようとがんばりましたが、やはりオイルパンが邪魔をして・・・ この問題は完成までに解決させたいと思います。
 逆立ちです。 やはりオイルパンが邪魔でした。


 いよいよエンジン本体のバラシ開始です。まずはタペットカバー、カムシャフト、ヘッドボルトと 順番に外していきます。忘れがちなオイルパイプも外しておきます。
 今にも外れそうなヘッド 忘れていたら後で焦ります。


 さてこれでヘッドが外れるはず・・・・。プラハンでコンコンと叩くも外れる気配がなし、 よ〜〜〜く見るとありました。ありました。フロント側にネジ2本。これも忘れずに! 後は苦労せずにスンナリと外れてピストンとご対面です。
 これも忘れずに! ピストンさんいらっしゃ〜〜い


 通常はこの後シリンダーを外すのでしょうが、前回の苦い思いがあり 無理せずに他のところからバラシて行きます。とりあえず左側から パルスジェネレーター、スタータワンウェイクラッチ等を外し、 フロントスポロケット、オイルポンプ等を外します。
 左側はスンナリと外せます。 スッキリとしてきたでしょう。


 次に右側です。こちら側は特殊工具が必要みたいです。まずはダイナモカバーを外します。 サービスマニュアルでは特殊工具でローターを外すことになっていますが、 ガレージを見渡したらプーラーのボルトがピッタシでした。(ちなみにサイズはM18、P1.5でした)
 右側はうまくいくでしょうか? 特殊工具は使っていません。


 右側に残されたのはクラッチです。まずはカバーを外しスプリングを押さえている リフタープレートを外します。ここで出てくるアウタープレートを固定しているナット。 なんとも変な形をしております。
 クラッチを外します。 センターにある変な形のナットわかります?


 さすがにこんな形状のナットでは特殊工具を使わなければ、私のスキルでは太刀打ち出来ません。 今回初めて特殊工具の登場です。前回のエンジンバラシの後に仕入れておきました。 さずがは専用工具、何事も無く緩みました。ついでにインパクトもあったほうが良さそうです。
 これがクラッチ専用の特殊工具。 右側もスッキリしました。


 ヘッド、クランク左側、クランク右側が外れ、随分とスッキリしてきたエンジン。
 次はクランクケース分離に入ります。まずはクランク上側のボルトを8本外し エンジンを逆立ちにして下側のボルト24本を外します。
 右側 左側
 上側8本 下側24本。


 クランクケースは難なく分離してくれました。
 スンナリと分離できました。


 アッパーケースよりミッション一式、クランクシャフトを外し 残るはアッパーケースにシリンダーとピストンと言う変な形のエンジンが残りました。
 下から 上から


 シリンダーを外す為にジェットスチームクリーナーのお湯の温度を一番上げて、 全体をきれいに清掃しながらシリンダー&クランクケース全体の温度を上げました。
 後は前回同様 真鍮棒で叩いたら案外スンナリとシリンダーが外れました。
 シリンダーの写真は撮り忘れ


 後はヘッドがまだ残っています。調子も出てきたし一気にヘッドまでバラシます。
今回のエンジンバラシでは二つ目の専用工具バルブスプリングコンプレッサー。(名前が長い) 知り合いの工場から借りて来ました。
 本日二つ目専用工具


 専用工具があるとスムーズに作業が進み複雑に見えたヘッドもこの通りに全バラになりました。 アバウトな性格の私ですが、今回は几帳面に部品を並べて見ました。 1番のインレットバルブが変な色をしていたのが、ちょっと心配です。
 几帳面でしょ。 この色は心配


 バラシの工程も終わり、2基のドンガラエンジンを見ながら 今後の構想を膨らませニヤニヤしております。
 ニヤニヤ ニヤニヤ



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