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古い家に住み着く少年の妖怪(神様?)で、ひとたび座敷ワラシが我が家に住み着いた日には、幸運・強運・バカつき、なんていうのが疾風怒涛大津波のごとく押し寄せて、一家の繁栄間違いなし!という、「どうだ参ったか」ものの状態が訪れます。逆に、座敷ワラシが去った家には、まるきり逆の事態に陥ります。其の差は雲泥万里の相違といえるでしょう。座敷ワラシの御尊顔を拝し奉っただけでも、其の人には良いことがあるといいます。
その一方で、座敷ワラシ=幸福の使者、という図式は、民俗学の創始者、柳田國男先生による意図的な創作だという考えもささやかれています。座敷ワラシが世間に知られる契機となったのは、柳田國男先生の「遠野物語」です。遠野物語に登場する座敷ワラシは、かわいらしい子供の妖怪ばかりです。たしかにそういう座敷ワラシの話もあるのですが、そうではない、おそろしくグロテスクな座敷ワラシの話も遠野にはあるそうなのです。
柳田國男先生は、グロテスクな座敷ワラシの話を意図的に削除したのではないか、座敷ワラシ=かわいい神様だという話は、その影響でできたものだ、という人もいます(高橋克彦・明石散人の対談を載せた「日本史再鑑定」)。
座敷ワラシのお話は東北各地にあり、登場する座敷ワラシの姿かたちは様々です。こちらの温泉宿の座敷ワラシ様(座敷ワラシを守り神としていらっしゃる宿の人たちの意思を尊重して、これからは、座敷ワラシ様と呼ばせてもらいましょう。)の様子は、宿のご隠居やワラシ様を見たという人たちの話を総合すると、
座敷ワラシ様の話をして下さったご隠居によると、女性のほうは、座敷ワラシ様の召使のような立場の人のようです。女性だけで出てくることもあるそうです。