電子進角コンバート編
2007年11月13日

 レストア中に思いついた電子進角構想。Fのイグナイターが信頼性がイマイチと言う うわさをよく聞き、ほかの車両の流用できないかな??どうせ流用するなら電子進角、と いつものアバウトな構想がことの始まり。例のごとくお金を掛けずにどこまで出来るでしょうか??
 しかし今回はかなり手ごわそう・・・・・
 Fの点火装置 ドナー4号の点火装置一式


 まずはFのスパークアドバンサーを分解します。一番下のプレートはプレスで無理やり外しました。
 ガバナよ、おさらばだ〜〜 プレートが圧入と思いや、溶接してありました。


 残ったシャフトにドナー4号のローターを合体させるため、 知り合いの旋盤工場へジュースとアイスの差入れで外注しました。
 かなりすっきりなったでしょ


 ここまでは事前に済ませて今日はパルスセンサーの取り付けです。 元々センサーが付いていたプレートを切ったりくっつけたりを繰り返し なんとか納めることが出来ました。
 うまくパルス信号が出力できるかな???


 センサーが付けばローターの位置決めが出来ます。でもおかしいと思いません????
 ドナー4号はパルスセンサーが1個しかない。どうやって1、4と2、3と区別してるのだろう??? 色々と悩んだ末、ローターが形が対象でないので、変則な信号で区別してるのかな、と判断しました。
 一番の上死点を出し、ドナー4号と同じ回転方向で一番の刻印を合わせて溶接しました。
 なぜに1個のセンサーか??? こんな溶接で1万回転、大丈夫


2007年11月20日

 センサー付近は出来て今日はイグナイターの配線のやり変えです。 配線図を仕入れましたが年式の違いか、現物とまったく違う?? それでは中身を見て配線を予測してみました。
 ん〜〜、電子パーツが満載


 まずは、トランジスタが2個並んでいるのが、IGコイルからのアース、スイッチングトランジスタと予測。 次に青いトランジスタが5V定電圧用と予測。アースもすぐに判り、 後の残りはパルス2本とサイドスタンドとスピードリミッター。 そこで12Vの電源をかけると2本に5Vの出力が、これでスタンドとリミッターも予測完了。 後残った2本がパルス信号と予測して結線をしました。
 完全なブラックボックス!!


 車両に取り付けクランキング。しかし火花が飛ばない。配線を見直すも間違いは無い模様。 もしかしてパルス信号がうまく出力できていない???
 そこで登場、オシロスコープ。久々の測定で少し戸惑いました。 オシロに映し出されたのは綺麗な波形でした。
 これはアイドリング時!


 もう一度配線を見直しても異常が無かったので、 もしかしたらと思いパルスの信号を入れ替えたら、青白く強い火花がバシバシと飛んでくれました。
 後はパルスセンサー付近の配線の取り回しと、イグナイターの車両へ取り付け。 イグナイターはフレーム補強のため使用出来なくなった工具入れに入れこみました。
 すっきりなったでしょう!!!


 タイミングライトでイニシャルタイミングを合わせて、回転を上げると正常に進角してくれました。 少し乗って見ましたが、低速は扱いやすくなったみたいです。
 しかしこの点火装置にはいくつかの問題点が・・・・
 1.ZXRのイグナイターが信頼性があるかわからない(だれが教えて〜〜)
 2.進角特性がFと合うかどうか、合わなければROMの書き換えが簡単に出来るか??
 3.ローターを溶接したシャフトはかなり焼きが入っていたが、果たして強度は大丈夫か??
 色々と問題はありますが、とにかく私のFが計画通り電子進角になりました。

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