K1復活編
2007年8月21日

 Fのレストアが一段落すると、これまでメンテ待ちだった車両が入庫してきます???
 (バイク屋ではないんですけど・・・)
 今日は友人、島ちゃんのK1。車検切れの状態でカバーを被せたまんま駐輪場で約1年。 ガレージに来たときはホコリと若干のサビにつつまれておりました。
 私(ブラックジャックを愛する)としてはバラシたい病が・・・・
 写真では案外きれいなんだけど 結構きてます。きてます。HM300マフラーが・・・・
 フロントフォークも漏れてます。 タイヤもこの通り



 しかし主治医の島ちゃんは内科医???。処方治療で経過を見るとの診断が・・・・ そこでまずはお約束の洗車・・・洗車。
 この日の気温35℃ 2時間の洗車でこんなになりました。



 洗車のBeforeとAfterをご覧下さい。
 Before ⇒ After
 Before ⇒ After
 Before ⇒ After



 後は、バッテリーを変えてキック(セルでは不安があったので)を2、3回降ろしたら、あっさりとエンジン始動。
 目標は6万円で車検が終了し、ツーリングレベルまで復活する事としました。(その金額にちょっと不安)


2007年8月28日

 まずはフロントフォークの復活から始めます。
 車体から右側のフォークを外し、何も考えず一番下のボルトを外そうとしたら・・・・ まったく外れる気配なし??。ならば左側も気合を入れて「エイヤー」????。 そこでインパクト登場。インパクトで気合(気合ばっかですみません)を入れて、ダッダッダーダッダッダー??? しかし手で持っているアウターチューブが一緒に回りこれもダメ。 今度はジャンク箱から持ってきたアングルを使い簡易固定治具を作成。
 構想1分、作成3分の簡易冶具


 さ〜〜〜てこれでおもいいっきりインパクトでダッダッダ〜〜〜〜。 インパクトのがんばってる音がビューンてネジが緩んだ音に変わったと思ったら、 なんとネジを舐めていました。(涙、涙)
 残念、無念


 そこで普段あまり見ないサービスマニュアルを読んだら何と、 そのネジは緩めることなく上側のサークリップを外すと、インナーチューブが外れる事が判明???? まさかと思いSM通り作業をするとあっさり作業完了。ヤッパリ自分の経験より、SMですね。
 なんとか元通り! スムーズな作動をお願いしますよ!

 あとは穴のあいた1番マフラーを外し、車検対応??の修理をします。(激安修理のことです。)
 かなりきてますよ。

 大きな穴よりフロント側の合わせ面にあるクラックの進行を食い止める為、 クラックの先端にドリルで穴を開け、応力を分散させます。(あんまし効果は期待で行けど・・)
 うまく修理が出来るかな? 念のため後ろ側にも同じ加工を施しました。

 あとは溶接。私や島ちゃんの溶接技術では到底太刀打ち出来ないだろうと思い、 ここはガス溶接の達人、私のパソコンの師匠でもある熊本市内の某ラジエター屋さんにお願いしました。


2007年9月4日

 さ〜て今日で整備完了、あとは車検獲得のみとなる予定??。
 まずはリアタイヤの交換から、私のFは知り合いの工場のチェンジャーで交換しましたが 今回はせっかくだから手作業でやってみました。 私は暇だったので珍しくこまめに写真を撮ったので作業風景を紹介します。(島ちゃんからブーイングでした。)
 まずは足で踏んでビート落とし。 プロテクターを装着しタイヤレバーでコネコネ。
 レバーをグィッと差込ます。チューブ挟さまないように注意。 近くを同じくグィッと・・・
 半分外れました。ここまでくれば一安心。 あとは手で引いて外します。
 片側外れたらチューブを抜きます。 チューブは簡単に抜けてきます。
 タイヤの残りはレバーでこねて、周りをハンマーで叩いて外します。

 さてこれでタイヤは外れました。9月と言えども残暑はかなりのもの、島ちゃんの体力が・・・・
 ちょっと一服で、軽作業。このK1電気系がイマイチ。その原因がこれ!
 突如電気の供給が無くなるヒューズ 36年前の当時モン。

 FはヒューズBOXの移設でドナーのBOXを使用しました。このK1は必要ヒューズは1本のため、 ホームセンターにあったヒューズホルダーを加工します。
 私のFと同じ平型ヒューズ 取り付けもこんなものでいかが?

 さてさて、タイヤの組み込み作業の再開です。
 タイヤをホイール合わせたら、ハンマーでコンコン。
 チューブのバルブを入れナットで仮止め。 残りのチューブも丁寧に入れます。
 残り側のビートをまずはハンマーでコンコン。 最後はプロテクターを装着しタイヤレバーで気合を入れエイヤー!

 本日の失敗。せっかく組み込んだものの、プロテクターがビートの下に落ちてしまいました。 外すのは知恵の輪でした。
 本日の失敗。
 リヤブレーキの清掃給油を行い、車両とドッキング。
 これがリアブレーキ 左端のちょっこと写っているのが島ちゃん。

 今回の復活で一番問題のマフラー、何が問題かて?。 交換出来ればなんの問題もないんですけど、なんせ車検獲得までの総予算が6万円。
 自賠責、重量税等経費だけで約3万円。残り3万円でフォークのOH、タイヤの交換、 エンジンオイル&エレメント交換、ブレーキフルード交換、ヒューズBOX交換などなど。
 その為、マフラーの修理にも予算がない。先日マフラーの修理をお願いした某ラジエター屋さんと相談の結果、 大きな穴に銅板を当て銀ロウで付け、クラック部も銀ロウで肉盛り。 さらにその上から半田メッキを施し、何とか誤魔化しました。
 仕上がりには色々とご批判もあると思いますが、コストパフォーマンスではオーナーは満足。満足。
 あんましわかんないでしょ。 遠目ではどうかな??
 BeforeとAfterをご覧下さい。
 Before ⇒ After

 後はエンジンオイル&エレメント交換、ブレーキフルードの交換、ボディー全体の磨き。 最後におまけとしてキャブレーターの同調を取り完了しました。(ここだけはなぜか私が作業しました。)
 後は3日後の車検が残るのみです。島ちゃんお疲れ!!
 初めての同調 うまくいったかな?


2007年9月10日

 予定の3日後に諸事情で車検に行けなくなり1週間が過ぎました。 忙しい島ちゃん色々ヤリクリ、明日車検の受験予定。 本日は少々時間が有ったので気になっていたエンジン調整を行うことに! まずはタペット調整からです。タンク、サービスホールを外します。
 35年間がんばっているエンジンです 内部は案外きれい??


 サービスマニュアルをみるとインレット0.05mm、アウトレット0.08mm。 さて、このエンジンのクリアランスはいったいいくつでしょうか?
 0.15mmのゲージがスンナリ・・・
 いや〜〜〜参りました。0.15mmのゲージがスンナリ入っていきました。 確かにエンジンがガチャガチャいっていました。。。 アウトレットも同じ位たっだので全気筒、規定値に調整を済ませました。



 後はカムチェーンテンショナーの張り調整、ポイント当り面修正・ギャップ調整、 点火時期調整を行い、車検に臨みました。
 幾つもの調整があります、このCB

 エンジンもすっかり静かになり、いざ車検。 もちろん車検は島ちゃん一人で受験。(汗汗汗)
 私の期待とは裏腹にライトの光軸でやり直し1回と、 ハンドルが変わっていたので構変があった程度であっさりと合格。
 予算も目標の6万円をラクラククリアーでした。
 さて、これからのツーリングシーズンに間に合って良かった、良かった。

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