FX−Vプチ復活編
2007年12月24日

 数年前盗難に遭いそのあげく有明海に落ち、漁師のみなさんに救助され、 友人のやっちゃんの手て復活を果たしたZ750FX−V。
 現在は私の弟が受け継いでいます。今回はこのFXフロントサスがフワフワする、 と言う症状とエンジンオイル漏れで入庫してきました。
 フロントサスのオイルシール交換と タペットカバーパッキン交換のレポートです。今回はマニュアル風にレポートします。
 まずはキャリパーとメーターワイヤーの切り離し。赤いマーキング部のネジを緩めます。
 左側 右側


 外したキャリパーは邪魔にならない所に置きます。
 これで作業がスムーズです。


 次にフロント部のリフトアップです。
 今回はセンタースタンドがあるのでジャッキでエンジン部をアップさせフロント部をアップさせます。
 ジャッキでエンジン部上げます。 すこし浮きました。


 タイヤの取り外しです。。フォーク下部のネジ2本、左右を外しタイヤを外します。
 左側


 タイヤが外れたらフェンダーを外します。左右2本、計4本のネジを外します。
 左側 右側


 インナーチューブを支えているアッパー、ロアーブリッジのネジを緩めフォークを外します。
 左側 スンナリと抜けました。


 外れたフォークの分解をします。まずはアッパーのキャップを外し中のネジを????? 通常なら大きなネジが付いているのに・・・・。
 キャップを外します。 あれ、あれ????


 通常だったら上側のボルトを外し中のスプリングを抜き取りますが、 マニュアルも情報も無いのでとりあえず下側からバラすことにしました。
 まずはバイスにセット インパクトで一気に緩めます。


 下側のネジが緩んだらオイルを抜けるだけ抜いて、インナーチューブを上側へ抜き取ります。
 ダストシールを外し クリップを外してチューブを上側に抜きます。


 オイルシールがやっと見えてきました。正規なシールのはずし方は専用工具で抜き取りますが そんな工具我が家にある訳なのでちょっと手荒でけどマイナスドライバーでこじって外しました。
 貫通ドライバーを叩き込みます。アウターチューブに無理が掛からないように! こじったらこんな形に・・・・


 チューブ内とオイルシール取り付け付近を汚れをきれいにしてシールの取り付けです。 取り付けも正規の方法では専用工具で・・・・。でも我が家ではその辺にあるもので打ち込みます。 今回はボックスドライバーで少しずつ全周にわたり打ち込んでいきます。 ドライバーを叩く音が鈍くなったらクリップをはめる溝との位置を確認して完了。
 今回はオイルシールのみ注文していたためクリップとダストシールは再使用です。
 打ち込み完了 クリップをはめました。


 インナーチューブを清掃してアウターチューブに差込みバイスにセットします。 さっき逆の作業を行います。
 バイスにセット インパクトで締め付け


 オイルの注入です。今回はガレージに余っていた自動車用のATフルードで賄います。
 メスシリンダーにて規定量を測定 チューブ内に入れます。


 車両側に取り付けです。フォークを取り付け左右の高さを合わせる為に タイヤ(シャフト)を取り付け、地面に接地させます。その状態で取り付けネジ4本を締めます。
 やっと取り付けです。


 後はフェンダー、タイヤ、キャリパー、メーターワイヤーを取り付けフォークの修理完了。
タペットカバーパッキン交換

 フォークオイルシール交換からすればタペットカバーパッキンの交換は簡単です。 タンクを外しカバーのネジを全て外せば、なんの苦労なしにカバーは外れます。 エンジン側とカバー側に残ったパッキンのカスをカッターやスクレーパーきれいに剥がします。
 後は外した逆の手順で組み付けるだけ。ここでは写真取るのを忘れてしまいました。
 この作業は簡単でした。


 これで今回の修理完了。

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