なぜか沖縄
 
 
2005年11月以来5度目の宮古島行きは、6時55分発の飛行機で。前回でファイナルのはずが、アンコールになっちゃいましたね(笑)。今回は、往復クラスJでゆったりと。前日あまり寝られなかったので、飛行中に寝ようと思っていましたが、あまり寝られなかったです。
  
上空から見た南の島々。左は、奄美諸島に属する与論島。右は、手前が座間味諸島で奥が渡嘉敷島。いくつもの島々が観られるいいコースを飛んでくれた。

  
今回もまたサーウエスト宮古島でレンタカーをレンタル。出発10日ほど前の申し込みだったため、デミオしかないと言われたが、1日借りて3000円という価格なら上等。ダメなら倍の額をかけて、大手レンタカー会社に頼もうと思っていたからだ。ちなみに「サイドミラーの調子が悪いので、折りたたんだりしないでくれ」と言われた。
 
朝食を軽めにしたこともあり、宮古島に着いてから海鮮もので昼食と思っていた。平良市街地を北に少し過ぎた荷川取(にかわどり)漁港そばのこの店に目をつけていて、「魚汁定食」なるものを食べてみたいと思ったのだが、どうも勘違いしていたようで、刺身とか天ぷらを売っているいわゆる「お魚屋さん」だった。
 
「飯を食い損なった分、時間が余った」と勝手に解釈して、2003年3月以来の砂山ビーチへ。5年前と変わらぬ白砂の上りアプローチが印象的だ。
  
砂に足を取られ汗をかきかき数分で“頂上”にたどり着くと、こんな光景に出会える。
   
グローバルスタンダードに遠浅と言える海が一面に広がる。ネットがやや見苦しいけれど、ドーナツ岩も5年前と変わらない。
  
名前通りの“砂山”を乗り越えた甲斐があったというものだ。
 
時間はあるようでない。11時40分発の伊良部島行きのフェリーに乗るために、出航15分前までには平良港に行っていなくてはいかんのだ。あっという間に“タイムリミット”まで1時間を切っている。完全に自分に課したノルマに首を絞められているのだが、なぜかもう一方で冷静な自分がいたりする。
 
砂山ビーチから10分ほどで池間大橋を望む狩俣(かりまた)地区まで来た。奥に見える池間大橋を渡る前に、なぜか欲が出て寄り道をしてしまった。
 
池間大橋へは二股を右に行くのだが、左にハンドルをきる。
 
目指すは宮古島の西端・西平安名崎(にしへんなざき)だ。青空に映える巨大風車が目に入っては、寄らずにはいられなかったのだ。
  
2003年3月にこの場所にやってきたときは風車があったのだが、その半年後に猛烈な台風によって、すべてなぎ倒されてしまったのだ。2005年11月に再びやってきたとき、そこにあったのは無残な白い残骸のみ。このまま荒廃していってしまうのかと思いきや、今回また風車に出会うことができた。経緯を知っているもので、再び風車が建てられたのが、うれしかったのだ。
 
再びコースに戻る。池間大橋までもう少し。胸の高まりとともに、スピードが上がる。
 
いよいよ橋にさしかかった。一度でいいから、この橋を徒歩で渡りたいものだが、なかなかどうしていつも急ぎ旅にしてしまう。
  
2島目・池間島に行った証拠みたいな感じで、取り急ぎ公共施設と港の写真を記録する。
  
戻る前に前回旅行で買って美味かった「かつおみそ」500円を今回も購入する。前回は“なまり節”のごとく鉛筆の芯を舐めたような味がしたが、今回はフツーにかつお節に味噌を混ぜた味だった。これはこれで美味すぎて、帰京翌日に全部食ってしまうと、妙に身体が火照ってしまった。きっと“急性高血圧”だろう(笑)。
  
宮古島に戻る前に、8/23のブログにも載せたが、池間大橋を池間島側から1枚撮影しておく。
右の島影は、これまた前回旅行で訪れた大神島(おおがみじま)。この島を制すれば6島だったが、今回は無理はせず“神の島”は通過させていただく。
 
時間は11時5分。猛ダッシュで平良港に行かなくては。まったく何をやってるんだか……。
  
時計は見ていなかったが、平良港に何とか到着すると、車の乗船がピークになっていた。ダメ元で乗船できるか聞いてみると、「とりあえず順番で入れるから待ってて」と言われ、5分ほどで無事乗船…と行きたかったんだけど、これも8/23のブログに書いたように、バックでの4列駐車が上手く行かずブルーに。車を止めてからもなおハンドルをきるように言われて、いよいよキレそうになったが、これは最後にハンドルをまっすぐにしておくことで、構内での事故を防ぐためのものだったのだ。ま、そんなことは、今になってこそ分かったんだけど。
  
私のせいかどうかは分からないが、定刻よりちょっと遅れて出航。何やかやで、車は二十数台乗船していた。
 
船内はこんな感じでローカリティたっぷり。テレビには北京五輪野球3位決定戦「日本―アメリカ」が映っていた。この時点では日本が1―0でリードしていたのだが……。
 
ま、平良港からも伊良部島はしっかり見えるくらい近いのだが、それでも島が大きくなると、テンションが上がってくる。
 
さあ、3島目の伊良部島に上陸。帰りは15時20分のフェリーで帰れるようにしたい。(中編につづく)
 
 
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