K1エンジンオーバーホール編

 先日友人の島ちゃんが乗用車のトランクにエンジンを積んでやってきた。 そのエンジンはCB750FOUR用で自分でサービスマニュアル片手にバラシてこんな状態でした。
 


 本人はやる気満々なので話は早い!早速OH開始です。となりで私が別の作業やりながら島ちゃんがサクサクと エンジンをバラシて行きます。まずはエンジンを裏返しにして
  


 オイルパンを外します。案外キレイだったので一安心です。
 


 ネジを全部外してケースを持ち上げクランクを割ります。
  


 後はクランクシャフト、ミッション等を外せばエンジン全バラ完了です。
  


  


 さてここで裏話、このエンジンCB750FOUR用って紹介しましたが、実はCB750F2用。 エンジン型式が同じなので合うんじゃないかな〜〜!?
 しかもシリンダーが腐食して使い物にならなかったのでシリンダーとピストンがCB750エアラ用、 こちらも型式が同じなので大丈夫じゃ〜〜〜。ってオーナーが言うのでそのまま行ってみよう!
 ちなみにオーナーの島ちゃんはこれまで一度もエンジンなど触ったことすらありません。無事に完成するのでしょうか?

 さて、早速シリンダーの計測を行います。シリンダーゲージとマイクロメーターを借りてきました。
 まずはピストン外径の計測です。このピストンは60.98mmでした。
  


 次にシリンダー内径の計測です。まずはマイクロメーターを61.00mmに合わせてシリンダーゲージをマイクロメーターにセットします。
  


 その状態でゲージを左右に動かし一番右に振れた箇所に目盛りの0を合わせます。そこが61.00mmです。
 


 基準の61.00mmが出たのでシリンダーを計測します。 下の写真は61.00mmから2目盛り左に振れているので61.02mmです。  
 

 シリンダー内径−ピストン外径がピストンクリアランスなので この場合61.02mm−60.98mm=0.04mmになります。
 こんな感じで全気筒、上中下、縦横と計測しました。結果はまだまだ十分大丈夫みたいでした。
 さてさて、こんな感じで進めていきます。CB750FOURのエンジンオーバーホール、うまく完成するようにみなさん応援よろしくです。

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