TeXでDTP
TeXは技術文書や論文の編集などで使われているフリーの組版ソフトです。基本的には定型文書や比較的堅いレイアウトのものを得意としているソフトと言えるでしょう。
では、通常はDTPソフトで作られるような、もう少し自由な (雑誌みたいな) レイアウトのものをTeXで作ろうとするとどうなるでしょうか。以下のページで、考察をしてみたいと思います。
なお、私はTeXのベテランでもDTPの専門家でもありませんので、おかしな部分は私までメールでバンバン指摘して下さい。
目次
はじめに
- はじめに
文字組み編
- 各ソフトの組版比較
- JIS行組版ルールを考える
- TeXの10ptとDTPソフトの10ptは違う
- min10.tfmやjis.tfmの問題点
- 文字組空き量設定とTFMファイルの作成
フォント編
- どのフォントを使うか
- 多くの日本語フォントを同時に使う
- 日本語フォントの従属欧文を使う
- ペア・カーニングと従属欧文TFMの作成
- 「リュウミンL」従属欧文の問題点
- より具体的なフォント指定
- 長体・平体
- ここまでで作成したファイルを公開 (TFM, VF等)
レイアウト編
- 隣の段と行位置が揃った段組
- Postscript機能呼び出しで角丸領域
- 断ち切りの写真を入れる
- 2段抜き・3段抜きの図版を入れる
仕上げ編
- 同人誌印刷所にデータ入稿
- おわりに
著者
© 2003-2005 渡邉たけし <t-wata@dab.hi-ho.ne.jp>