以下を読み進めるのに高度なTeXの知識は必要ありませんが、TeX自体の入門ページではありませんので、TeXをまったく知らない方は、まずは入門書等をお読みになることをお勧めします。初級レベルのことがわかっていれば問題ないです。私自身、上級レベルのことはわかっていませんので(笑)。
以下のページで、TeXのソースファイルを示す場合に、本文部分だけ、あるいはマクロ部分だけを示すことがあります。その場合、LaTeXをお使いなら、
\documentclass{jarticle}
…マクロ…\begin{document}
…本文…\end{document}
などの形にし、plain TeXをお使いなら、
…マクロ…
…本文…
\bye
という形にする必要があります。特に明記していなければ、LaTeXでもplain TeXでも使えるソースになっています。
このように、LaTeXでもplain TeXでも動くようにするため、LaTeXにとっては少しマイナーな書き方をしている場合があります。例えば、長さ変数に値を代入する場合、LaTeXでは、
\setlength{\parindent}{1zw}
という書き方が一般的ですが、この書き方はplain TeXではできません。plain TeXでは、
\parindent=1zw
という書き方をします。この書き方はLaTeXでは一般的ではありませんが、LaTeXでもこれでちゃんと動きます。以下のページでは、原則として、両方で動く後者の書き方をしています。
ASCII pTeXを使います。UNIX版を中心に話を進めますが、他の環境でもそれほど大きくは変わらないと思います。……と言っても、私はWindowsでTeXを使ったことがないので、そちらの環境のことはよくわかりませんが(笑)。……Widowsマシンも持っていませんし。
また、TeXソース中の「 \
」記号は、ブラウザ環境によって、バックスラッシュ(\)に見えたり円記号(¥)に見えたりするかと思います。適宜読みかえて下さい。私としては、バックスラッシュで書いているつもりなのですが(笑)。