なぜか沖縄
 
 
再び宮古島に戻ってきたのは、16時ちょい前。
 
レンタカー返却まであと3時間。とはいえ、それだけ時間があるなら、観られるだけ観たいと思うのが私。まずは、サクッとミッションを達成すべく来間島へ。海岸沿いを通っていきたいのがホンネだが、道に迷ってイラつく可能性が大なので、国道390号線を確実に辿っていくことにした。
 
途中から国道を右折。1kmほどで来間大橋へ。宮古島側の岸に降り立って写真を1枚。
 
さあ、5島目の来間島へ。これでミッションコンプリートだ。
  
せっかくなので、島のビーチ「長間(なーま)浜」に行くことに。小さい方向板を目印に、複雑に入り組んださとうきび畑の農道を辿っていく。
  
すると、こんな看板。狭い農道に車を止めて、砂の道を歩く。
  
ほとんど手の加えられていない長間浜。ゆえに、シャワーやトイレなどに施設はない。
  
来間島からの去り際、竜宮城展望台に立ち寄る。階段の脇に「来間島憲法」なるものが掲げられていた。
  
展望台からの景色。来間大橋方向と(左上)、対岸の宮古島東急リゾート方向(右上)を1枚ずつ。グラデーションがいい。
 
ついでに、陸側も。といっても、海までいくらもない小ささだが。
 
さあ、これで5島制覇のミッション達成。時間はまだ16時半だ。記録はともかく、6時間半での達成となる。
  
19時に空港に帰れればいいので、正味2時間半。ミッション達成のついでに、オプションは何にしようか。
  
それなら、5年ぶりに東平安名崎(ひがしへんなざき)に行こうか。ホントは見る予定がなかったが、これならば余裕である。
  
と、その前に腹ごしらえ。さすがに「うず巻きパン」(前回参照)で乗り切るのはムリがある。どこにしようかと思ったが、国道390号線沿いにあるソーキそばが名物の「丸吉食堂」にしようか。
  
「ソーキそば」700円は、アイスキャンデーつき。にんにく風味のソーキは、ミッション制覇直後の身体に美味く染みてくれた。食後会計をすると、むきだしのままアイスキャンデーを渡された。車内で食べようにも、どんどん溶けていくので、その場で歯に染みまくるアイスキャンデーにかぶりついた。
 
アイスキャンデーを食った後、夕暮れの道をひた走る。いつもは海沿いを走るのだが、道が1本でつながっておらずいつも迷うので、素直に国道390号線を走ることにした。
  
道はまだ続くが、突端まで500mほどのところで車両通行止になっていて、駐車場から徒歩で突端に向かうことになる。右の岩は「マムヤの墓」。詳細は「宮古島の旅」後編参照のこと。
 
灯台は無料で上がれるのだが、16時半で閉館。残念ながら、撮りたかった景色は撮れずじまいだった。
  
灯台の先は当然のごとく海(左上)。撮りたかった写真とは、右上の写真で灯台上から観た構図。ガイドブックで見る東平安名崎は、たいてい岬の根元から突端への構図だが、私は天邪鬼なのでその“逆”を撮りたかった。ただ、それだけのことだ(「宮古島の旅」後編参照)。
 
ついでに、もう一つ観ておこうか。西日がまぶしいぜ。
  
それは保良泉(ほらがー)。2005年11月以来だ。ビーチはともかく、保良泉は豊富な湧水がある樋川。その湧水を利用した小さい遊泳プールが、保良泉の脇にある。
  
ふう。これで満足だ。あとは宮古空港に向かうのみ。いつも平良市街地から空港に向かうが、今回は旧城辺町の中心部を通っていこう。にしても、西日がまぶしい。
 
いやはや、ホントにまぶしくてドライブに差し支えるのだ。センターラインが見えないし、脇を見るところまで気が回らないのだ。
 
ま、何とか18時45分に宮古空港に到着したけどね。
  
「かつおみそ」(前編参照)に加えて、空港で「雪塩ちんすこう」6袋入り300円と、「モンテドールのバナナケーキ」500円を購入。旅の余韻に、翌日すべてを胃袋に収めたのであった。(「9時間で5島」おわり)
 
 
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