モンゴル横断(はじめに)
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モンゴル横断(はじめに)

相撲取り旭鷲山の話
モンゴルに対する日本人の変な認識
なぜモンゴル横断の話を書こうと考えたのか

 いつのころだったか、キョクシュウザンというモンゴル人力士が相撲界を賑わせたことがある。このキョクシュウザンという名を私は昔から知っていた。彼は、私のモンゴル騎馬行に同行した(日本語を殆ど喋れない)通訳が、日本で相撲をやっていたときの同僚の1人なのだ。当時は彼がまだ十両にも上がってない頃だったけれど、「練習熱心だったあいつなら、必ず有名になる」と通訳が太鼓判を押していた。
 モンゴルは人口が少ないので、逆にいろんな種類の人を知ることができる。その代わり、1週間前にある町ですれ違ったあかの他人と、今度は1週間後に、そこから20キロ離れた別の町で再びすれ違うという芸当も可能になる。

 モンゴル。夏は午後9時になっても明るいのに冬は3時になると暗くなり始めるので、時計に頼っている人間がビビってしまうモンゴル。あちこちに馬のフンが落ちているので草原に座るとき足元を確認しないと5割の確率で(微妙な確率だ)泣きを見るモンゴル。私の見たモンゴルとは、どんなものだったか。ここに、バカな男のバカな体験談をツラツラのツラと書いていこうと思う。

 モンゴル。一言でモンゴルといっても、モンゴルに対する印象は人によって様々だ。なにしろ現代は、国際化が叫ばれている日本の最高学府の人間のなかにさえ、モンゴル国は南洋の島国だと信じて疑わない人や、モンゴル国の公用語は中国語だと思っている人が厳然と(もっとも、その存在が確認されたのは、たったの2件ではあるが)存在しているほどの結構な世の中だ。私がこの話を書く気になったのは、モンゴルに対する不当な誤解を解消するためである! ドン!(鼻息荒く机を叩く音) というような気分からだったかもしれない。

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