can't stop lovin' OKINAWA
  
波之上宮を後にして、中心部方面を目指す。左上は、店名が妙に気になってシャッターを切った。右上は、2002年の大晦日に一度入ったことがある福州園(「沖縄標準旅」第4回参照)。無料だが、今回は入らず先へ進む。
  
もう一つ、こちらは2005年2月に寄った大典寺。境内(左上)と敷地内にある「積徳高等女学校」の沖縄戦慰霊碑。積徳高等女学校は、この大典寺が子女教育の一環で設立した女学校だ(「沖縄卒業旅」第7回参照)。「沖縄戦で女学生が犠牲になった」と謳われるのは、何もあの「ひめゆり学徒」だけの話ではない。探せばいろいろな所に女学校の沖縄戦慰霊碑があるのだ。
  
てくてく歩いて県庁前駅。一駅分遠回りしながら歩いたことになる。正面には巨大な沖縄県庁の建物。あの高い建物に“就社”できれば、将来は安泰?
  
国際通りに出る。遠方に向かうバスが通っているので、時間が14時半でまだ時間もあることだし、テキトーに乗ってどっかに行こう。矢吹ジョーもどきの前を通り過ぎて、松尾バス停でやってきた「120番 名護西空港線」に乗車する。
 
といっても、名護まで行くつもりはない。適当にどっかで折り返してくるつもりだ。
  
移りゆく車窓をテキトーにカメラに収める…といいつつ、妙なインパクトで現れるのが米軍基地。左上の「キャンプキンザー」は、浦添市牧港(まきみなと)にある海兵隊補給基地。右上はどこか忘れたが、広大な芝生の向こうに映る海に惹かれてカメラに収めた。
 
こちらは、北谷のショッピングモール。アメリカンヴィレッジは残念ながら撮り損ねた。
  
結局、「通ったことはあるけど降り立ったことがないところに降り立ってみる」ということで、嘉手納のロータリーで降り立って……え、何じゃこりゃ?
  
何とまあ、嘉手納ロータリーは大規模な改修工事を行っていたのだ。完成予想図を見たところでは、国道58号線は米軍基地のある側に大きく幅を取って一本化するようだ。私は休日にしか通っていなかったからかあまり気づかなかったが、このロータリーのせいで渋滞が激しく、今回の改修はその渋滞の緩和が大きな狙いだそうだ。
昨年秋からこのような形になっているらしいが、しばらく行かない間に状況が変わってしまったようだ。かつてのロータリーの面影がすっかりなくなってしまうことを寂しく思うのは、観光客の単なるわがままに過ぎまい。
  
せっかくなので、嘉手納ロータリー周辺を軽く散策。左は、印字された沖縄独特の魔除け札「石敢當」。こんなところにも機械化の波?
    
サクッと嘉手納を後にして、再び那覇へバスで戻る。国際通りにある牧志バス停で下車。国際通り沿いのTシャツ屋「キーストーン」(左上)で翌日着るTシャツを買い、今回のホテルを目指すべく沖映通りへ入る。
右上は、その沖映通りにあった廃墟ビル。ここはかつてダイエーがあって、那覇市内に泊まったときに何度かお世話になったが、数年前に閉店。高い建物だけが空しくそびえていた。
  
今回泊まったのは、ゆいレールの美栄橋駅そばの東横イン。行きの飛行機のチケットを渡したら300円引きとなったり、翌日用に買い損なったくつ下がおまけでもらえたり(パンツは5個入り100円の紙パンツを持参。ハンカチは洗って翌日も使用)、インターネットにタダでつなげられたり(3/22のブログ参照)と、何だかラッキーづくしな宿だった。
  
夕食で食べた久茂地にある「苗」の名物「かつおめし」800円(小ビール400円とともに)。最初から行きたいと思って目をつけていた。昼に大盛りカツ丼を食ったので(第1回参照)、あるいは自重してあきらめようかとも思ったが、食後に1時間以上歩いたりして「それなりに運動した」と判断し(笑)(第1回参照)、それでもカロリー過多を覚悟で食べた。かつおがごま油の入ったづけ風になっていて、こちらも美味かった。(第3回につづく)

 
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