では 善玉菌と悪玉菌とどうして見分けるの? |
...うんこをチェックしましょう |
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健康なおなか | 不健康なおなか | |
色は黄色〜茶色、匂いが少なめ 適度なやわらかさ バナナを想像ください。 |
黒い〜こげ茶、硬い、ウサギのようにコロコロ 便秘がちだったり、頻繁な下痢 |
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腸繊毛を棲処にしている腸内細菌が産生する 酸などの刺激によって腸が活発に「蠕動運動」 をすることにより排便は順調になる。 |
便秘・下痢或いは便秘・下痢薬などにより、 腸繊毛がはがれ、菌叢は破壊され痛んで しまい、蠕動運動もおきない状態。 |
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●悪玉菌はどんな影響を及ぼすか |
長期間続くと免疫力低下、自然治癒力の低下 により感染しやすくなる。又ホルモンの低下、 機能・器官の働きが低下する。 便秘・下痢・肥満・むくみ・肩こり・肌荒れ ・体臭・浅黒・頭痛 |
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「腐敗する」 牛乳をそのままにして置くと外気または容器から雑菌が入り、タンパク質が分解され有毒物質・悪臭のある気体を発生する。これを「腐敗」といいますが、これと同じことが体の中で起きているということです。 |
【発酵と腐敗の違い】 善玉菌の多い人は菌叢が正常に保たれ免疫力も活性している。反対に悪玉菌の多い人は健康食品も腐敗の対象になり垂れ流し、ということにも。 |
「発酵させる」 腸内細菌のバランスが良い(乳酸菌が多い)と免疫力は活性化し、食べたものも消化・吸収・代謝されてゆく。牛乳に乳酸菌を入れて乳酸発酵させて作るヨーグルト、または味噌・醤油・酒・焼酎などバイオなどに見るように有用なものに・・・・ |
9:1が理想的 腸内細菌はバランスが大切、玉菌9:1悪玉菌が理想だが加齢とともに悪玉菌は増えてゆく。 |
健康食品も意味なし 健康補助食品などを体に良いものと思って食べても消化・吸収・代謝が正常に行われているかどうか?悪玉菌の餌になっていませんか? |
− 「腸内細菌」の変化 − その腸内細菌にも有用な細菌・善玉菌(主として乳酸菌を指す)と有害な細菌・悪玉 菌に分かれる。といってもこれは人間の健康状態によって善玉菌と悪玉菌のバラン スが変化してしまう。通常の健康状態では腸内細菌は消化・吸収・代謝を助け、ビタ ミン類の産生、外来菌の進入を防御したりするが、悪玉菌が増えると(乳酸菌減少) 腐敗物質・細菌毒素などの有害物質も産生する。こういった事が永年の研究で解明 されてきました。【なぜ善玉菌は減るのか】【善玉菌が減るとどうなるのか】について 説明いたします。 【なぜ善玉菌は減るのか】 生まれたときの赤ちゃんは無菌状態ですが、生まれた直後から母親を通して又、 外気を通して雑菌が進入してきます。そして免疫を徐々に確立をしていきますが、 免疫の確立に最も重要な役目を果たす要因が「腸内細菌」の定着です。 腸内細菌は一定のバランスを保って定着していますが菌叢のバランスを崩す 要因、加齢・社会的ストレス・抗生物質の服用などが働いても、元のバランスに 回復しようとする力を「菌叢」は持っています。が、このような菌叢のバランスを崩 す要因が長期にわたって絶え間なく加えられると菌叢は異常を呈してきます。 【善玉菌が減るとどうなるのか】 菌叢が崩れると腸内の善玉菌(主に乳酸菌)が減少し、有害菌・病原菌が増加し 「腸内腐敗」が起こり、アミンなどの悪臭物質を作ったり、アンモニア・インドールな どの有害物質、ニトロソアミンなどの発癌物質が作られる。下痢・便秘などの症状 から感染症などを引き起こしやすくなり、直ちに悪影響を及ぼすことはなくとも長 期にわたって蓄積している間に疾患を発症したり、菌叢のバランスが崩れる事に よって高脂血症・動脈硬化・ガンなどの種々の重大な病気が発症しやすくなる。 |
− ヒトとの共存数百万年 − 人類数百万年の歴史の中に腸内細菌はヒトの消化管内に存在し続けてきました。 このことは既に100年以上前から1部の細菌研究者によって発見されました。その 後1部の研究者によって「ヒトの生理に深く関わりながら相互依存・共生関係にあり ヒトの生命維持は勿論のこと、ヒトの健康維持に重大な役目を果たしていることが次 第に解明されてきました。特に「免疫」との密接な関係はさらに腸内細菌がクローズ ・アップされる今日となってきました。ここではその腸内細菌の人間に対する影響を 勉強しましょう。 |
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