デジタル・サイド

このコーナーでは、「コンピュータ」「コミュニケーション」をキーワードに、 音楽の新しい楽しみ方を考えていきます。

5月21日放送分:MIDIデータを聴こう。(実践編)

前回のあらすじ

打ち込み初心者には、まず他人の作ったMIDIデータを聴くことをお勧めします。 シーケンサを使えば、特定のパートだけを聴いたり、 逆に特定のパートを消して聴いたり、 音色を変えて聴くことができるので、 打ち込み・曲作りの参考になります。

前回の補足

MIDIデータの入手方法として、 「店頭で購入/ネットで購入」という方法を紹介しましたが、 これらはあくまで既成曲(ポップス・ロックなど、メジャーなアーチストの楽曲) を有料で買う場合の話です。 でも、ネットで入手できるMIDIデータは既成曲だけではありません。 多くのアマチュアミュージシャンの方々が、 自分のホームページやパソコン通信でオリジナル曲のデータを 無料で公開しています。

曲作りの参考にするという観点で言うと、 自分の好きな既成曲のデータを解析するのが最もとっつきやすいとは思いますが、 自分と同じ「アマチュア」という立場の人の曲を聴くのも 役に立つのではないでしょうか。

アマチュアといっても、 プロに負けないくらい素晴らしい曲を作る方も大勢います。 そういう方のデータはいい参考になるでしょうし、 曲の感想をe-mailで送ってあげたりすると喜ばれるでしょう。 「この音色はどうやったら出せるのですか?」 とか、相手の迷惑にならない程度に質問をして、 打ち込みのノウハウを教えてもらうのもいいですね。 逆にあまり上手でない人のデータも、 それはそれで反面教師というか…。 「人のふり見て我がふり直せ」という観点から聴けば、 決して無駄ではないと思いますよ。