星☆までひとっ飛び

 
再び那覇市内に戻ってきた。上間(うえま)バス停で下車し、国場川(こくばがわ)沿いを西進していくことにした。何の変哲もない生活河川をひたすら歩く私は、ひょっとして「イカのおすし」で撃退されやしないだろうか?……すいません、ただ「イカのおすし」をどうしても絡めたかったんです……。
 
真面目な話をすると、これは警視庁防犯標語。子供が犯罪に巻き込まれそうになったとき、「イカない」「乗らない」「大声で叫ぶ」「すぐ逃げる」「知らせる」を実行しようということで、その頭文字を取ったわけだ。全国の小学校などで結構普及されているものらしい。

川沿いの掲示板で発見してしまいました。この女性、ある有名なタレント兼漫画家のお姉さんですが、それはいったい誰のお姉さんでしょう? ヒントは、小さく「中沢初絵」という名前が出ていますが、同じく本名が中沢という男性です。目元が似てるかな?(でも、これで分かったら結構すごいかも)
 
幅の狭かった国場川(左上写真の左)は、長堂川(ながどうがわ、同右)と交わると、川幅が一気に倍になる。
 
少し歩くと、真玉橋(まだんばし)という橋にさしかかる。そばに、かつて石橋だったときの遺構があった。
 
1522年、琉球王朝のあった首里と南部を結ぶ橋としてかけられたときは、木造の橋だった。1708年に石橋にリニューアルされ、それから100年後に大雨で一部が破壊されたため、1836年に大規模な改修工事が行われた。沖縄の石造文化を誇る橋となったが、またも約100年後の1945年、沖縄戦によりついぞ完全に破壊されてしまった。1996年、戦後に造られた橋の改修工事に伴う発掘調査により、現在の遺構が見つけられたという。
 
いよいよ、今回の旅の旅たるゆえんの場所。全体図が何だか子宮のように見えてきた。2つに分かれる先っちょは卵巣? 奥のほうからいよいよ………。

「漫湖」へ。
 
漫湖に沿ってランニングロード。1人のおたま…じゃなく、男が走る。

来た方向を1枚。ランニングコースの折り返し地点。

漫湖行き止まり。その先で受………。


漫湖、満ちる。たっぷりと。
  
漫湖、スパイシーワイルドなおフランスのかおり。

漫湖のほとりの茂み。
 
漫湖の中の茂み。
 
それは、小さいマングローブだった。

無数の襞…じゃなくて建物。

 
漫湖の上…いや、漫湖の中心?に勃つ…もとい立つ。
 
漫湖の上のアーチ。

漫湖で釣り。略してマン………。

OH,REAL!! JESUS JESUS JESUS..........うーん、かえって目立ってないか?
 
心地よいひと汗流して(?)、ゆいレールの奥武山公園(おうのやまこうえん)駅へ。ちょうど、公園の敷地で物産展をやっていて、結構人で賑わっていた。
 
駅付近を散策。駅の近くにこんな湧水を発見した後、駅そばの「食堂とんがらし」に入ることにした。
  
内装は「学校近くの喫茶店」っぽい。昨年2月にできた食堂とのこと(店主談)。夕方になって涼しくなってはきたが、数km歩いて汗を結構かいた。デザートで氷ぜんざいを頼んだ。
 
メインはタコライス。550円。牛肉と鶏肉が選べるようで、鶏肉をチョイス。味といい見た目といい、ホントに学校帰りとかのノリがする。ぜんざいは、ミルクがかかっていないオーソドックスなものだったが、これはこれで結構物足りてしまった。きっと、気持ちいい汗をかいた!からだ。

時間があるので、ゆいレールに乗る。向かった先は、
 
やっぱり、国際通り! それにしても、久茂地側の入口そばにできたファミマに、どう見ても修学旅行生らしき男女がやたらとたむろってたな……。
 
むつみ橋交差点(「オキナワンクリスマス」第6回参照)で折り返して、「琉球珈琲館」に入ることにした。南国の風が漂う喫茶店だ。2003年11月に一度入ったことがあり、このときは名物の「古酒(くーす)カレー」を食べた(「久米島の旅」第4回参照)。
 
雑記帳をふとめくると、ここにも修学旅行生が来たらしき痕跡が。
 
車が行きかう国際通りを見下ろしながら、「ぶくぶく茶」と「紅芋チーズケーキ」を堪能。ともに500円。ぶくぶく茶は、お茶のようなココアのような面白い味がした。ただし、ねっとりしたチーズケーキとはあまり合わないと思った。旅の締めは心地よい疲労とともに、ねっとり、そしてぶくぶく……(なに、この終わり方?)。(「エロときどきマジ」終わり)


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