●気になるフィーリング●
ですが、食いつきが良いのが良く分かります。雨上がり、ブレーキディスクに錆が出始めた時に走らせた一発目の食いつき感・・・と言うかドラムブレーキのようなサーボ作用が働いているような感覚と言いますか・・・。一番良いのが純正パットの様にジワジワ効き始めるのではなく、カツン!と言う初期制動が働くので、効きはじめが分かりやすい。軽く踏めば軽く、強く踏めば強く減速し、踏み力に応じて制動力がコントロールできますが、踏み込み力と制動力の立ち上がりが、踏み始めは比例していますがある場所からググっと強くなります。でもコントロールし難い感じではないと思います。泣きに関しては渋滞などでクリープで走らせブレーキで停止させるような状況や、車庫入れでバックで走らせたり、極低速時に「キーキー音」が出ますが、自分は気になりません。純正パットとは比にならない程の制動力が得られました。
問題点としては、NA1に社外パットを使用した際よく言われることですが、ブレーキバランスが今まで以上にフロントに感じるようになった点。抜けてヘタヘタになったダンパーの影響もありノーズダイブも大きくなり、殆どFRのようなブレーキフィーリングです。自分と同じようにストリートオンリーな方には問題ないと思いますが、サーキットや山道を走る方にはブレーキバランスを改善する必要があると思います。
あとブレーキダストの問題。交換後1週間後に洗車しましたが、今まで砂汚れしか無かったのに、洗剤をつけたブラシでホイールを擦ると、少し青みがかった粒子の細かい茶色い汚れが流れてきます。黒系の暗い色のホイールでしたらともかく、シルバーや白のホイールを使用している方には辛いかも知れません。
今回のブレーキパット交換は、手軽にフィーリングが変えられるのでコストパフォーマンス的にも満足のいくものでした。でもしばらくすると馴れてしまうんでしょうね。今後は前後のバランスを何とかしたいと思いますが、何時になることか・・・。ペダルタッチも何とかしたいし・・・。おとなしく乗っていれば良いのに、ついに禁断の一歩を踏み出した感じです。