通勤快速NSX号の使用目的は、その名の通り通勤。あとは近所のコンビニへ買い物に行ったりと「普段の足」として使っています。臆病者なのでサーキットを走る事はしないので、限界付近の挙動など走りに関しては分かりませんが、このページでは「普段の使い勝手」と「街乗りでの走り」を インプレッションしてみたいと思います。

 

トランクルーム

■トランクルーム■

 今となってはそれほど珍しくなくなりましたが、ガスダンパーを使用しているのでトランク内が無駄なく有効利用できます。写真に写っているタイヤは、純正リヤタイヤの「225/50-16」です。これより大きいサイズのタイヤは入りそうに有りません。ミカン箱も入りません。(多分)
 またこのトランクは、エンジンルームのすぐ後ろにあり、且つ真下にマフラーが有るので非常に高温になりますので、食料品は入れないほうがいいです。
 トランクに大きな荷物を積む場合のことを考え、ウエスや軍手など常備品は運転席後部に収まるよう、ハードケースではなく 布袋に入れてあります。


最小回転半径

■最小回転半径■

 NSXの最小回転半径は5.8mで、写真の状態でフルステアです。全長はそれほどではありませんが、幅があるのでもう少し小回りができてほしいです。道幅が狭い路地に入ったりすると、車幅感覚が確りしていないと曲がり角がチョッと大変かも知れません。
 このステアリングギヤ比の影響か、交差点を曲がる時などハンドルを切り込む(ハンドルを回す)量が多いように思います。まぁ慣れの問題ですが、自分の好みとしてはもう少しタイトなほうがいいです。


後方視界

■後方視界■

 普通の車でしたらリヤのピラーが邪魔して左後方は直視出来ませんが、全面ガラスの大きなガラスハッチのおかげで、左リヤが直接確認出来きます。なので意外とバックはしやすいかも。運転席から後ろを振り返ると、こんな感じに見えます。
 また走行直後に洗車すると、ガラスハッチが曇ることがあります。でも曇っても熱線が入っているので大丈夫です。


パワーステアリング

■パワーステアリング■

 NSXはATには標準でパワステが付いていますが、初期のNA1のMTにはパワステが付いていません。オプションだったかな?記憶が定かでは有りませんが、MT車を購入するときはパワステが付いているか確認してみてください。
 初期の電動モーター式パワステなので、なんと言うか油圧式のパワステとはまた違うフィーリングです。操作力は重くなく軽すぎもせず、ちょうどいい感じ。車庫入れのときも片手で操作出来るますが、手のひらでステアリングをクルクル回せるほど軽くはないかな。


運転席裏

■運転席裏■

 自分の身長は170cm。短足に加え、ステアリングを回しても脇が閉まるくらい、ステアリングに近いシート位置にしています。一般的に同じ身長の人のシートポジションより前方だと思います。で、そんな自分のシートが写真の位置。ちょっとしたショルダーバックや、手提カバン程度でしたらシート裏に入りますが、大きなカバンや荷物は入りません。通勤快速NSX号は傘やサンシェード?。冬には雪かきなどが常備されています。


ヘッドライト

■ヘッドライト■

 スーパーカーの代名詞、リトラクタブル式のヘッドライトです。ライト自体はプロジェクターなので、正面は比較的明るく照らしますが、横方向の光の広がりが少ないように思います。カーブなのでは進行方向が良く見えません。ホワイトバルブなどに交換すれば多少は改善するかな?
 またクーペにはフォグライトが付いていますが、ヘッドライトをアシストする程明るく有りません。現在HIDを装着しているので、フォグを点けてもHIDに負けてしまっていますが、霧が濃いときは多少違いが分かるので、イエローバルブに交換してみるのも面白そうです。


エンジン

■エンジン■

 日常の足として使うので気になるのが燃費。自分の使い勝手では夏場で6km/L程度。冬場の一番寒い時で5km/Lを割ります。標高が800m有り、また通勤時間も15分程で、水温が上がりきる前に着いてしまうので、どうしても燃費は悪くなる傾向にあります。なので余り参考にしないで下さい。
 日常のメンテナンスはオイルと冷却水の量を確認するくらいで、街中を走る程度でしたら全くのメンテナンスフリーです。自分はオイル交換は半年に1回。オイルフィルターも年1回交換。使用するオイルも部分合成油を使うことが多いです。


オートマチックトランスミッション

■オートマチックトランスミッション■

 プラネタリギヤを使用しない、トルコン式4速AT。シフトレバーの位置は高く、操作性はとても良いと思います。「D」レンジに入れたときに、ドンと衝撃というか大きな振動があり、1速クラッチが繋がり、大きなトルクが伝わるので、確りブレーキを踏んでいないと走り出しそうです。Dレンジ以外の3、2、1速ギヤにセレクトした場合、それぞれが変速せずギヤが固定されるので3速発進も可能です。
 エンジンのトルクが大きいので、乗り始めの時、信号待ちなどで確りブレーキペダルを踏んでいないと、ゆるゆると車が前進してしまいました。またロックアップには弱領域、強領域など細かく制御されるので、他車よりもダイレクト感があります。しかも減速時ロックアップにより、アクセルを戻すと比較的強く減速します。
 90年当時ATと言えば4速でしたが、現在は高級車をはじめスポーツカーは5速、中には6速のATが有る中、現行型も4速ATというのは寂しいです。


ブレーキ

■ブレーキ■

 NSXのブレーキはNA1とNA2ではディスク径、キャリパーのピストン径などが違うそうなので、ここではNA1の話。ミッドシップにも関わらず、どちらかと言えばフロントよりのバランス。もう少しリヤよりになればさらにブレーキバランスが良くなると思います。ATの影響があるかも知れませんが、他のNA1のオーナーさんもNA2のブレーキに交換しているようなので、多くの方がそう感じていると思います。
  効きに関しては純正パットではいまいち良くないように思います。踏み始めの初期制動が弱いし、ペダルを踏み込んだときの奥の利きもコントロール性が良くなかったように思います。
 ABSはドライ路面で作動すると減速Gが抜けてしまい、そのまま踏み続けるとペダルがどんどん奥に入り、あまり頭の良いABSとは言えません。威力を発揮するのは新雪の圧雪路面くらいでしょう。


雪上走行

■雪上走行■

 NSXで雪道を走る人は殆ど居ないと思いますが、自分はこれしか足が無いので走らざるを得ません。FFと同じように駆動輪の上にエンジンやトランスミッション、更には燃料タンクの重量が掛かるので、トラクションは良いです。問題はステアリングとブレーキ。確り減速しないとハンドルが効きませんし、ブレーキはフロント加重が小さいので、すぐにロックしABSが作動し始めます。ABSが作動したらブレーキを戻す勇気と、ギヤをニュートラルにする事を意識しながら走行すれば大丈夫でしょう。アルミボディーをぶつけたら高く付きますから、特に要注意です。



■おまけ■

       
助手席側ドアミラー   ルームミラー   運転席側ドアミラー

助手席側ドアミラー
ドアミラーは電動格納式ではありませんので、手で倒してたたみます。少し上方向に跳ね上げる感じかな。

  ルームミラー
純正は少し小さいので、平面鏡を被せています。後方視界は上下方向は狭いですが、左右方向は広く見えます。
  運転席側ドアミラー
ミラーの角度調整はドアにあるスイッチで行います。
    

 

 

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