いつからかアイドリング時や信号待ちで、どこからかともなくビリビリ音がしている事に気が付きました。最初はどこか内装が擦れて鳴っているのかと思っていましたが、どうもセンターコンソール周辺から音がしています。しばらくして、どうやらファンらしき物が回っている音だということまでは分かりましたが、「こんなところにファンなんて有ったっけ？」なんて感じで分からないでいました。調べてみると室内温度センサーにはファンが内臓されていることを知り、また他のオーナーさんのNSXも同じようなトラブルが発生している事を知り、交換してみることにしました。

　

	まずはインストルメントパネルを外します。アームレストを外し、次に時計を外して、センタデフロスタを外して・・・。以下省略です（笑）。相変わらずの手抜きですみません。自分の場合、ご覧のように社外のオーディオが取り付けられており、それが少し手前に出ているので、パネルの裏面が引っかかり外し難かったです。 　パーキングブレーキの調整状態によってはブレーキレバーのアジャストを緩める必要が有るようですが、自分の場合は一杯に引いた状態で外すことが出来ました。あと、ＡＴシフトレバーはシャフトの部分、左右２ヶ所のネジを外せば簡単に抜けます。
	こちらがインストルメントパネルの裏面です。自分も今回初めて見ましたが、思ったより複雑な形状でした。パネルを外すにはシガーライター、温度センサー、フォグ、アンテナのコネクターを外します。セキュリティーが付いている場合はLEDの線も外すのかな？
	タッピングネジ２本を外すと、アスピレータＡＳＳＹが外れます。が外してビックリ！見えている部分が室内に向いている面ですが、内部がホコリでいっぱいです。横に穴が有り、ファンを指で回す事が出来るのですが、ファンを回してみても正面からファンが回っている様子が見えないくらいホコリが溜まっています。指で回す限り、引っかかりや音がしている様子は有りませんでした。
	新品を取り付けました。交換前は内部の様子はよく見えませんでしたが、交換後はセンサー部はもちろん、イグニッションキーをON、OFFするとファンが回転、停止する様子まで確認出来ます。

　今回の交換目的である異音の発生ですが、交換後はもちろん音の発生は有りません。室内空気の取り入れ口に耳を近づけて、ようやく聞こえる程度まで音は静かになりました。交換前は、エンジンをスタートさせると「ビーン、ジリジリ・・・」と音がしていましたが、この音はまったく聞こえなくなり、エンジン音の定位がより後方になった感じです。
　また、エアコンの制御が少し変わったように思います。今まで室内温度が高い状況でエアコンを作動させると、最大風量で冷風が送られていた感じでしたが、センサー交換後は少し風量が落ちたようです。ホコリで空気の流れが妨げられ、なおかつセンサーを保温していたような状態だったので時々、掃除機などでホコリを吸い出したほうが良いかもしれません。

　今回、センサーを交換した訳ですが、純正マフラーで静かに走りたい方にとっては交換効果が有ると思いますが、走行中は異音は聞こえないのと、部品代が高いので簡単に交換出来ない部品の一つだと思います。費用に対する効果はなんとも言えない所です。マフラー交換されている方にとってはあまり関係のない話ですね。

　

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