日記

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2004年11月7日(日) SP2

WindowsXPのサービスパック2を入れてみた。

どうせ入れるならなるべくクリーンな環境で入れる方がいいと思ったので、購入直後の状態にリカバリ→ドライバアップデートの後SP2をインストール。結果、無事にインストール完了しました。今のところ正常に動いている模様。

SP2になって、セキュリティ関係の警告がうるさくなりましたね。まあ、世の中のPCの使われ方を考えると、このくらいうるさくてもいいのかも。

2004年11月13日(土) 勘違い系CDJ

ゲームミュージック中心のクラブイベント「勘違い系CDJ」に行ってきます(いま電車の中)。
帰ったら内容レポします。たぶん。

2004年11月13日(土) CDJ行ってきた


とりあえずかかった曲リスト(覚えている限り)のみ。
来たのが遅かったので5th stageの途中あたりから参加したわけですが。

※情報が入り次第随時追記します。
1st stage - YsK-与作

2nd stage - 忍者まつり第1部 / uchu-jin(ゲストボーカル:みろむぅ)
gentle stress
恋のしょほうせん(医療ミstyle-再検査) / すぺらんかー feat.生みろむぅ 他
(全曲リストはご本人のサイト2004/11/15付け「ぼやき」を参照)

3rd stage - spacetime
LOVE SHINE
巫女みこナース 他(全曲リストはご本人の日記2004/11/13付けを参照)

4th stage - K-TWO
u gotta groove
Keep On Liftin' 他(全曲リストはご本人のサイト2004/11/13付け日記を参照)

5th stage - 大嶋啓之 with Ninja Action Team(全曲リストは公式サイト「随筆」コーナー参照)
●忍者まつり第2部 / 大嶋啓之
ロンブローゾの檻 / 大嶋啓之
You Make Me 他

●忍者祭り第3部 / Ninja Action Team
Born (Geisha Diamond Mix) / RANDO:
スナッキーで踊ろう / 海道はじめ 他

6th stage - spacetime
butterfly
Dance Dance Revolution 他(全曲リストはご本人のサイト2004/11/13付け日記を参照)

7th stage - K-TWO
SURVIVAL OF THE FITTEST 〜適者生存〜 / 佐宗綾子 / from X-DAY
20, november 他(全曲リストはご本人のサイト2004/11/13付け日記を参照)

Secret Guest - kors k
Love Is Eternity

FINAL stage - YsK-与作
A
PARANOIA
PARANOiA KCET 〜clean mix〜
DXY!
sync
Colors
stoic
V
1st Samurai
One More Lovely
No.13
rainbow rainbow
Innocent Walls
quasar
lower world
rottel-the-Mercury
Abyss -The Heavens Remix-
LAB
電人イェーガーのテーマ
合体せよ!ストロングイェーガー!!
Giudecca
R5
DEPARTURE
Funky sonic World
under control
250bpm
MAX 300
The legend of MAX
THE SAFARI (KSD-Edit) / SLK-9888.sys
ZERO-ONE (simon respect mix + H) / SLK-9888.sys

ENCORE stage - K-TWO
BRAND NEW WORLD

2004年11月14日(日) CDJレポート(1) 忍者の遊び心

「勘違い系CDJ」の感想を書こうと思ったら、書くことがありすぎて全然まとまらない。強引に一言でまとめると
「楽しかった」
となるわけだが、ちょっと省略しすぎな気がするし。なので、今日から1日1ステージずつこの日記で感想を書いていこうかと思う次第。

最初にとりあげるのは和風テクノ音楽制作集団Ninja Action Team (NAT)のステージ、題して「忍者秋まつり」。

僕が会場に着いたのは16時頃、「忍者まつり第3部」が始まる頃でした。盆踊りをテクノサウンドに生まれ変わらせた"Born"、ハピコア正月ソング"Showguts"など、CD "NINJATRAPS"に収録されているオリジナル曲が主にかかってました。

で、ステージの後半はイカした(死語)曲のセレクション。1968年に発表された幻の電波ソング「スナッキーで踊ろう」、ヨーロッパで大ヒットし、日本では2ch系Flashアニメとともにネット上でブレイク中の「マイヤヒー」こと"DRAGOSTEA DIN TEI"。そして最後に「マツケンサンバII」!

会場は大盛り上がりでした。僕はといえば、会場に着いてテンションがまだ上がってない状態だったので若干ノリについていけなかった感がありましたが、「和風テクノ+電波ソング」っていうチョイスがかなり僕のツボにはまりまして(笑)。フロアの隅で楽しく聴いていました。

エンターテインメントの世界では「遊び心」って重要だよね。「遊び心」を出すためには、作る側に余裕がないといけない。

余裕とは何か…?

思うに、「自分の能力が、必要最低限のラインを超えるのに必要なレベルをどれだけ
上回っているか」ってことじゃないだろうか。

NATってのはすごく「遊んでる」集団だと思った。「ハウスカレー」にちなんで「カレー」をテーマのハウスを作ってみようとか、その発想自体が遊び心のカタマリ。そしてそれは、個々のメンバーが高いポテンシャルを持ってるからこそできる技なんだろう。

何はともあれ、楽しい「忍者ショー」を見せていただきましたよ!

([]゚Д゚) < シマッタ! CDカウノ ワスレタ!

※現在、「マイヤヒー」のビデオクリップがフランスのテレビ局"M6"のサイトでフルコーラス見られます。やっぱ人気あるのねこの曲。

2004年11月20日(土) CDJレポート(2) ダンス・パーティー

NATのライブに続いてはspacetime(じくう)氏によるDDRタイム。初期の曲から最新作DDR EXTREMEに向かって、DDRの歴史をたどっていくとともに、徐々にテンポアップしてテンションを上げていく、そんな選曲でした。

楽しかった。タイトルと曲が結びつかない曲もかなりあったけど、一度も聞いたことない曲はなかったからなあ。ちょうど家庭用5thを買ったばっかりだったので、"OOPS!...I DID IT AGAIN"とか"B4U glorious style"とか5thのロング曲が多かったのがタイムリーな感じでした。"Groove 2001"も良かった。平田さんの曲はゲームよりダンスフロアの方が似合いますね。

後半のDancemania SPEED祭は速いの苦手な僕には結構きつかった。でも"CAPTAIN JACK"は楽しかったな。

レーフ  三゚Д゚)
ラーイ (゚Д゚ 三
レーフ  三゚Д゚)

リアルでこんな感じですた。

お客さんはどんな様子だったかというと、常連さんだと思われる人たちが大はしゃぎでした。何かフロアの真ん中でハイタッチし始めたりとか。曲によっては、お約束的振り付けみたいなのがあったんでしょうか。僕はお客さんの大部分を占めるDDRerの方々とは一切面識がないので、ハイタッチ集団には近づけなかったので(笑)、フロアの端っこでマイペースで踊っていました。僕みたいに、自分なりの楽しみ方を見つけるのが得意な人はいいんだけど、そうじゃない人の場合アレを見て引いちゃう可能性は否めない。「勘違い系CDJ」が身内イベントと揶揄されるゆえんがちょっとわかった気がしました。

でも、そういうノリも含めて「ダンスパーティー」と呼ぶのにはふさわしいステージだったと思います。フロアの隅っこでマイペースで踊ってるだけでも楽しかったし。

2004年11月20日(土) CDJレポート(3) DJ気質

20, novemberにお送りする「勘違い系CDJ」レポート、続いてはK-TWOことクボタ氏の5鍵盤beatmania特集。K-TWO氏がこのイベントにレギュラーで出るのは今回が最後になるとのこと。

感動しました。マジで。

テクノ、ハウスを中心とした60分の選曲。単に流すだけじゃなくて、かなり多くの曲に独自のeditが入っていたようで、曲によってはcomp2のアナザーみたいに音ネタ単位でリミックスされていたようです。それがまたうまいこと曲の良さを引き立ててまして。

僕は「ギタドラの曲を実際にバンドで演奏する」という活動を今してるわけですが、それをbeatmaniaにそのまま置き換えたのがこのK-TWO氏のプレイだったんじゃないかな。実態はともかく、元々のbeatmaniaのコンセプトはDJシミュレーションゲームだったわけで、じゃあその曲を実際にクラブでかけて踊ってしまおうという発想が出てきても不思議ではない。それが現実になったわけで。とても楽しい体験をさせてもらいました。

もう一つ、これも僕自身の音楽経験と関連して思ったことなんですが、「DJ気質」ということを考えさせられました。以前テレビで、どこかの音楽評論家が
「DJというのは、自分がいいと思う音楽を人に聞かせるのが大好きな人種である」
と言っていました。僕は以前DJ Charlieと名乗ってかつしかエフエムでラジオ番組をやっていたわけですが、その頃もやっぱりそういう考え方は常に頭にありましたね。
「この曲いいでしょ! 聴いて聴いて!」
みたいな(笑)

「勘違い系CDJ」のDJの方々は、その場でCDをつないでいるわけではないので、ごく一般的なクラブDJの定義からは外れるわけで、その点においてとやかく言われることも多いようですが、「自分がいいと思う音楽を人に聞かせる」という考え方自体は「DJ気質」そのものなんじゃないかな。

後半で流れた"NORTH"や"BRAND NEW WORLD"は、今まで特に気にも留めてなかったけれど、
今回のCDJをきっかけで大好きな曲になりました。きっとK-TWO氏の「この曲いいでしょ! 聴いて聴いて!」オーラが伝わったんでしょうね(笑)

2004年11月21日(日) CDJレポート(4) ラスボス

鳴り止まない「クボタ」コールに送られてK-TWO氏のステージが終わった後、与作氏のハイスピード地獄90分一本勝負が始まる…と思いきや。与作氏曰く
「お前らに10分間だけ猶予をやろう。コースケー」
と、ここでシークレットゲストとしてkors k氏(本物)が登場。今回のCDJのために作ってくれたという"Love Is Eternity"のロングバージョンを披露してくれました。ゲームサイズよりもトランス的要素が強くて、かっこいい曲になってました。

で、いよいよラスボス与作氏の登場。

"1st samurai" "One More Lovely"他、アッパーなナンバーが畳み掛けられる中で客が踊る、跳ねる、叫ぶ。そして与作氏がプロレスラーのマイクアピールばりにひたすら煽る。

何かの宗教儀式かと思いました(笑)まあ、ライブと宗教は似てるという話はよく言われることですが。

僕はといえばその盛り上がりにはついて行けず、( ゜Д゜)ポカーンとしながらもひたすら縦ノリ。縦ノリしてる時点でここはクラブなのか?ライブハウスなのか?と混乱する僕ガイル。そんな僕の思考を全く超えたところでどんどんヒートアップする会場。

この熱狂が「勘違い系CDJ」の正体だったのか…。

後半の方では、与作氏が主宰のCDレーベル"Diverse System"から出ているBEMANIリミックスCDの曲がいくつか含まれていたようです。会場のお客さんは結構みんな曲を知ってたみたいで、掛け声とかかけてました。

僕はDiverseのCDを持ってないのでよく知らなかったんですが、最後にかかった"THE SAFARI"と"ZERO-ONE"だけはあまりに強烈なインパクトがあったので、家に帰って思わず調べてしまいました。CD買おうかしら。…と思わせてしまうところが忍者の罠ですか!流石だな!

与作氏のプレイは、終始「お前ら俺について来れるか!」という一貫した姿勢が見られました。「音と戦う」っていう発想ってすごく音ゲー的だなとか思ってみたり。もしかしたら、DDRのスタッフがPARANOIAやMAXシリーズを通じてユーザーに挑戦状を叩きつけたのと同じことを、与作氏はCDJを通じてやろうとしてるんじゃないだろうか。

2004年11月22日(月) CDJレポート(5) BRAND NEW WORLD

与作氏による阿鼻叫喚の90分が終わり、感動のフィナーレへ。今日登場したDJの方々がステージに上がって挨拶などした後、K-TWO氏に捧げるアンコールとして"BRAND NEW WORLD"が再び流れました。

実は当日の正午頃まで、行こうかやめようか、すごく迷っていたんです。「勘違い系CDJ」っていうのはもともと与作氏主催のオフ会として始まったイベントらしいので、きっと内輪受け的要素が強いんだろうなあと思っていて。

で、行ってみてわかったこと。
「勘違い系CDJ」は、「拡大解釈的内輪」向けのクラブパーティだと思った。

「拡大解釈的内輪」っていうのは僕がいま勝手に考えた概念。いわゆる「内輪」というのが「知り合い」とか「同じ組織に所属する人々」とか、明確な境界線で定義された集団のことだとすると、「拡大解釈的内輪」とは「同じ価値観を共有できる」という、あいまいな境界線で大雑把に定義されている集団のことを指す。これ、割とどんなイベント・集団・見世物にも共通する考え方だと思うんだけど。

で、既に書いたとおり、僕はDDRerのコミュニティとは全く接点のない人間なので、「勘違い系CDJ」に出る人とも一切面識もないし、Diverse SystemのCDも持っていない。だから、明らかに彼らの「内輪」ではないんだけど、「beatmaniaとDDRが好き」「音楽が好き」という共通の価値観によってくくられた「拡大解釈的内輪」の人間なのだろう、と思った。

そんなわけで、僕はすごく楽しみました。疲れたけど。何ていうか、「楽しいイベントかどうか」じゃなくて「自分が、そのイベントの楽しみ方を見つけられるかどうか」が重要なんだろうな。今回は70人くらいお客さんがいたらしいんだけど、フロアの真ん中で大騒ぎしている人もいれば、カウンターでまったり飲んでいる人もいる。きっと70人それぞれ楽しみ方が微妙に違っていて、その楽しみ方はもしかしたら他の人から見れば「勘違い」に見えるかもしれないけど、それはそれでいいんだろうと思った。

最後になりましたが、「勘違い系CDJ 11th」の関係者の皆さん、おつかれさまでした。楽しい時間を過ごさせていただきました。赤の他人の分際で書きたい放題書いてしまって申し訳ありません。音ゲーの楽しみ方の新たな世界−BRAND NEW WORLD−を見せていただいた気がして、音ゲー関連イベントに携わっている人間として、また音楽をかじっている人間としてもいい刺激になりました。今後のご発展を心からお祈りしています。

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Akiary v.0.51