一月の下旬に日本を発って、タイのウボンラチャターニーを振り出しに、
パクセ→バンパポー(象使いの村)→パクセ→パクソン→サラファン→セポン→ラオバオ→フエ
(バス移動)
ハノイ→トンザオ→ライチャウ→サパ→ホコウ
(バス移動)
パンジファ→リージャン→トゥンディエン→デーチン→ウエイシー→ダーリ
(バス移動)
ジンホン→ルアンナムター→ムアンシン→シェンコック
(ボート)
パクベン→ウドンサイ→ルアンパバン→ビエンチャンと走り、
タイのノンカイで今回の旅を終え、5月2日に帰国しました。
ハノイ、サパ間の道は、噂通りなかなか楽しく、とりわけトンザオ、ライチャウ間は、カ ルスト台地に刻まれた、深い谷筋の道で、今まで走った中では、東南アジア屈指の道と思えるほどでした。
雲南省のデーチン近郊では、思わぬ山を見ました。ツエルマットから見たマッターホルン、ポカラから見たマチャプチャレに勝とも劣らない、優美にして峻険な山でした。
最初それは、梅里雪山かと思っていたのですが、羊飼いに尋ねると、「メーツモー」と言う返事が返ってきました。「美子姆」と書くそうです。
サイクリストにとって、雲南省は、世界でも最も旅がしやすい所では無いか、と思っています。
街道沿いでは、山間部を除くと、3〜40キロ毎に、宿場があり、宿の位置、距離、路面状況等が筆談で教えてもらえる上、住宿、食宿、旅館等と書かれているので見落とす事も無く、又食堂では、どんな小さな所でも、何種類かの肉や野菜が置かれており、私の胃袋を満たしてくれました。
ラオスはタイに比べると、田舎が広く長く続くというのが印象ですが、起伏が少なく、人々が温厚で、タイ北部よりも遙かに安心して走られる場所でした。
ムアンシンの市場はなかなか楽しいところでしたが、フルコスチュームのピュアーなアカ族の人は、3日間で、2人しか見かけませんでした。
しかしシェンコックでは、ほとんどのアカ族の人が、フルコスチュームでしたが、市は月曜だけのようなので、確認が必要です。
ルアンパバン、ビエンチャン間、とりわけカーシーまでの道は、旅の最後を飾るのにふさわしい美しい道で、東南アジアのベストコースに挙げたいと思えるほどでした。
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