販売・生産・搬送計画率案支援システム・アプリケーションルール

はじめに

これまで作成したER図とエンティティ・プロセス関連図を元に,DFDを作成し,アプリケーションルールを定義します.今回はDFDをコンテキストダイアグラムから書き始め,徐々に詳細に記述しています.しかし,これは“DFDはコンテキストダイアグラムから書き始め,段階を追って詳細に記述しなくてはならない”ということではありません.書きやすいレベルから書き始め,詳細と統合を繰返すことも大切です.

コンテキストダイアグラム

まずコンテキストダイアグラムで,当システムと他システムとのデータのやり取りを明らかにします.業務概要だけでなく,エンティティのライフサイクルの定義で明らかにした他システムが果たす役割も参照します.

図1.コンテキストダイアグラム
図1.コンテキストダイアグラム

プロセス「販売・生産・搬送計画立案システム」の内部記述

コンテキストダイアグラムのプロセス「販売・生産・搬送計画立案システム」の内部を記述します.データストアがDFDに現れます.これは,ER図のエンティティに対応します.矢印が不自然に交錯しているところがありますが,Visio2002の使い方に慣れていないせいです.

図2.生産・販売・搬送計画立案システムの内部
図2.生産・販売・搬送計画立案システムの内部

プロセス「販売計画立案」の内部記述

プロセス「販売・生産・搬送計画立案システム」は4個の内部プロセス(販売計画立案・生産計画立案・搬送計画率案・担当者任免)からなります.全てのプロセスの記述は大変なので,この中のプロセス「販売計画立案」のみ記述します.

図3.プロセス「販売計画立案」の内部
図3.プロセス「販売計画立案」の内部