工事の概要＜家を建てるには＞

工事の種類	項目	参考
仮設工事	縄張り	建築主や監理者立会いのもとに、敷地に縄を張り、敷地境界線の離隔距離や、建物の配置等を確認します。
仮設工事	足場・仮囲い	工事に必要な足場や危険防止、飛散防止のための仮囲いをします。（工事がある程度進行してから行います）
土工事・基礎工事	地盤の確認	地盤の調査はなるべく早い段階で行いましょう。現地で地盤の確認をします
	根切	設計図に基づき地面を掘削します
	地業	基礎のしたの地面を固めます（割栗、砕石等）
	基礎工事	布基礎、べた基礎等の工事をします。（場合によって杭の工事が必要です）
	地下室	地下室の活用を参照して下さい
木工時	材料	設計段階で選定した材料の確認をします
木工時	防腐・防蟻措置	シックハウス対策の項を参照して下さい
木造躯体工事	軸組み・床組み・小屋組み	土台、柱、間柱、軒、床、屋根等組上げます
木造躯体工事	筋かい・耐力壁	耐震性能を増すため筋かいや構造用の合板等を施工します。
コンクリート・鉄骨造の躯体工事	コンクリート工事鉄筋・型枠工事	鉄筋コンクリート造の場合、鉄筋工事や型枠工事も入ってきます
	補強コンクリートブロック工事	木造の場合でも、水まわり等でブロックを使用する場合があります
	鉄骨工事ＡＬＣパネル工事	鉄骨造の場合、鉄骨や高力ボルト、溶接、外壁に使用するＡＬＣパネル工事等があります。
屋根・防水工事	下ぶき	木造の場合屋根の野地板（下地材）を施工しアスファルトルーフィング等の施工をします
	金属板ぶき粘土瓦ぶき厚形スレートぶき屋根用石綿スレートぶき水切り・雨押え	色々な屋根材から選定した屋根を葺きます。金属板等の屋根材を施工するときは錆びや結露防止にも特に注意が必要です。瓦など重い材料を使用する場合は地震に対する配慮も必要です
	樋	樋の選定の仕方でも住宅のイメージはかなり変わります
	アスファルト防水・シート防水・塗膜防水（塗布防水）	コンクリート造や鉄骨造の場合（陸屋根場合）は防水工事をします。＊品確法で防水に関しては十年間の保障が義務付けられました。（当然のことですが）
断熱工事	材料選定	設計段階で断熱材を選定します
	施行部位	施工する場所も設計段階であらかじめ決めておきます。外壁面や床、天井又は外気に接している部分（駐車場等）には断熱材を施工します。
	断熱性能	住宅金融公庫の基準では地域によって断熱の性能が決められています
	断熱材・防湿材の施行	外気や湿気が中に入らないよう防湿材の施工をします。

造作工事	床板張り敷居・かもい内外壁下地外壁板張りサイディング張り塗装亜鉛めっき鋼鈑張り内外装板張り内壁の石膏ボード張り天井下地、天井張り、階段	＊屋根や外壁の工事の次には内外部の造作工事（大工工事）に移ります。
	開口部廻りシーリング処理	＊シーリング材はポリイソブチレン系のものが現時点では性能がよいようです。
	小屋裏換気	＊小屋裏にも換気口は必要です。
左官工事	モルタル下地ラス工法モルタル塗り石膏プラスター塗りドロマイトプラスター塗り繊維壁塗りしっくい塗り土壁塗り等	＊モルタル等の調合や下地の施工状況、養生の仕方によっては、ひび割れや剥離の原因にもなりかねません。
内外装工事	タイル張りフローリング畳敷きカーペット敷きビニル床タイルビニル床シート壁紙張り仕上塗材仕上げ	断熱工事や造作工事が終わったら内部の仕上げ工事を行います。＊シックハウスの項を参照して下さい
建具工事	金属製建具	サッシュや玄関ドア門扉など
	木製建具	内部木製建具、障子、ふすま等
	建具金物	金物も様々な種類があります
	ガラス	普通板ガラス、網入りガラス、複層ガラス、合わせガラス、強化ガラス、ステンドグラス等
塗装工事	工法	＊シックハウスの項を参照して下さい
給排水設備工事	給水設備工事給湯設備工事排水設備工事	給排水設備工事は各種工事と平行して随時行います。
ガス設備工事	ガス設備工事ガス機器等	ガス工事も各種工事と平行して随時行います。
電気工事	電力設備弱電設備	照明、コンセント、電話、ＴＶ、住宅情報盤（火災報知器、ガス漏れ警報、火災感知器、非常押しボタン、防犯センサー、防犯カメラ、電気錠、インターホン等）の工事をします。
衛生設備工事	衛生設備	洗面器、手洗器、大小便器、キッチン、浴槽等
	し尿浄化槽工事	下水道が完備していない地域では浄化槽が必要となります。
	換気設備工事	浴槽、トイレ、キッチン等換気に換気設備を設置します
	雑工事	その他、太陽熱温水器、ソーラー発電等

最終更新日 : 2001/05/04