画材については、特にこだわりがあるわけではありません。身近にある画材屋さんで手に入る物で充分満足しています。しかし、「紙」だけは描く作品により使い分けています。私の場合は、絵を描き始める前に、だいたいの仕上がり具合をイメージしておきます。その段階で、どの紙を使ったらイメージ通りの作品に仕上がるかをまず初めに考えます。「滲み」を多用して描くのならARCHESを、細くはっきりとした線で描くときはMONTVAL
CANSON、普通の風景画ならFABRIANO
UNO・・・などといった感じです。
筆も1本数百円の物をずうっと使ってきましたが、REMBRANDTの絵の具にセットされていたRED
SABLEの6号丸筆がとても描きやすく、最近はほとんどこの筆1本で描いてしまいます。F4号のスケッチブックにはこの程度の太さで、ほとんど全てなんとかなってしまいます。弾力があり、穂先もきっちりまとまるのでとても重宝しています。
その他、スポンジブラシ・マスキング類・カッターナイフ・紙やすりなど、結構使用頻度は高いです。デッサンはほとんどHB
0.5mmのシャープペンシルです。製図用でも何でもない、普通の文房具店に売っている物です。削らなくていいし、HBなら紙が汚れる事も少ないので、もう手放せません。
|