上海・蘇州・杭州・烏鎮・無錫5日間
(’05.9.14〜18)
      
24年振りの中国でした。昨今の中国事情はマスコミ報道などで、見たり・聞いたりして昔とは相当変化して印象を持ってはいましたが、実際に行ってみるとその変貌ぶりは想像を遥かに超えていました。東京オリンピックの頃や、’80年代後半のバブル期の日本を彷彿させるような沸騰ぶりでした。

今回の旅行は、’04年12月のロンドン旅行と同様に、新聞広告のツアー料金の余りの安さに衝動的に申し込んでしまいました。最近の海外旅行はこんな調子で決めることが殆どです。ちょっと安直過ぎて恥ずかしい!

中国旅行はヨーロッパ方面に比べて、飛行距離が短く、時差も1時間なので体力的には楽です。そして、世界遺産などの見所も多く、ツアー料金が安いことが何と言っても一番の魅力です。
西安・敦煌・シルクロード・桂林・チベットなど、行きたい所が目白押しなので、これからの海外旅行は中国通いが続きそうです。
「今回の旅行の印象」
上海の9月の平均気温は、最低20℃、最高27.4℃程度で東京並みになっているのですが、今回の滞在中の最高気温は33〜36℃と真夏のような暑さでした。また湿度も高く辟易しました。偶々暑くなったようですが、この地方の旅行は10月以降の方が良いでしょう。
中国の物価は二重価格で、外国人に対しては意外に高いです。レストランでのビール中ジョッキが25元(約360円) ミネラル水4元(約60円)。24年前に土産で買った清涼油(タイガーバームに似た万能塗り薬)を今回も買って来ましたが、値段は約10倍になっていました。
観光コースで立ち寄る土産店は殆ど日本人専用のようで、結構高い値札が付いています。必ず値切って買わないとバカをみます。デパートでもディスカウントするので、買う時は粘りに粘って値切りましょう。
尚、帰りの杭州空港の免税店の方が土産物の値段が安い印象でしたので、慌てて買わない方が良いかも!
成田空港での為替レート(Cash)は、640元/10,000円でした。現地ガイドは690元/10,000円で両替してく れたので、現地で換えた方が得です。
上海は言うに及ばず、杭州、蘇州などの地方都市でもハイテク産業の進出でマンションの建設ラッシュでした。マンションの価格も高騰していて、上海都心部では1u当り3.5万元(約50万円)で日本並みの値段になっています。郊外では1万元(約15万円)程度ですが、所得水準が日本の1/10位ですから相当な高値です。現地ガイドも不動産投資は危険だから手を出さない方が賢明だと言っていました。
ツアー料金が安いので、ホテルのグレードは三ツ星級でした。日本のビジネスホテルより部屋の面積も広く、特にトラブルもありませんでした。
全食事付でしたので、レストラン選びの煩わしさがなくて良かったです。食事は昼・夕食は中華料理で、朝食はバイ キング方式でした。内容は可もなく不可もなくでした。ただ朝食はバイキングで上海のホテルを除いてコーヒーが無いのが不満でした。さすがに上海は国際都市で、欧米人が多く宿泊するので、コーヒーを置いていました。
意外にも高速道路網が発達しています。悪名高い日本の道路公団を見習ったのか、料金所がちょくちょくあり頻繁に料金を徴収されていました。交通量が激増したため、片側2車線を4車線にする拡張工事があちこちで行われていて、大渋滞が発生しています。運転マナーが悪く、我々では怖くて運転出来そうもありませんが、彼らの運転技術は素晴らしく、ちょっとした隙間があればすかさず割り込んできます。
フライトはJALでした。杭州空港への直行便ですが、ローカル空港なので乗客は余り多くないようです。それで団体ツアーに安くしているのかも知れません。
現地ガイド(中国人)が5日間付っきりで案内してくれました。日本に来たことが無いと言っていましたが、日本語はとても上手でした。治安が良くないから気を付けるようにとか、ホテルにチェックインしたら設備に不備がないか電話で訊ねてくれたりとか、中々気配りの良い人でした。

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