ITALY  
1999.1
ミラノベネチアローマオルヴィエート


2年前に一度行って大のお気に入りになったイタリアに2度めの旅です。
大手旅行代理店のミラノ・ローマ8日間のフリーツアー。
飛行機とホテルとホテルまでの送迎、朝食のついているフリーのツアーです。
前回の旅行ではスリにやられているので今回は気をつけるぞ!と意気込んでた。

注)カナリ縦長の展開になっております。読むのが大変だと思います。スミマセン…。見たい上記の都市名をクリックしたほうが楽かな?


 イタリアらしいのかも?A航空

初めてA航空を利用した。思ったこと→さすがイタリアの航空会社だ…。
なんてゆーか、日本人の私にはいいかげんに感じました。(イタリアに対する偏見かな?ごめんよう)
往路での私の座席は何もしないのにリクライニングポジションになってしまう座席でした。
きちんとメンテナンスしてください…。頼むよ。
帰りの飛行機では私の前のおじさんが何もしないのにリクライニングポジションになってしまう座席で、
こっちが申し訳なくなっちゃうくらいに恐縮してました。おじさんのせいではないんだけど。
頼む!整備だけはきちんとしてくれー。乗客の身としては安全が確保されているかも不安になっちゃうよ。

 ミラノ なんかビビりまくり。初めてのミラノ〜

ミラノでは最初、かなりビビってました。中央駅周辺は危ないから気をつけなさいとかいろいろ言われて…。
(ミラノ中央駅構内には麻薬患者の人がたくさんいるとの事…駅ではやっぱりそれらしい人見ました。)
翌日、緊張しつつ観光に繰り出した私達なのです。
ホテルは中央駅から車で10分くらいの「HOTEL EXECUTIVE」。きれいでしたよ。部屋もベットも広かったし。
中央駅とは違う路線ですが国鉄のガリバルディ駅がホテルのすぐ近く。ここの駅前からタクシーに乗りました。
イタリアで初めて乗るタクシーでした。2年前の旅行ではタクシーに乗るとボラれるという気がして、
(前回の旅行も騙す人多くて…おつりとか)恐くて乗れなかったのです。タクシー初チャレンジです。
「最後の晩餐」のあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会が最初の目的地です。
会話本のページをさがし「〜までお願いします。」という単語を丸暗記し「アッラ、〜、ペルファボーレ。」
運転手さん、うなずいた!通じたよゥ。ほっ。
この運転手さん親切で、あれは何々、これが何々と解説をしてくれながら走ってくれます。
ちなみにイタリア語なのできちんとは理解不可能…。
「なーにぃ、運転手さん親切じゃん。」などとノンキにしつつ良い気分でS・M・デッレグラツィエ教会へ到着。
「グラーッツェ!」といいタクシーを降りた。O島さんが「アレ?おつりが違う気がする?アレ?
いくら払ったんだっけ???ん?」と頭をひねらせてる。「あーっ!おつり0(ゼロ)がひとつ足りない!」
気づいたときは時すでに遅し。到着してすぐの翌日で金額の感覚がわからなくなっている私達をごまかすのは
ちょろいことだったようです。イタリアリラって0(ゼロ)がやたら多いんだもん。
やっぱりイタリアって油断できない…。
(参考:1000イタリアリラ=約80円くらい?)

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会からドゥオモまでは路面電車に挑戦!
切符はタバッキで仕入れる。
「バス、チケット、ペルファボーレ」とか言ってS石さんが購入。
ペルファボーレ(お願いします)しかイタリア語じゃないよなー。ぷふふ。でも、通じるよ。どうにか。

お昼ごはんはドゥオモを見ながらの揚げパン(?)の立ち食い。
ドゥオモのそばのデパート、「リナシェンテ」の裏の辺に行くとある、
「Panzerotti Luini」ルイーニというパン屋で購入。
ガイドブックにも載ってたし、以前テレビで森久美子さん(鶴田真由ちゃんも出てた)がお勧めしていたのを見て
ぜったい食べてみたかった。やっぱり美味しかったー。

きょうの難関は中央駅にベネチアまでの往復切符を購入に行くこと。
次の日に利用する特急1等車の指定席を予約しにいくのです。問題は言葉ができないということ。
紙に希望を箇条書きにします。(イタリア語会話本参照して)
・ベネチアまでの切符をください。特急で。
・往復切符ください。
・1等車の予約をお願いします。
・4枚ください。(4人分ね)
・明日です。
・何時と何時の特急にしてください。(これは事前に日本で買ったトーマスクック時刻表で調べた)
この箇条書きを書いた紙を見せると(渡すと)良〜く読んでくれて、確認をしながら切符を発行してくれます。
どうにか切符購入OK。おつりもバッチリ確認したよ。ホッとしたのでグッチに買い物に行く。

夜は名物ミラノ風カツレツを食す。
ミラノに来たらミラノ風カツレツだけは食べてみたかった。だってミラノ風だよ!?(どんなだ?)
美味しいっ!でも、残しちゃった。ゴメン。大きすぎたよー。
食べ過ぎて苦しくて死にそうになった…。

 ベネチア 〜美しい水の都〜

朝、超早起き。朝食も食べずに出発です。ホテルから地下鉄にのり、中央駅へ。
地下鉄は2年前の旅行でもうバッチリ経験済みなので余裕です。前日も乗ったしね。
ベネチア行きの特急が何番線からでるか掲示板を確認してから、水分補給にワゴンで売ってる水を購入。
「アックア、ミネラーレ、ナトゥラーレ、ペルファボーレ」(ガスなしの水ください)←これは、何回も使った言葉です。
早朝のミラノ駅はなんともいえない雰囲気でいい感じ。朝早くからたくさんの人がいます。
自分達の席をさがして座る。6人座れるコンパートメント(個室)になっていて、
私達4人の他にはサラリーマン風のおじさんが二人先に座ってた。
「ボンジョールノ(おはようございます)」って言ったのに無視されただよ。
うるさい女4人(あ、ちなみに私達うるさくしませんでした。すごく静かにしてました。理由:朝早くて眠かった…。)
と同じコンパートメントになってしまって最悪って感じだったのでしょうか?なんか感じ悪ーいの!
こっちだってジジィといっしょで最悪って感じだぞ!なろーっ!(怒)
でも窓からの景色はとってもきれいでした。ベネチアに入るときは運河(?)とか渡って雰囲気あるし。
電車の旅はオススメだなー。指定席だと安心だしね!

さすが水の都ベネチア!
駅を出ると目の前はすでに運河です。なんか漁港っぽい匂いがするのは気のせい?
ベネチアはミラノと違って穏やかに時が過ぎているってかんじがしましたね。
水上バス(ヴァポレット)に、とりあえず有名なリアルト橋まで乗車。水の上を優雅に走る水上バス。
なんとも良い気分です。
降りてからは徒歩でベネチアの町を散策。
サンマルコ広場はきれいだったー。サンマルコ寺院も良い感じの建物だしね。
散歩、散歩、散歩って感じでかなりいろいろ回りました。
ベネチアにいったらはずせない、ゴンドラにものりました。
良い感じだけど、長ーく乗ってるとちょっと飽きる気がしません??早く降りてーって少し思いました。
やっぱり徒歩が一番好きかも。
ベネチアはまた行ってみたいなーもっとゆっくりと町を歩いてみたい。
出来れば一泊したいなと思いました。
何しろ時間の関係で超特急で動き回ったもので。帰りの電車の時間が気になる…。

帰りの電車はコンパートメントの中は私達4人だけ!くつろいだくつろいだ。
ブーツをぬいで(ババくさっ)ラク〜にしちゃって快適でした!こんなことしたの他の客がいなかったからだよ!
1等車(プリマクラッセ)はホントにリッチだなぁ。

 ローマ 〜見所たくさん!何日あっても足りないかも?〜
 

ローマは2年前につづいて2度目。ホテルもおなじところを指定しました。「MEDITERRANEO」。
ローマの中央駅、テルミニ駅のすぐ近くでどこに行くのもとっても便利なんです。
テルミニ駅は国鉄もあるし、地下鉄もA線、B線が丁度交差していてホントどこに行くのも便利で楽!
でもこのホテルは、ちょっとボロい(良く言えば歴史があるって感じ)のが難点。
ベットもちっちゃくてギシギシしてるぞ。私の重さに耐えられるか!?

◆今回行った主な観光名所◆◆〜別のところに記載のものは除く〜

<骸骨寺>興味本位で行ったけど、なんか恐くなってしまった。
       すごく模様のように骸骨がたくさんある。一度見てみるのも良いかもしれません。

<蜂の噴水>美味しい水が飲めるってどのガイドブックにもかいてあったので、
        お腹は大丈夫かなーとおもいつつ勇気を出して飲んだけど、
        普通の水道の味がした…。美味しくないよ。あれはぜってー塩素がバッチリ入ってるよ。
        イタリアではアレが美味しい水なのですか!?

<トレヴィの泉>ライトアップされている時間に見に行きました。素敵でした。
          昼間も良いけど、暗くなってからはとっても、ろまんちっくぅ。さすがにカップルもいっぱい!
          観光客どっさりいる中で人目も気にせず、チュウしてます。
          さすがに女4人の私達には、バラを(プレゼント用だと思う)売っている人も、
          声をかけてきやしない…。

<パンテオン>ここも暗くなってからライトアップされているのを見に行った。
         偶然にミサをしていた。
         すごーく幻想的で感動したよー。涙でそうって感じでした。

あと、暗くなってから<コロッセオ>にも行きました。古代の兵隊の格好をしたいっしょに写真を
とってくれる人が2年前と変わらずにいました。この人達ってボランティアでいっしょに写真に
写ってくれるのかと思ったら、ちゃっかり1万リラを請求するんだよねー。
前回こりごりしているので誘われても、無視!ムシ。
とりあえず<スペイン広場>で写真もとりました。
買い物するには<コンドッティ通り>の辺は必ずとおるからねー。

 日曜日はポルタポルテーゼ門の蚤の市(通称:ドロボウ市)へ


前回の旅行の時から行ってみたいと思ってた!!今回は何がなんでも行きたーいと思ってました。
やっぱり、すごかった…。(笑) ここは超オススメ(!?)です。
行き方はホテルからタクシーが便利だそう。地下鉄駅からは遠く、バスで行くには難しいんだって。
私達もホテルからタクシーで。ポルタポルテーゼって言えばつれていってくれます。
朝早めに行かないとダメと本に書いてあったので8時にはホテルを出ました。
ついたらそこはもう蚤の市会場!まだ朝のうちは空いていてゆっくり見れます。
ボロイ靴(きったねーの!)とか古着とか毛皮とかアフリカの置物とか食べ物とかアーミー物とかCDとか
プレステのソフトとか食器とか台所用品とかペット用品とか夜会服(美川憲一ちっくなのがあったよ)とか
道で賭け事してたり、ジプシーもいたり、もうとにかくなんだかいろいろありすぎ!目移りしちゃう!
でもめちゃくちゃ楽しい!イタリアを感じます!?

私は古着の皮のジャケットを購入したんですけど、ホテルにもどったらなーんかイヤなにおいがして、
今だに家でほっぽらかしてあります。試着もばっちりして、値切って、気に入って買ったのに…。
そのときは匂いまで気にならなかった…。なんかワキガっぽい匂いがするんです…。あぁ…。
あと、O島さんと私の購入したプレステ用のソフト…やっぱり使えなかった。CD−Rにコピーしてある
やつだったんでアヤシーっ使えないかもって思って買ったんですけど、案の上…。でも、ま、いっか。
あと、もこもこしたマフラーとチベット系音楽のカセットを買いました。満足!?

お昼近くになるとすごォーーーい人で普通の混みようじゃありません。
この時間はスリもいっぱいいるんだって。私達も二人づつはぐれちゃって、「もし迷子になったら、
最初についた門の入り口に集合ね!」って決めといたのでどうにか再び会えました。
でも、そこにもどるのも道がわかんなくなっちゃってぇー…冷や汗だったよー。
もう、お昼近くなってくるととにかく混み具合がハンパじゃないので、貴重品は持って行かないで、
手ぶらが良いと思います。私もガイドブックにそう書いてあったので、お金を内ポケットに
少し入れただけで行ったんです。でもお金足りなくなって借りてしまったけど…。
S石さんがはぐれた私達を待ちながらノンキに食べていた「焼き栗」をわけてもらったんですけど、
すっごーい美味しかったー!冬は「焼き栗」オススメです。

蚤の市の探検も済んで、その後はかなり歩いて「真実の口」へ行って、
お約束の写真をとりました。
その後、地下鉄で帰ろうとしたんですが、日曜日なんでタバッキが開いてない!!
地下鉄の切符が買えません!切符の自動販売機も挑戦したけどわからなくてダメ…。
朝からたくさん歩いて、もうホントに疲れちゃっていて……私達は…ゴメンナサイ!!
地下鉄に無賃乗車しちゃいました!心臓ドキドキだったけど。
見つかるとすごーい罰金なんだって。どうにか何事もなく(?)ホテルに戻れたよ。
今度は気をつけます。


 オルヴィエート 〜イタリアに永住?そ、それは困る…〜


オルヴィエートはローマから急行で1時間ちょっとの町です。なぜ行きたいと思ったかというと
ガイドブックによればとっても美味しいおいしい白ワインの産地だというのです。
試飲をさせてくれるところもあるって書いてあって…飲みたい!ただそれだけの理由でした。
電車の中でS石さんのT球の歩き方を読むと、ピノキオのジェぺットじいさんの店があるって書いてある。
とっても良い楽しい人だとのこと。ここも行きたいねってことで、行くことになりました。

オルヴィエート駅につくと今度はロープーウェイにのって行きます。丘の上のまちなのです。
ロープーウェイの券を買ったときバスの券はいいの?って聞かれたけど歩きたいからーと思って
断ったら、ロープーウェイを降りてから町中心までかなりあるんですよねー。歩いちゃったけど。
今度いくときはバスの券も買うと思う…。疲れたから。

オルヴィエートのドゥオモはきれいだったー。ちっちゃい町なのにすごく立派なドゥオモなんです。
町もすごい雰囲気あってきれいだった。それなのに日本人に全然会わなかった。
あんな良いところ見なくちゃもったいない!イタリアはローマやミラノだけじゃないぞ!って思った。
お店のひととかもローマやミラノとちがってとっても親切…っていうか良い人ばかりって感じなんです。
なんかホッとする感じ。

町を散策しつつ、めざすはジェペットじいさんの店。ジェペットはとっても陽気に歓迎してくれました。
全部イタリア語で自分の作った木彫りの作品を説明してくれます。全くイタリア語以外話さない!
でも、なんとなく雰囲気で解るのが不思議。説明はいつになっても終わらない…。永遠に話が続く…
いつになったらピノキオを売ってくれるの?と思っていたら、何かを作り始めた。
そして私に手伝えと言う。そして、出来たものは…ちっちゃいピノキオ!!可愛いー!
「よしこへ〜ジェペットより」ってイタリア語でマジックで書いてくれて、プレゼントしてくれるのです!
4人全員の分を作ってくれて(もちろん自分の分は作るときお手伝いします)プレゼントしてくれた!!
店じゃないんじゃないのか?って思いました。本当は店なのかなー?真実はわかりません?誰か教えて。
ただの作業場って感じだし…でも冬のオフシーズンだったからこんなうれしいことをしてくれたのかも?
手作りのピッコロ(小さい)ピノキオは私の宝物です。

 ←これがそのピノキオ。可愛いよぅ。

ジェペットじいさんはとても有名な人だそうで、本人が言っていたんだけど、
「イタリア、オルヴィエート、Mr,ジェペット」と書くだけで手紙が届くそうです。住所なしだよ…。でもマジです。

なんかこのおじいちゃまに気に入られちゃったらしく、ここに残れーみたいな感じのことを
言われたりして困りましたね。77歳だよ。ジェペットじいさんは。
いくら好かれたとしても77歳じゃあ、ちょっとぉー…いくら私でも…。

ここは行ってみるといいことあるかも。
じいさんは楽しいしオススメです。

メイン目的のワインは…
ドゥオモすぐちかくのワインの店。(ドゥオモを正面に見ると左にある)「FORRSI」にて購入。
地下のワインの貯蔵室だったところも見学させてくれるんです。
試飲させてくれるので気に入ったワインが買えるし、美味しいワインだし。
絶対ここもオススメ!!

とにかくオルヴィエートは行って損はしない場所だと思います。
普通にベネトンとかもあるしね。(バーゲンしてたのでジャケット買っちゃったー。)
やっぱり行くしかないでしょうっ!オルヴィエート!

 その他の話し

あとオススメは地下鉄のチネチッタという駅で降りてあるいて5分くらいのところにある、
「チネチッタ ドゥエ」っていうスーパーっていうかデパートみたいなところ。
いろんなショップも入っているし、下のスーパーはインスタント物とかお菓子とか雑貨を
買うのにとっても楽しいところ。イタリアってあんましスーパーないじゃないですかー。
インスタントのリゾットとかお土産に買ったけど、美味しかったです。

帰り、ミラノの空港で鹿島アントラーズの「柳沢敦」発見!!大興奮のわたし!!
スキ!スキ!ヤナギ!そのもようはこちらへ