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※日付のところをクリックすると、その日の収支表が見れます。

02.2.1(金) 熊本県5日目

 今日決めた!これからニューパルR&Tは封印する。見てる人にとっては、今後の制覇に関わる機種が、こればっかりになったらつまらないもんね。沖縄はもともと無いから、残り4県、一番の得意機種を使わないで頑張ってみようと思う。

02.2.2(土) 熊本県6日目

 VUを”自分のモノ”にするべく、余裕のあるうちに実戦。2度ほど天井に助けられたおかげで多少のプラスにはなったが、内容は最悪。VUの難しさを改めて感じさせられた。

02.2.3(日) 熊本県7日目

 昨日出てなかったこともあり、今日もVUを狙ってみる。BIGを引いていたのでなかなかヤメられなかったが、14:30に完全シメ日だということが分かったので、流しヤメ。
 さっ、鹿児島に移動しましょーか。

02.2.4(月) 鹿児島県初日

 ちょっとしか下見できなかったけど、一応打ってみたい店は見つけたので朝一から乗り込む。

 狙いのドン2は全台液晶リセット。それでも念のため小役カウンターをチェックしていくと、据え置き狙いは2台ともリセット。
 ならばと上げ狙いに切り換えると、すぐにBIG。そこから、あれよあれよという間に一気2000枚。恐らく全台リセットなので、前日までのデータは役に立たない。こういうときに頼りになるのは”出方”だけなので、こういう展開は非常にありがたい。
 ところが、そんなに簡単に制覇させてはくれないらしい。1500オーバーハマリで全のまれ。バケが多いのと、まだ投資が少ないので追加。そこからちょこっと出たが、今度は1200ハマリ。とにかくバケが出ているだけに、どうもヤメにくい。じわりじわり増える投資、願えど願えどしてくれない連チャン・・・。
 「高設定の不発なのか?それとも低設定でのバケの引き強?」こんな葛藤を何回繰り返しただろう。「無理をせずに、他の店を下見するべきじゃないのか?」サンドに1000円札を入れる度に、そう思う。
 この台を打ち続けたことが良かったかどうかは分からない。だが、打ち続けたことでチャンスはめぐってきた。Eのような出方をしていた台に移動することが出来たのだ。
 そして、最初の1時間こそハマったものの、そこからはイケイケモード。気がつけば制覇達成。劇的な逆転に、ここまでの疲れも癒された。

02.2.5(火) 鹿児島県2日目

 いざ沖縄へ出発!・・・するつもりだった。だけど、M店の液晶リセットは毎日ではない。ならば今日は据え置きが狙えるはず。
 そんな考えでもって勝負に臨むと、Eぽかった台こそ変更だったが、もう片方の狙い台(昨日打った台じゃないよ)は、そのまま。
 これで、制覇内容も確かなものになった。

02.2.6(水) 鹿児島県3日目

 朝だけちょっと打って、今度こそ沖縄へ。
 それにしても高いねー、船代。車を積むからしょうがないんだけど、鹿児島からでも66000円だもんなー。”全国制覇”の名目がなかったら、気軽には払えんよ。
 また、いったん家に帰って飛行機で行く手もあったけど、やっぱり連れて行きたいじゃん、こいつも。苦楽を共にした唯一の仲間だからね。 

02.2.7(木) 沖縄県初日

 なんだかドキドキしてきた!
 北海道でもこんなのなかったよ。なんだろう。景色が特別違ったりするわけでもないのに。とにかくこのドキドキが、沖縄のまだ見ぬ魅力を物語っているのは確かなようだ。

 それはそれとして、なにはともあれホールチェックである。一応、3連休前のアケに間に合わせるように来たので、なんとか明日打てそうな店を見つけたいところ。そして、いざ1店目のチェック。
 しかし、それを終えたときに私は困り果ててしまった。今でこそシオサイ30などの沖スロは本土にもあるが、本場にあるのはトリプルクラウン30だとかレキオ30だとか、見たこともないような台ばかり。どの辺に注目してチェックすればよいのか、よく分からない。
 今までの立ち回りは、全く通用しないのだ!
 だが、それだけにやりがいもある。また、名波さんの単行本に書かれていた「沖縄にチビコインの台が続々と導入されているらしい」というのは本当で、その辺に活路もありそうだ。
 よーし、ちばるぞー(「頑張るぞー」と沖縄方言で言ってみた。合ってるのか?)。
 
 ちなみに初打ちの結果は、10kでベイビー1回(沖縄表現)だったとさ、チャンチャン!

02.2.8(金) 沖縄県2日目

 パワプロクンの右打ちをしようと思ったんだけど、ありゃりゃ、昨日よりヘソが狭い。
 タイミングが悪かったね。

02.2.9(土) 沖縄県3日目

 沖縄には銭湯がない。健康ランドは1軒あるが、基本料金は2000円。んで、色々電話などしたりして見つけたのが、JA温泉アロマ。しかし、ここでも料金は1500円。それに22時には閉まってしまうので、パチンコが終わってからは入れない。そんなわけだから、どこかに宿泊してしまう方が賢い選択なのかもしれない。
 だけど、岡山を出てからずっと車中泊記録が続いてるだけに、ここで途切れさすのはなんだか勿体無い。どうせならゴールするまで続けたいしー。 
 それにしても、風呂日(原則、1日おき)の度に1500円は痛いなー。

 ここは、旅行するにはいい土地なんだろうけど、究旅的には不向きな土地だ。

02.2.10(日) 沖縄県4日目

 閉店前勝負とはいえ、沖縄初勝利。少し気が楽になった。

02.2.11(月) 沖縄県5日目

 沖縄では台移動自由が当たり前だ。沖縄では掛け持ち遊戯も当り前だ(一応禁止されてる)。だから、自分以外の台を打ってボーナスが掛かってしまうこともしばしば(もちろん、私はやらないよ)。本土でそのような光景を目にしたらいい気分はしないが、沖縄だとなんだか微笑ましい。
 また、そんな自由な打ち方ができるせいか、1台でどっしりと打つ人は少ない。設定の良さそうな台でも、しょっちゅう空き台になる。それを狙っていけば、低リスクで勝つことができそうだけど、あんまり積極的にはやりたくないなー。 

02.2.12(火) 沖縄県6日目

 沖縄では、もうあまり打つ気がしなかった。だから、一応後処理をしただけ。
 だけど、もう一勝負したい気はあったのでホールチェックを続けていると、状態の良さそうなバンバンジャンプ発見!!これには脱出権利を返上してでも、挑んでみたい。明日が楽しみだ。

02.2.13(水) 沖縄県7日目

 さて、バンバンジャンプ。狙い台の釘は据え置き。この時、とっさに携帯を置いたのは2台ある狙い台のうち、試し打ちをしなかった方の台。どちらにするか昨日から迷っていたのだが、2チャッカーの釘がいいのが決め手。開店までのわずかな時間、スロットコーナーを見てバンバンジャンプに戻ってくると、もう片方の狙い台がピンポイントで押さえられている。朝から客のつく雰囲気ではなかっただけに、一瞬ドキリ!

 そして、朝から順調に当っているそちらの台を気にしては、「やっぱり試し打ちした方を優先すべきだったか?」などと考えてみたりもする。だいたいこういう場合においては、相手の台の方がよく見えるものだ。もし私があちらを打っていたならば、きっとしきりにこちらを気にする事になっただろう。

 「後悔は終わってからにしろ!!」と自分に言い聞かせて打ち続けると、どうやら今日の選択は正しかったようだ、気まずくなるぐらいの出玉。
 これで沖縄では、何も気にせずに打てる身分になった(ちなみにバンバンライツー打法(通常時の狙い打ち)はしてないんで、よろしく)。

02.2.14(木) 沖縄県8日目

 ここでちょっと沖縄の設置機種を紹介しよう。

機種名 メーカー 設置率 コメント
トリプルクラウン30 マックスアライド 無敵 一つの店に3〜4シマあるのも珍しくはない。まさにキングオブ沖スロ。
でも、あんまり打ちたいとは思わなかった。
レキオ30 山佐 シェアー30% この台だけは、絶対に打たなければならないと思った。衝撃の告知もいいし、なんと
いってもJack中の音楽が島唄だからね。沖縄で沖スロ打って、島唄のBGMに浸る。来
た以上、これはやっとかなきゃね。
ニライカナイ30 山佐 極少 チェリ連前兆+完全告知の、至高のゲーム性に一発でメロメロ。まじ、惚れたッス。
惜しむらくは、BIG中の音楽。これがいまいちなんだなー。そして、STOPボタンが有効
になるまでの時間が、最長で3周以上という致命的欠点さえなければ、もっと売れただろ
うに・・・・・。
ハナハナ30 パイオニア まあまあ この台の設置が多いのが救いだった。
大花火30 アルゼ 沖縄に来たら、これを打ちまくろうと思っていたら、意外に設置が少ない。
客つきも、いまいちだったりするしー。
シオサイ30 パイオニア 極少 元祖沖スロ!かと思いきや、全然ないって!!
この台は、沖スロっていうより、九州スロ(語呂わりー)って言ったほうが合ってる(九州
にはめちゃくちゃある)。

 あとはストック機のスーパーリノ30や、新台として島唄30なんかが入ってる。
 また、チビコイン台として最近導入されているのが、獣王、コンチW、爆釣、サイバードラゴン、デカドンちゃん、サンダーVU、といったところだ。

02.2.15(金) 沖縄県9日目

 ねえねえ、今日ね、すごい経験しちゃった!
 なんと、スロットのパンクを保障してもらったのだ!!どういうことかというと、私が獣王を打って@パンしたとき、隣のお姉さん(30後半ぐらい?)が「パンク保障」のことを教えてくれたのだ。なんでもこの店では330枚に満たずにパンクした場合、その差枚数分だけ保障してくれるとのこと。

 そういえば名波さんが、そんなことを書いていたような気がする。沖縄に来る前に、覚えておかなければならないことはいくつかチェックしておいたのだが、このことはすっかり頭から抜け落ちていた。

 こんな体験ができるのも、沖縄ならではだね!
 まー、このこともそうなんだけど、沖縄のパチ屋は本当に客のことを考えたサービスが多い。例えばトイレ。私は”大”をした後に石鹸で手を洗わないと気持ち悪いのだけれど、意外にない店多いでしょ。だけど、沖縄のパチ屋には必ずある。あとは、ジュース自販機。高くても110円。100円のところも珍しくない。暑い土地なだけに、かなりの本数出るだろうから、10円や20円の差でも馬鹿にならないだろうに。っていうか、沖縄ではパチ屋に限らず全部そうなのかも。120円の自販機は見たことないもんなー。
 他には目押しサービス。これは本土でも結構あるけど、それとは格が違う。ボーナス成立時はもちろん、大花のBIG中やサバチャンまで目押ししてくれるのだ。それどころか、驚くなかれ、獣王の小役告知でさえ呼べば当たり前のように押してくれたりするのだ。

 まさに、沖縄マジック
 まさに、沖縄ミラクル
 まさに、沖縄ファイヤー(もう、いいって)

  
 とにかく、ここでのパチンコはここでしか出来ない。とっても貴重なんでありんす。 

02.2.16(土) 沖縄県10日目

 往復13万も船代をかけているだけに、用件は済んでもなかなか移動する気になれない。別に、船代以上勝とうとか考えてるわけじゃーないんだけど、我ながら貧乏性だねー。

02.2.18(月) 沖縄県11日目

 折角長く滞在するんだから、沖縄本島の殆どのパチ屋を見るつもり。んで、その時々で打てそうな台を打つ。上乗せ戦だから、き〜がら〜くだ〜(だからそれがいけないんだって!)。 

02.2.19(火) 沖縄県12日目

 一昨日に入るチャンスはあったのに、それを逃したら風呂に入れなくなってしまった。今日で4日目。さすがにやばいか?異臭騒ぎになっちゃうか?

02.2.20(水) 沖縄県13日目

 やっと風呂に入れたー。ふぅぅぅぅぅ、しあわせ。

 ついでにパソコンいじりもしたいので「コンセント使っちゃダメ?」と聞いてみる。すると「ダメ!」とのお答えが・・・。
 「愛媛の銭湯なんて、500円でも使わせてくれたのにー。」と考えてしまう自分がとっても嫌い。自分の欲望が満たされないからといって、相手に不満を持つのは明らかにお門違いなのに。入浴施設の少ない沖縄では、こうしてお風呂に入れてもらえるだけでも、ありがたいことなのに。

02.2.21(木) 沖縄県14日目

 18:30にて、今日でP店に見切りをつける。それから店回りをしながら、B店へ向かう。どうしても、もう一度ニライカナイがやりたかったのだ。
 打てたのは2時間だけだったけど、そのゲーム性を十分に満喫できた。

02.2.22(金) 沖縄県15日目

 沖縄では「ハンドル固定禁止」が厳しく書かれている。それでも黙認なのか、本当に禁止されているのか分からないので、パチンコを打つときは固定していた。それで、今までは大丈夫だったんだけど、遂に注意されてしまった。以前、東京でも似たようなことがあったらしいが、警察からのきつい指導があったようだ。

 そもそも「ハンドル固定禁止」が法律で決められていること自体どうしてなのかよく分からないが、それを厳しく取り締まるなんて、もっとよく分からない。そんな変ちくりんなことしても、頭が悪いと思われるだけだぞ、沖縄県警!!
 業界を健全化したいなら、他にやることがあるでしょー。ゴト師を排除するとか、遠隔や裏基盤を摘発するとか、天下り先の利権をなくすとか(笑)。

02.2.23(土) 沖縄県16日目

 それは、閉店間際のことだった。
 大花火のデータを懸命につけている若者がいたので、名波さんのことをネタに話しかけてみることに。すると、その友達が名波さんに会ったというのだ。まー、これは驚く事じゃあないんだけど、問題はその次、なんでもその友達が名波さんから大花火の攻略法を聞いたと言うではないか!!!!
 内容は、パンクしそうなときにかなりの高確率で、青ドンチャンを出す事ができ
る、つまりジャックインさせることができる、というもの。その手順について
は聞かなかったけど、まじビックリ。

 早速名波さんにメールだー。
 答えはNOだー、当たり前だー。

 これが有名税ってやつなの?恐いね、平気で嘘をつく人。恐いね、勘違いスロッター。

02.2.24(日) 沖縄県17日目

 トリプルクラウンが、なんと8シマもある店を発見!24台×8シマで、192台!!日曜の昼間ということはあっても、これだけの台がほぼフル稼働なんだから信じられない。
 こういう状況を目の当たりにすると、いかに無駄な新台入替が還元率を低くしているかがよーく分かる。

02.2.25(月) 沖縄県18日目

 友達の子供が死んだ。
 どういう言葉を言ってあげればいいのか、分からなかった。

 日本という国に住んでいると「死」というものとは無縁のような感じさえする。しかし、この国でも半世紀前には戦争が行われていたのだ。その証拠にここ沖縄では、毎週不発弾の処理が行われている。完全になくなるまでには、あと50年かかるそうだ。
 不発弾のことといい、米軍基地の問題といい、ここには戦争の影が未だに強く残っている。
 
 生のありがたさは、死を感じることでしか分からない。
 
そんなことをその子と沖縄に教わった。

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