SD写真シール No.1〜100


凡例

シール通しNo./キャラNo./

所属 封入弾 入手困難度
           
画像
シール裏面解説   
備考



jump to No.50


ガンダム1弾

1/1/Sシール有

地球連邦軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ガンダム RX-78-2

H:18.0m W:60.0t

連邦軍がジオン軍のザクに対抗するため
に開発したモビルスーツ。コアファイター
という戦闘機が変形したコアブロックに、
上・下半身をドッキングさせて完成する。
12弾の武器セットのバズーカを使用。
近年では「1/144プロトタイプガンダム」のボックスアートを根拠に銀色の"ロールアウトカラー"
を設定する向きもあるが、『MSV』(文献1)当時にはそのような設定は存在せず、ジャブローで
ロールアウトした直後のRX-78-1仕様の2号機(後に78-2仕様に改修)の銀地に赤塗装と混同
していると思われる。詳細は174 プロトタイプガンダム トリコロールカラーの項目を参照。



2/2

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ゴッグ MSM-03

H:17.8m W:130.0t

ジオン軍の水陸両用モビルスーツ。両手
・両足をちぢめて、水中をものすごいスピ
ードで動きまわることができる。おもな武
器は、腹部の固定式二連ビーム砲。
『MSV』、『MSVハンドブック』(文献2)には競合した機種として「MSM-02」が記述されるが、後に
大河原氏が画稿化、また32弾でガシャポン化。
また『MSVハンドブック』にはMSM-07の解説の中で「03の後期型とラインを同じくして生産がす
すめられた」とあり、「1/144ハイゴッグ」インスト(文献3)にゴッグ後期型と思しき画稿が掲載さ
れる。『センチュリー』(文献4)にはツィマッド社製と明記されており、『MSV』の記述と合わせる
と、MSM-02、03はツィマッド社内の別チームによるコンペだったことが推測される。
なお、『ミリタリーファイル』(文献5)にはゴッグ初期型MSM-03Aとする記述があり、これと前
述と組み合わせると、ゴック後期型MSM-03Bという型式番号であったと推察される。

『ZZガンダム』では、スタンパ・ハロイ所有で現地少年ルアンが搭乗したノーマルカラーのレプ
リカと、屋根飾りを付けた赤系のカラーリングの機体も確認されている。



3/3/Sシール有

地球連邦軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ガンキャノン RX-77-2

H:17.5m W:70t

地球連邦軍初のモビルスーツ。両肩のキ
ャノン砲が主力武器。専用ビームライフル
を持つ。装甲が厚くて、丈夫だが重いの
で機動性がよくない。
スプレーミサイル装備型をバリエーションとして(3A)別項を立てるべきだった。
『MSV』では、77-2型の実戦参加は3機のみと記載され、映像に確認されたホワイトベース隊
の「108」「109」、所属不明の「203」のことと推測できる。一方、『1/144ジムキャノン』インスト
(文献6)には、初期試作型1機と先行型仕様が6機作られ、各々2機ずつがペガサス級に搭載
される予定だったが、内3機がサイド7で慣熟テスト中に交戦、1機を残して消失。残り3機のう
ち1機は後にホワイトベースに配備され、他の2機は星一号作戦に参加したと記載される。
『MSV』『Zガンダムを10倍楽しむ本』(文献7)には「RX-77-1」が型式番号のみであるが掲載さ
れており、これが上記の初期試作型に相当すると考えられ、別項を立てるべきであった(3B)。
なお、大河原氏による「RX-77-1A」は「RX-77-1」の装甲バリエーションと理解できる。
また、77タイプの前段階として二足歩行研究素体「RXM-1」がジオン亡命技術者の協力によっ
って作られている。



4/4

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
グフ MS-07B

H:18.5m W:80t

ザクの発展型モビルスーツで、地上での
白兵戦用に設計された。後期生産型の07
Bは左腕の4連装マシンガンと、右手のヒ
ートロッド(電磁ムチ)、ヒートサーベルを
装備する。
一般配備型。YMS-07Bで試験的装備だったヒート剣は使用されず、代わりにザク用のヒートホ
ークが使用可能だった。
『ミリタリーファイル』には、07系の生産機数はバリエーション含めて200機程度と記載される。
開発、基本的生産はジオニック社であったが、07C-5等を考えるとツィマッド社によるライセン
ス生産が一部行われていた可能性が高い。
バリエーションとして茶系パーソナルカラーのマルロ・ガイム中尉機を別項立てるべきだった。
また、グフレディをパーソナルエンブレムとした東南アジア戦線のサイラス・ロック中尉の乗機も
07Bであった。



5/4A

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
プロトタイプ グフ YMS-07A

H:18.5m W:80t

ザクに代わる新機種として研究された試作
モビルスーツ。ザクの宇宙戦用装備を取り
はずし、固定武装やラジエーターなどの地
上用機能を強化した。
シール解説には固定武装と書かれているが、設定では固定武装を持たない。
本来ならば、この前段階としてYMS-07が存在するので(YMS-07Aとの差異は不明。数機作ら
れたYMS-07のうち、固定武装を持たないままテスト運用された機体をYMS-07Aと便宜上呼称
したか、或いは外装を整理したタイプをYMS-07Aとした可能性も有る)別項を立てるべきだった。
後にYMS-07AはMS-07Hの母機として3機が使用されている。



6/4B

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
先行量産型グフ MS-07A

H:18.5m W:80t

グフが正式に量産された時の初期生産型。
32機がまず生産されたが、この型は機体の
生産が先行されたため、固定武装を持たな
いモビルスーツになってしまった。"Aタイプ"
と呼ばれるグフである。
初画稿化(註1)。後に『ギレンの野望』や『ジオニックフロント』などのゲームで知名度が上がる。
『MSV』には、3月18日の第3次地球降下作戦に07が少数参加しているという記述があり、07Aか
07Bが既にこの時点で実戦配備されていたことが分かる。



7/4C

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ランバ・ラル専用グフ YMS-07B

H:18.5m W:80t

機体の生産を先行させた先行量産型と違い
、当初の計画通り左腕に五連装75ミリマシ
ンガンと右腕にヒートロッドを装備した量産
型グフ。ジオン軍上級大尉ランバ・ラルが使
用した事で有名。
YMS-07のうち3号機以降は固定武装を持たせ、YMS-07Bの型番を与えたと『MSV』に記述。
既に一般機MS-07Bと外観に差がない。ラル機は非常に慎重にチューニングされた機体なので、
一般機より性能が高い。
作例では12弾武器セットのヒート剣を使用(ヒート剣はMS-07Bでは使用されなかったらしい)。
YMS-07Bは、後に1機がMS-07Hの母機となっている(つまり少なくともYMS-07は5機作られた)



8/4D

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
後期改修型グフ MS-07C-1

H:18.0m W:80t

局地戦用モビルスーツ。MS-07シリーズの
マイナーチェンジ機。両腕ともマシンガン付
きに改良されたのがC-1タイプである。
初画稿化(註1)。
作例では動力パイプの色が07Bと異なりライトブルー系のカラーリングになっている。

MS-07C-3と同様のコンセプト(直協砲兵)に見えるが、TV版の両手マシンガンのグフを07C-1と
すると別のコンセプトを考えたほうが良さそうである。即ち、TV版両手マシンガンのグフはドダイY
Sに乗ってミデア輸送機を襲撃しており、ドダイとの運用を前提に空戦(あるいは突撃降下戦)仕
様として開発された可能性がある。そのコンセプトはMS-07Hそのものであり、両手マシンガンは
共通、07Hの脚部ロケットはドダイの大型ミサイルに代替、同じく07Hの飛行能力はドダイによっ
て完遂している。つまり、07C-1は07H計画の完成形と考えられる。従って、07C-1はより航空機
的な機体に、07C-3はより重装甲戦闘車輌的な機体にそれぞれ進化したものと思われる。この
ことは『MSV』において、07Cシリーズが07Bからそれぞれ派生したことを示す系図と矛盾しない。

なお、上記の系図に型式番号のみが表され全く記述の見られない07C-2は、07C-1と07C-3の
中間に位置する機体ではない事は系図から明らかであり、07Cシリーズが局地戦用マイナーチェ
ンジを意味する事から、07C-2は時期的・用兵的な事を勘案すると東南アジア等で必要とされた
防湿機構を付加した07Bベースのタイプではないだろうか(註2)。



9/5

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
アッガイ MSM-04

H:17m W:98t

水陸両用で機動性の高いモビルスーツ。
モノアイは前後、左右そして真上も見ること
ができる。武装はアイアンネイルと右腕には
メガ粒子砲を装備し、秘密工作用としても活
躍した。
『センチュリー』やケイブンシャ系の資料には「MSM-04F」の表記があり、軽装・偵察型と表現。
ジュアッグ(MSM-04G)アッグガイ(MSM-04N)の表記からもサブタイプが存在してもおかしくな
い。TV版では3種類の装備タイプが確認されるほか、『センチュリー』ではMSMタイプの練習用機
体として運用されたと記述される。生産機数は60機程度。『コミックボンボン』83年8月号(文献8)
には、「(MSMへの機体)転換期には複座を利用して訓練用に使用されたが、機体の廃熱度が低
いため偵察用に南米やアフリカで使用されることも多かった」という記述がある。サブタイプを肯定
的に捉えるならば、初期〜転換期には通常型訓練用、後に偵察用としての機体が存在したと
いうことになる。

また、大河原氏はM-MSVと同時期に同コンセプトでリメイクされたアッガイを描いており、この画稿
は『大河原邦男 アイアンワークス』(文献9)中に確認できるが、M-MSVにはオミットされており、し
たがって機体解説も存在しない。ゴテゴテした外装はプロトタイプ風な感じである。



10/6/Sシール有

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ジオング MSN-02

H:23m W:159t

ジオン軍最後の切り札、サイコミュ搭載の大
型モビルスーツ。ゲルググを失ったシャアが
搭乗したときは、まだ脚部が完成していなか
った。指に5連装ビーム砲を装備。頭部は単
独の戦闘が可能。
開発時の型式番号はMS-16
後継機種として、7つの体各部がサイコミュ攻撃できるMSN-03が開発されていた。
3機が試作されたが、2・3号機は組み立てもされないままア・バオア・クーの工場内で焼失した。
『センチュリー』によると、実戦参加したシャア大佐の1号機は、MS18機・戦艦4隻を沈めたと記述
される。



11/7

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ビグザム MA-08

H:80m W:250t

ジオン軍の指揮官ドズル・ザビが搭乗した大
型モビルアーマー。脚部のツメをミサイルの
ように発射できる他、無敵の対ビームバリヤ
ーを装備している。
主砲の偏向メガ粒子砲他、腹部に全方向メガ粒子砲やIフィールド発生装置を装備。
ア・バオア・クー工廠にて製作され、ソロモンに移動される。
『センチュリー』には、ビクザムのコストをムサイ級2隻分と記述され、ソロモン防衛戦に投入された
1号機は、MS21機・戦艦9隻沈めたとも記録される。

量産化して大気圏外からジャブローに突入させる計画有。『センチュリー』では、大気圏単独突入
能力を有し、ミノフスキー・クラフトによる飛行が可能の計画であったと記述され、12機の量産が予
定されていたと記録される。『Gジェネ』では量産型ビグザムが登場するが、あくまでビグザムのバ
リエーションにMS-08*ではなくMA-09の型式番号を与えるのはナンセンス。



12/8

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ドム MS-09

H:18.2m W:90t

熱核ジェットエンジンによりホバリングが可能
な局地戦用重モビルスーツ。ジャイアント・バ
ズーカ、ヒートサーベルを装備している。
ZIMMAD(ツィマッド)社製のホバー搭載MS。これによりMS単体の移動速度の問題が解決。
実際には熱核ジェット+熱核ロケットの複合推進装置及び補助推進用の化学ロケットの併用による
巡航方式であり、時速300kmで5時間稼動できたと『センチュリー』に記述有。
「1/144ドワッジ改」インスト(文献10)には、一般量産型としてMS-09Bの型式番号を挙げている。
あまり知られていないが、大河原氏はドムの画稿を2種描いている。1つは、「黒い三連星使用機」
で、紫+黒+赤という一般的に知られたカラーリング。もう1種は一般機として描かれたらしく、薄い紫
+黒+赤というカラーリングで描き分けされている。後者を「MS-09B」とするなら、前者は先行量産型
として「MS-09A」とナンバリングされるべきなのかも知れない。なお「先行量産型」の記述は『MSV』
においてMS-09D型の解説中に存在する。
『ミリタリーファイル』には、生産機数をバリエーション含んで600機程度と記載(09Rを含むか不明)。



13/9

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
量産型ザク MS-06F

H:17.5m W:74.5t

ジオン量産型攻撃用モビルスーツでマシンガ
ンを持つ他、バズーカ砲など多くの兵器を使用
できる。その後、各種のザク改良バージョンが
つぎつぎ開発されていった。
作例ではベストセレクションのリメイク版と、12弾武器セットの240mmバズーカを使用。
総生産機数は3000機以上と言われる06型の代表機種。開戦時には06F型の生産は僅かであった
が、ルウム戦役後には06C型のラインは全て06F型に受け継がれた。
06F型は微細なマイナーチェンジが行われたようで、06Rタイプの開発には06F後期型が使用された
という記述が『MSV』にあり、また「1/144ザク改」インスト(文献11)には06F後期型の画稿が載る。
06F2型との関連は不明。

また、『ZZガンダム』劇中においては、ジオン共和国が旧式装備の部隊として一定数を運用してい
た描写があり、その部隊はベースジャバーに乗っていた。またコックピットはリニアシート化されてい
たようである。また、アクシズでも配備されていた描写が存在する。



14/9A

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
量産型ザク(中隊長機) MS-06F

H:17.5m W:74.5t

一般のザクと区別するために頭部にツノがつ
けられているが性能、装備などは変わりない。
ジオン軍では一般に小隊は3機編成であり、いくつかの小隊が集まってできたのが中隊になる。
ムサイ型巡洋艦には3機の06型が搭載でき、ムサイ巡洋艦2〜3艦で基本的な中隊を組織。
中隊長は主に少佐、大尉、中尉程度の士官が務めていたようである。

なお、『ZZガンダム』劇中でジオン共和国が部隊として運用していた描写があり、0088年において
もわずかに現役であった模様。



15/9B

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
量産型ザク シン・マツナガ専用機 MS-06F

H:17.5m W:74.5t

「コロニーの白狼」シン・マツナガ専用の量産
型ザク。全身が真っ白に塗装されている。彼
はMS-06R-1Aの前にこの機体に乗っていた。
シン・マツナガは、開戦直前に入隊したため、一週間戦争では一等兵として通常色のMS-06Cに搭
乗。開戦からルウム戦役の間で戦艦1、巡洋艦5を撃破し、直属上官の戦死もあって中尉に戦場任
官される。これがドズル・ザビの目に留まり、新型機である06Fを受領、白のパーソナルカラーを使う
ようになる。『1/100 ザクII』キットインスト(文献12)には、頭部と肩のみ白のカラーリングを当初行
っていたことが記され、その後全身白の塗装を行ったものと思われる。
なお、頭部と左肩のみ白塗装された設定は『ギレンの野望』等のゲーム中で登場しており、現在で
はこちらのカラーリングのほうが一般的に認知度が高い。



16/9C

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
量産型ザク ジョニー・ライデン専用機
MS-06F

H:17.5m W:74.5t

ジョニー・ライデンが大尉に昇進した時に乗っ
ていた機体。彼の機体は真紅に黒の塗装を
乗機に施してあり、この機体で戦艦3隻を撃沈
した。
ジョニー・ライデンは、一週間戦争では曹長として通常色のMS-06Cで参戦し、ルウム戦役では戦
艦3隻を撃破。その功績によって新型06F型を受領、真紅のパーソナルカラーを使うようになる。
よってシール解説は誤りであり、06C搭乗時に戦艦3隻を撃破したということになる。



17/9D

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
先行量産型ザク MS-06A

H:17.5m W:74.5t

MS-06として初の量産型ザク。このAタイプは、
ほんの少数が生産されただけで生産ラインは
Cタイプへと受け継がれていった。
初画稿化。05タイプのカラーリング及び105mmマシンガン装備の設定は、にゃご神オリジナル。
『EB MS大図鑑 part.1 一年戦争編』(文献13)には以下の詳述な記載があり、おそらく初出である。
「0077年8月には、MS-06AザクIIの試作機がロールアウトした。このA型は、大戦中最も製造台数
が多かったF型と形状が似ていたが、両肩がスパイクのない球状のアーマーで、左肩のシールドも
装備されていなかった。武装はMS-05の105ミリマシンガンより破壊力の大きい120ミリマシンガン
に240ミリバズーカが用意された。基本性能はMS-05よりはるかに高く、量産がすぐに決定されたが、
キシリア・ザビ大佐より連邦軍が対抗兵器としてMSを開発した場合を想定し装備の見直しを命じた
ため、急きょ量産を一部中断し、再設計に入った。そして生まれたのがC型である。」



18/9E

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
先行量産型ザク(新塗装) MS-06A

H:17.5m W:74.5t

MS-06Aは両肩のアーマーが丸く、コクピットの
開閉システムが異なっている他には、性能的
にはFタイプと大差はなかった。
コックピットの開閉方式の差異については、『MSVハンドブック』に06C型との違いとして記載される。
新塗装について今までに記述が見られないが、120mmマシンガンに装備が変更されていることから
、C型が量産され始める0078年1月までの5ヶ月の間に、より破壊力のある装備を開発しテストを行
ったことも想定できる。
また、近年の資料であるが「PG ザク」インストでは06A型が84機生産されたとある。
なお、『ギレンの野望』では核攻撃型として非常に認知度が上がったが、開戦当時は06A、06C、06F
共々、一般的に艦船に対して核攻撃を行っていたため、誤りのある設定と言えよう。



19/9F

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
第1次量産型ザク MS-06C

H:17.5m W:74.5t

Aタイプに続き、本格的に量産されたタイプ。
大戦初期に、コロニー制圧に活躍した。
開戦時の主力MS。
『EB 一年戦争編』には、0078年1月に生産が開始され、スパイク・シールド・ヒートホークが装備とし
て追加されたとある。
06F型との外観上の違いはなく、コクピットの改良とペイロードの増加など微細な部分のみの差異で
あったと『MSVハンドブック』に記載がある。
また、近年の資料であるが「PG ザク」インストには06C型が236機生産されたとある。
なお、現在では南極条約により不要になった対核装備を取り除いたタイプが06F型とされているが、
開戦当時に少数ながらも06F型が存在し、南極条約締結以前に主力生産ラインとなっている事を考
えると矛盾のある設定と言える。



20/9G

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
第1次量産型ザク(訓練生機) MS-06C

H:17.5m W:74.5t

大戦初期には、専用の訓練機はなかったた
め、一般の機体が使われていた。両肩には
訓練生を識別するため黄色に塗られていた。
この設定は『MS戦記』(文献14)のもの。公式文献として使用してよいかは注意が必要。
但し、「専用の訓練機」としてはMS-06Tが存在し、別項を立てるべきであった。
06Tは『センチュリー』『MSV』にそれぞれ異なる記述が見られ、前者は「モノアイが縦2列」、後者
は「教官用コクピットが増設されたのが唯一の改造点で、主に06C型から改造された」とある。型
式変換学的に考えれば、06C→『MSV』版06T→『センチュリー』版06Tとなり矛盾しない。近年にな
って、ゲーム『戦場の絆』の中で、06Tが登場している。その機体は頭部は通常のザクであるが、
胸部にモノアイレールと増設マシンガンを持ち、センチュリー記述を意識した機体となっている。

なお、06Cは地上用MSの多くの母機になっている。



21/9H

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
第1次量産型ザク(黒い三連星機) MS-06C

H:17.5m W:74.5t

黒い三連星と呼ばれるガイア達はMS-05B、MS
-06C、MS-06R-1Aをへて、MS-09ドムへと乗り
継いでいった。06Cの時はグレーの機体に搭乗
していた。
『MSV』によれば、チーム編成を組み始めた教導隊時代(05B)→開戦、ルウムではレビル将軍を捕
獲(06C)までは機体色はダークシーブルー。レビル将軍の捕獲により06S型を受領され、有名な黒と
紫のカラーリングを施すようになる。その後06R-1Aを受領。
近年、黒と紫のカラーリングの05Bが有名になってしまったが、最近では大戦中期に教導隊でデモンス
トレーションを行った時の宣伝用カラーリングだったという事に落ち着いているようだ。

なお、同様に06C型で活躍したシャア中尉(当時)の開戦時の機体06Cについては、パーソナルカラー
が有ったかどうか『MSV』には明記されていない。教導隊出身で中尉待遇という事で、おそらく中隊長
クラスである事から可能性は否定できない。
近年のゲーム等においてはシャアの06Cは既に赤系のカラーリングとされている。



22/9I

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
地上用ザク MS-06J

H:17.5m W:74.5t

Fタイプから地上戦で不用なシステムを取り払
い、軽量化をはかったものがJタイプである。外
観上はFタイプと差はない。
12弾武器セットのクラッカーを使用。なぜか肩のスパイクが胸部等と同色で、文献には見られない。
06F型から改良された06Jが第2次降下作戦から投入され、後にはグラナダとキャリホルニアベース
で当初から06J型で生産された。後に06J型の生産ラインは全て07型の生産ラインに変更される。
その結果、06J型の生産機数はさほど多くない。

なお、『ZZガンダム』劇中において、ネオジオンがダカール降下時に参集したらしき、06J(06Fの可能
性もある)の機体が確認できる。



23/9J

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
地上用ザク(中隊長機) MS-06J

H:17.5m W:74.5t

Jタイプの中隊長搭乗用の機体。ジオン軍の
地球侵攻時に各戦線で活躍した。
22同様、なぜか肩のスパイクが胸部等と同色。また06D用のマシンガンを使用。
本来ならば「陸戦用ザク」の名称が妥当なところ。
06J型の武装は、宇宙と違って反作用を気にしない脚部ロケットポッドなどが特徴的。
『EB 一年戦争編』では全備重量が70.3tと記載されており、本体の軽量化と武装増加が効果的に行
われたことを示している。
06J型を乗機として有名なのは、ハーピーのパーソナルエンブレムを使用したキャリホルニアベースの
女性パイロットであるキリー・ギャレット少佐である。階級からしても中隊長以上だったと思われる。



24/9K

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
地上用ザク(湿地迷彩) MS-06J

H:17.5m W:74.5t

MS-06Jに迷彩塗装を施したタイプ湿地戦用
は、若干の耐湿、防水加工が施されていた。
06K(ザクキャノン)06J-12の異称を持つことから、06Jには相当のサブタイプがあったことが予
想される。06K同様、06D06Gはナンバーを移したと思われる。また、この湿地戦用型や、近年
『ギレンの野望』等のゲームムービーで見られる寒冷地用型なども06Jのサブタイプと考えられる。



25/9L

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
中隊長用ザク MS-06FS

H:17.5m W:74.5t

一般用のFタイプに対し、中隊長以上用のFS
タイプには、40ミリマシンガンの搭載や、チュ
ーンナップ、頭部には識別用のツノがつけら
れている。
F型の生産ラインから一定の割合で生産され、S型が登場するまで指揮官や接近戦を主任務とす
る部隊に配置された、と『MSVハンドブック』に記載がある。



26/9M

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ガルマ専用ザク MS-06FS

H:17.5m W:74.5t

地球攻撃軍司令のガルマ・ザビ大佐は、この
MS-06FSを持っていた。しかし、大佐自身ドッ
プ戦闘機を多用していたため、個人専用モビ
ルスーツの事は、あまり知られていない。
F型をベースにしたFS型やS型は地上でもその性能を発揮した事からも分かるように、F型自体も
地上での行動になんら問題はない。06J型が地上用のザクの代表のように言われるが、実際は
F型のほうが多かった。

ガルマ専用の06FS型は、近年、専用の大型ヒートホークを持つ設定になっている。



27/10

ティターンズ 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ガルバルディβ RMS-117

H:19m W:56.9t

大戦中、旧ジオン軍でゲルググの後継機とし
て開発されていた機体を地球連邦軍が没収。
その後、開発が加えられ、ガルバルディβと
して正式採用された。
シールの所属マークにはティターンズとあるが、実際には連邦軍でも辺境の駐屯地など一部で運
用されていた。これは、ジオン系の機体を連邦兵が嫌ったという理由によるものであったそうだ。
『1/144 ガルバルディβ』インスト(文献15)には、接収したガルバルディ(α)を元に、装甲などの
軽量化を図り、その結果ハイッザクよりも高機動化に成功したが、防御力や対弾性は劣っていたと
いう記述がある。また同文献では主な配備地としてルナツーとグラナダを挙げている。



28/11

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ゾック MSM-10

H:23.2m W:119t

水陸両用であるが歩行はできず、ホバーによ
って地上を移動し、水中ではかなりの機動性
をもつ。前と後ろが対称という設計は他に類を
見ない。装備は9門のメガ粒子砲。
3機が試作され、1・3号機は「マンタレイ」隊に、2号機は「マッドアングラー」隊に配備。
2号機は搭載された高性能センサーによってジャブローの入り口を発見する快挙をあげるが、シャア
大佐の配置ミスによって機体性能を発揮できず撃破される。
1号機は輸送中に潜水艦ごと連邦の対潜攻撃機に沈められた。また3号機は試験稼動中に機雷に
引っかかり小破、結局そのまま実戦に出ることはなかったと『ミリタリーファイル』に記載。
なお、ゾックは小型MAとして量産が決定していた、と『MSVハンドブック』には記載がある。



29/12

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ギャン MS-15

H:18m W:95t

マ・クベ専用機として1機だけ生産された重モ
ビルスーツ。ジオン軍が初めて実用化したビ
ームサーベルの他、左腕の盾にはミサイルも
装備されていたが、ガンダムとの死闘の末に
破れた。
初期設定での型式番号は「MS-10」と『ガンプラジェネレーション』(文献16)に記載。
MS-10」ナンバーは欠番となり、後に企画のみに終わったペズン計画に出る予定のドワッジ
ズン・ドワッジ
)に振り当てられた。一方、当初の「MS-10」の機体は「YMS-15」としてYMS-14ゲル
ググと第2次主力生産機の座を競い、総合力でゲルググに破れた。試作機は何機製造されたか明
らかではないが、そのうちの1機がマ・クベ用にカスタム化され実戦参加している。
近年では、ギャンは連邦製MS同様のフィールドモーター駆動によるジオン初の機体とされている。



30/13

エゥーゴ 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
リックディアス RMS-099

H:18.7m W:54.7t

エゥーゴによって独自に開発されたモビルスー
ツ。機体にガンダリウム合金を使用している。
旧ジオン軍の技術者達が開発したため、リック
ドムのようなプロポーションとなった。
開発時はRX-099 γガンダムと呼ばれていたが、出資者の意向で旧ジオン風の意匠となった。
なお、直接リックドムの後継機種ではなく、大戦末期にリックドムの後継機種として開発されたが
実戦には出なかったMS-09S ドワスをAE社が接収してそれを元に開発されたと『1/144リックドム
(いろプラ)』インスト(文献17)に記述がある。



31/13A

エゥーゴ 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
リックディアス(旧塗装) RMS-099

H:18.7m W:54.7t

生産されたリックディアスの中で初期に生産さ
れた機体はクワトロ・バジーナ機を除き、この
塗装を施されていたが、相手を恐れさせるた
め一年戦争時のシャア専用機の塗装に似せ
て生産されていった。
リックドムの後継にあたるので「リック」ディアス(なお、リックとは「宇宙用」の意)。「ディアス」は希
望峰を発見したバーソロミュー・ディアスに因んでおり、開発スタッフでもあったクワトロ大尉が命名
した。
なお、当初は連邦軍を誤魔化すために連邦ナンバーRMSを使用していたが、後にMSA-099とも表
すようになった。



32/14

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ズゴック MSM-07

H:19.4m W:84t

全周タイプのモノアイを持ち、両手のツメの中
心にはビーム砲を内蔵し、ロケット砲、メガ粒
子砲を装備する水陸両用型モビルスーツ。戦
闘力はザク以上ともいわれた。
本来ならばMSM-04ナンバーが与えられるはずだったが、MSM-03の実戦データを基に改良を何
度も行ったため、後から開発されたアッガイのほうが先にロールアウトしてしまい、07ナンバーとな
った。MIP(エム・イー・ペー)社にとって初の量産MS。「マッドアングラー」「レッドドルフィン」「グリー
ンサイレン」などの潜水艦隊で使用された他、沿岸防衛、基地強襲などで大きな戦果を挙げた。
『センチュリー』には、頭部ロケット砲は5射分の30発が内蔵されたとの記述がある。

なお、『ZZガンダム』ではスタンパハロイコレクションとしてノーマルカラーのレプリカ他、槍を持ち
赤系のカラーリングをした機体も確認されている。



33/15/Sシール有

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
シャア専用ゲルググ YMS-14

H:21m W:102t

シャア専用に試作された赤いモビルスーツ。
中隊長用なので、頭部にツノがついている。
開発当時はMS-11と呼ばれていた。
第2次主力生産機の座を勝ち取ったZEONIC社製MS。先行量産型のYMS-14は25機が生産され、
24機はエース部隊に回され全て14B14Cとして実動試験が行われた。残り1機はシャア大佐に
回され14A量産のデータを取るべくテキサスコロニーに持ち込まれた。シャアの技量に合わせてチ
ューンナップされたため、MS-14Sとも呼ばれる。



34/15A

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ゲルググ(中隊長機) MS-14S(YMS-14)

H:21m W:102t

ガンダムと同じように、ビーム兵器を初めて標
準装備したジオン軍のモビルスーツ。中隊長
以上の士官には頭部にツノがつけられている
YMS-14は全てエース部隊及びシャアに渡されたため、Sタイプとしてチューニングを受けた機体の
母体は全て14Aであると思われる。但し、大戦末期までの熾烈な戦いによって熟練パイロットは少
なくなっており、更に0079年12月初頭に配備されたばかりの14タイプに機種変換しなければならな
いため、実際にSタイプにチューンナップして部隊を率いた例があるか疑わしい。



35/16/Sシール有

エゥーゴ 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
Zガンダム MSZ-006

H:19.8m W:62.3t

ガンダムマークIIの発展型で、ウェイブライダー
形態に0.5秒で変形する可変モビルスーツ。ビ
ームライフル、ハイパーメガランチャー、バルカ
ン砲、グレネードランチャー、ビームサーベル
を装備。
作例では、頭部アンテナ部分が改修されている。
マークIIのムーバブルフレームを基として、カミーユ・ビダンのプロットも取り入れ作られた。後に簡易
サイコミュであるバイオセンサーを搭載。MSZ-010ZZガンダム開発後も、高機動戦用として重用さ
れ、第一線で稼動していた。
近年では、アムロが乗る「3号機」等も存在するようですが、よく分かりません。



36/16A

エゥーゴ 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
Zザク 

ハンマハンマの攻撃に頭を破壊されてしまった
Zガンダムの頭部にイーノ達が応急措置で、拾
ったザクの頭を取り付けた機体。
ウェイブライダーに変形できず、頭部バルカンも無いため戦闘力はZガンダム時よりも落ちる。
が、一度見たら忘れられない。

ガンダム2弾

37/17/Sシール有

エゥーゴ 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
百式 MSN-00100

H:18.5m W:54.5t

クワトロ・バジーナ専用の攻撃型モビルスーツ。
金色のボディーに百の文字が特徴。ビームラ
イフルとビームサーベルの他にメガバズーカ
ランチャーを装備する。リックディアスの改良軽
量タイプ。
アナハイム社のTMS研究(後のZガンダム)として、基本ムーバブルフレームを設計した試作機。元々
δガンダムのコードネームで開発が進んだ。その結果、変形機構を盛り込むことには失敗したが
、機体そのものが優秀だったため実戦型として改修、M・ナガノ博士によって百式と命名された。
厳密にはZZガンダム時の百式は2号機である。
なお、近年の『ガンダムUC』の中では、百式の完成形としてMSN-001A1デルタプラスという変形可能
な百式直系の機体が登場している。



38/18

ティターンズ 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
メッサーラ PMX-000

H:23m W:89.1t

パプティマス・シロッコが設計した宇宙用可変モ
ビルアーマー。姿勢制御バーニアで急制動が
可能。メガ粒子砲、9連装ミサイルポッド、ビー
ムサーベル、グレネードランチャーを装備する。
木星ヘリウム船団のジュピトリスで設計・使用されていた機体。木星の重力に引き込まれないように
地球圏では過度とも言える推進力を持つ。シロッコによるワンオフの製作。
『Bクラブ』50号(文献18)には、「地球圏に帰る途中に戦闘用に改造」とあり、本来は非戦闘用(監視
・調査・船外作業等?)の機体であったことが窺える。

Zガンダム以降、不思議なのは反作用のあるミサイル系を普通に使用してる事。排出ガス放出によ
る無反動化を行っているのだろうか?



39/19

地球連邦軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ジム RGM-79

H:18.1m W:58.7t

コアブロックをなくすなど、ガンダムを簡略化し
た量産型モビルスーツ。ビームスプレーガンと
ビームサーベル、バルカン砲を装備する。前
期型42機、後期型は288機も生産された。
ガンダムタイプのコストダウン簡易生産型。ガンダムタイプの完全量産型としてはRX-81として計画
されていた機体であり、後に大河原氏によって画稿化されている(ガシャポン化されず。なぜだ!)
前期型はジャブロー、後期型はジャブロー、ルナII、キャリホルニアベース(陥落後)など6ヶ所で製
造された。『MSV』当時は前期型と後期型の違いを材質などの若干の違い、としているが、近年で
はジャブローに収容されたガンダムのアムロ曹長(当時)の体験したデータをOSに組み込んだタイ
プが後期型とされている。但し、近年ではジムが湯水のように量産されていた描写がなされており
、大変に嘆かわしい。
なお、北米戦線ではジムキャノンで有名なホワイトスノー迷彩を施したカラーバリエーションが存在
しており、別項を立てるべきだった(19A)。



40/20

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ザクキャノン グレーデン専用機 MS-06K

H:17.6m W:80.0t

右肩にランドセルと一体化した180ミリキャノン
砲を装備した対空防御、中距離支援用モビル
スーツ。正式名はザク対空砲装備型。9機だ
けが試作された。この機体はラビットタイプと
もいわれる。
キャリホルニアベースの守備隊としてザクキャノン部隊の中隊長だったイアン・グレーデン中尉の乗
機。『1/100 ザクキャノン』ボックスアート(文献19)には06K標準のサンドカラーのグレーデン機が
描かれており、ダークグリーンへはその後に塗装したものと考えられる。ラビットタイプの機体のサ
ンドカラーは別項を立てるべきであった(20A)。
ザクキャノンは当初、06J型に対空砲を装備しただけのプランであったが、バランスに問題がある事
に加え連邦軍のRX-77による中距離支援MSの運用実績によって機体の位置づけが見直され大幅
な改修がなされた。脚部の補助推進機はMS-07からのフィードバックによるものである。
06K型は別名06J-12とも表記されるので、当初のプランが06J-12と登記されたのかもしれない。
近年では、なし崩し的に9機以上が生産されたことになっており、大変嘆かわしい。



41/21

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
旧ザク MS-05B

H:17.5m W:50t

ジオン軍が初めて完成させた第1号モビルス
ーツ。動力パイプが体の内部を通っているた
めに機動性にかける。その後改良されてMS
-06(ザク)が量産されるようになった。
作例の胸部や足部の黒色系カラーリングは、『MSVハンドブック』ではMS-05Aとして紹介されてい
るが、その他の書籍ではそれがMS-05Bとして認識している。
また、ジオン軍初のMSではなく、ジオン軍初の実戦部隊を編成したMSである。
『EB 一年戦争編』では、0075年5月に実戦型(05B?)がロールアウト、同7月に量産化が決定し
たとある。また、近年では05Bの生産機数は793機とされている。



42/21A

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
旧ザク(初期型) MS-05A

H:17.5m W:50t

ジオン軍があらゆる戦闘に対応できるよう開
発した初の人間型モビルスーツ。
初期生産用として27機が生産され、そのノウ
ハウはMS-06ザクへと応用された。
作例のカラーリングは映像登場分のもの。大河原氏のイラストも『MSV』で確認できるが、これが
MS-05Aまたは05Bだとは紹介されていない。
この初期型05Aによって教導隊が設立され、宇宙空間での運用や各種試験が行われた。
『EB 一年戦争編』によれば05の試作型(05A?)がロールアウトしたのは0074年2月。
なお、この前段階のMS-04は、後に大河原氏が画稿化、28弾でガシャポン化されている。



43/21B

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
旧ザク 黒い三連星専用機 MS-05B

H:17.5m W:50t

黒い三連星が初めて使用した機体。初のモ
ビルスーツ部隊である教導機動大隊(宇宙
世紀0076年)の時にはこの機体で参戦した
教導隊設立が0076年5月という日付は『MSV』当時のもの。『EB 一年戦争編』には記載がないが
、05A〜05Bの記述から0074年付近を想定しているものと思われる。
教導隊の実戦初陣は0077年7月で、コロニー鎮圧等を行ったようである。
黒い三連星は、A・ガイア軍曹(当時)を中心に小隊編成が組まれたが、当初はメンバーも頻繁に
変わっていたらしい。マッシュ曹長、オルテガ曹長が定メンバーになった頃にこのカラーリングが
生まれたと推測される。
なお、近年ではランバ・ラル専用の05Bが青系のカラーリングで登場している。



44/21C

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
旧ザク スタンパ・ハロイ コレクション
MS-05B

H:17.5m W:50t

サイド3の24バンチコロニーの支配者スタン
パハロイの所有するレプリカモビルスーツ。
外見は旧ザクだが、かなりの改造が施され、
中身はほとんど別物であった。
作例では、ザクグリーンと黒色系のツートンであるが、劇中ではまんま06系カラーリング。
またシールではジオン公国軍表記であるが、実際はジオン共和国である。
レプリカではあるが、0088年当時の機体をベースにしているので本来の05Bより高性能であろう。
劇中では、ジュドーの乗るズゴックにショルダータックルを決めたり、銃撃で左手を吹き飛ばしたり
と、一般人が乗っている中で一番活躍した。武装はザクマシンガン改。他にも、阿形・吽形の仁王
を模したと思われる青・赤系のカラーリングの機体もあった。



45/22

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ザクレロ MA-04X

H:25m W:185t

ジオン軍が開発した巨大なツメを持つモビル
アーマー。口の中に拡散ビーム砲を装備す
る。姿勢制御バーニアで移動するが機動性
が良くなかったために、試作機だけで開発が
中止された。
MA-05ビグロMAM-07グラブロよりも先に開発が始まっていたが、性能不足により却下。但し、
拡散ビーム砲の性能は良好だったため、各種兵器のテストベースとしてキャリホルニアベースで
試射が数回行われた。その後サイド3に送られるためザンジバルと共に打ち上げられたが、無許
可の出撃により本機は失われた。M.I.P.社製。
個人的に★1つなのは納得できない。



46/23

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ザクフリッパー MS-06E-3

H:17.5m W:75.5t

頭部に高精度カメラ3基を備えた特殊任務用
の強行偵察型モビルスーツ。背中には複合
探知システムを装備している。通常の偵察型
Eタイプを改修して16機生産された。
大戦中期に登場。少数は地上にも降りて軽武装で偵察任務にあたったと『1/144ザク強行偵察型』
インスト(文献20)に記述される。また強行偵察時には背後のフィンを後ろに折りたたみ、バズノー
と呼ばれるブースターと予備タンクを付けて高速で射出されたと『1/144ザクフリッパー』インスト
(文献21)に記載される。同文献によれば、機体は通常ダークアンバーかダークグレーの迷彩塗装
を施しているということであるが、一般的に知られるイラストはライトグレーであることから、カラーバ
リエーションとして2種を別項立てるべきだった(ボックスアートの機体はダークアンバーと思われる)
大戦後期には強行偵察する局面は限られてしまったが、ア・バオア・クー戦ではレビル艦隊に強行
偵察を行っている。個人的に★1つなのは納得できない(機体は06S型と同等の機動性)。



47/24

ティターンズ 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
マラサイ RMS-108

H:17.5m W:59.4t

アナハイム・エレクトロニクス社製でハイザッ
クの改良発展型モビルスーツ。装甲にはガン
ダリウム使用なので機動性が向上している。
装備はビームライフルとビームサーベル、バ
ルカン砲。
作例では右手を改造してライフルを持たせられるようにしている。
アナハイム社は、ガンダリウムγ合金を使ったリックディアスの次の新型機としてハイザックを改良
した機体を製作していたが、エゥーゴによるガンダムマークIIの強奪によってティターンズに関与を
疑われた。その疑惑を晴らすためにガンダリウムγの技術と共にマラサイはティターンズに納入さ
れることになった数奇な運命を持つ機体。エゥーゴに渡っていたらグリーン系の機体になっていた
のだろうか?なお、当初はアナハイム社製の2番目の機体としてMSA-002の型式番号を付与され
る予定だったことが『1/144 ネモ』インスト(文献22)に記載される。
一方で開発系図として『アニメージュ』85年5月号(文献23)には、小田雅弘解説で、マラサイはMS
-06R-3の後継機種であることが示されている。

なお、『ZZガンダム』劇中で、グレミー軍所属のグレー塗装の機体が確認でき、こちらは別項を立
てるべきであった(24A)。同時に、ゲーマルク、ガズアル/エルと一緒に出撃するハマーン軍所属
のノーマルカラーのマラサイも確認されている。



48/25

ジオン公国軍 20弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
グラブロ MAM-07

H:40m W:200t

ジオン軍初の水中用大型モビルアーマー。大
きなツメのついた腕は接近戦で効果を発揮
する。水中ミサイルと対艦対空ミサイルを装備
している。3機試作された。
水中戦用のMAはMSMシリーズと並行して開発が進められていたが、汎用モビルアーマーの開発
にはコストがかかり過ぎるため、各用途に限定された試作機が数種、同時進行していた。その中で
グラブロが最も早く設計を終了し、試作機が3機製作された。うち1機はマッドアングラー隊、2機は
マンタレイ隊に配備されたが、マッドアングラー隊所属機(「シーウルフ」フラナガン・ブーン大尉機:
註3)は撃破され、残る2機は終戦後マダガスカル沖で連邦軍に捕獲された。
なお、量産型では艦首にメガ粒子砲を搭載予定であった。


49/26/★無しは存在せず

ジオン公国軍 復刻8弾(★有) D(★有)
アッザム MAX-03

H:12m W:75t

ミノフスキークラフトでゆっくり飛行するジオン
軍の移動式重機関砲座。機動性は良くない
が、電磁バリヤーで相手をつつみ込み、4000
度の高熱で焼きつくしてしまう。3機が試作さ
れた。
月面で運用されていた移動砲座G87ルナタンク(註4)を改修し、地上用にした機体。『MSV』によれ
ば試作は2機で、うち1機が中央アジアでガンダムに撃破された。運用自体は比較的早期だった。
G87ルナタンクは別項を立てるべきであった(26A)。

ガンダム3弾


50/27/Sシール有

エゥーゴ 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ガンダムマークII RX-178

H:18.5m W:54.1t

ティターンズ設計のコロニー戦用試作モビル
スーツ。コアブロックを省略しコックピットは全
周型のリニアシート方式。エゥーゴが奪い、改
修が行われた。
0085年にグリプス1、2で旧連邦軍映え抜きの技術者によって開発が開始されたと『EB グリプス戦
争編』(文献24)に記述がある。初のムーバブルフレーム採用機。



51/28

ティターンズ 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ハイザック ティターンズカラー RMS-106

H:18m W:59.6t

"特殊部隊"ティターンズが使用するハイザッ
ク。区別をつけるために内装外装共に緑に塗
られている。基本性能は連邦軍用ハイザック
と同じである。
リニアシートを初めて採用した量産機。外装はザク系であるが、内部はジムの発展型であると『EB
グリプス戦争編』に記載される一方で、『Bクラブ』21号(文献25)にはMS-11アクトザクをベースに
したとあり、さらに『アニメージュ』85年5月号では、小田・大河原氏によってハイザックは06R-1の
後継機種であると解説される(註5)。『EB グリプス戦争編』によれば、ロールアウトは0084年7月。
なお、「1/144マリンハイザック」インスト(文献26)には、RX-106プロトタイプハイザックの名前が
挙がっているが、外見・性能等に特別な言及がなされていないため諸元は不明である。
また、『ZZガンダム』劇中において、ネオジオンのダカール降下時に参集したらしき元ティターンズ
所属と思われるハイザックが確認できる。またコア3での戦闘でもハマーン軍、グレミー軍両者側
に確認され、特に後者はグレー塗装であり別項を立てるべきであった(28B)



52/28A

地球連邦軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ハイザック 地球連邦軍カラー RMS-106

H:18m W:59.6t

ザクをベースにして地球連邦軍が開発した主
力モビルスーツ。リニアシートを初めて採用し
た。ザクマシンガンの改良型やビームサーベ
ル、ヒートトマホークを装備している。
以前から疑問なのだが、なぜこのカラーリングがディターンズ仕様じゃないんだろう?



53/29/Sシール有

ジオン公国軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
エルメス MAN-08

H:38m W:180t

ララア・スン搭乗のニュータイプ専用モビルア
ーマー。メガ粒子砲2門の他に小型攻撃メカ
のビットを搭載し、遠方の敵も無線コントロー
ルにより攻撃することができる。3機が試作さ
れた。
初の実戦型ニュータイプ用の機体にして、最も完成度が高かった。
試作3機のうち、2号機はララア・スン少尉が、3号機にはクスコ・アル中尉が搭乗し実戦参加したが
、両機ともにRX-78-2に撃破された。クスコ・アル中尉は小説版の登場人物であり、『MSV』に記録
されていることは、何らかの形で小説版を『MSV』の世界観に組み込もうとしていたようだ。
また1号機はビットが暴走して自滅したとの記述が『センチュリー』にある。
『ガンプラジェネレーション』には初期設定として「MA-05E」の型式番号の記述がある。
なお、英語表記は「ELMETH」であり、某ブランドの「HERMES」とは発音こそ似てはいるが、全く関
係のないものであり、商標に触れるというのは言いがかりである。
作例では12弾武器セットのビットが登場していないのは残念。



54/30/Sシール有

ジオン公国軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
シャア専用ザク MS-06S

H:17.5m W:74.5t

シャア・アズナブル専用モビルスーツでノーマ
ルのザクをパワーアップしてある。赤いカラー
リングのため「赤い彗星」としておそれられた。
頭部のツノは中隊長以上のモビルスーツにつ
けられる。
作例では12弾武器セットのザクバズーカを使用。
一週間戦争で戦艦5隻を撃破した功績でMS-06CからMS-06Sに乗り換える。この時期の06S型は
他に類例が確認されず、06F型の配備もままならない状況を考えると、原型機である可能性もある。



55/30A

ジオン公国軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
中隊長用ザク MS-06S

H:17.5m W:74.5t

ベテランパイロットのためにザクをベースに機
動力を増強させたタイプ。エンジン出力を30%
アップし、指揮官用に100機あまりが生産され
た。
エンジンの高出力化に伴い搭載推進剤の増加も行われているが、搭載量の少なさを根本的に解決
できるものではなかった。



56/30B

ジオン公国軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
黒い三連星用ザク MS-06S

H:17.5m W:74.5t

Fタイプをベースにパワーアップされたモビルス
ーツ。ジェットストリームアタックで知られる黒い
三連星チームが搭乗した専用機で、多くの戦
果をあげた。その後MS-06R-1Aに乗り換えた。
ルウム戦役でレビル将軍を拿捕した功績でMS-06CからMS-06Sに乗り換えることが認められた。
一般的に黒い三連星カラーとして知られるこの配色は、06S型から塗装されたものである。



57/31

ジオン公国軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ブラウブロ MAN-03

H:60m W:300t

ニュータイプ用のモビルアーマーだが一般人3
人でもコントロールすることができる。中央モジ
ュールは分離され単独航行も可能。装備は有
線メガ粒子砲が4門。試験中にガンダムと交戦
、撃破された。
MS-16ジオングを開発するにあたって用意された3機種のうちの1(残りは中型戦闘機とMS-06Z)。
月のグラナダで開発され、自力でサイド6周辺の試験区に向かうなど推進力は良好であった。
サイコミュシステムやビーム砲の試験機としてデータをMAN-08MS-16MSN-02)に送っていた。
『MSV』では2機、『1/144高速機動型ザク』インスト(文献27)には3機が試作されたと記述に齟齬が
見られるが、シムス中尉の1号機、シャリア・ブル大尉の2号機の他、映画「めぐりあい宇宙」では、
ア・バオア・クーに1機が配備が確認できるので、3機試作されたというのが妥当であろう。



58/32

ジオン公国軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
リックドム MS-R09

H:18.2m W:90t

ドムを宇宙戦用に改良したモビルスーツ。脚部
バーニアを強化して機動性を高くしている。ジャ
イアント・バズーカとヒートサーベルを装備して
いる。
連邦軍のRX計画が明らかになり、連邦製のMSに対抗すべくビーム兵器を標準装備する第2期主力
機の模索が始まったが、開発は遅れており、暫定的に次期主力MSを配備させることになった。ジオ
ニック社からはMS-11用のジェネレーターを搭載したMS-06R-2が、ツィマッド社からはMS-R09がコ
ンペティションに参加し、機動性では劣ったものの扱い易さと推進剤容量に余裕があることなどから
R09型が量産されることになった。
機体そのものは地上用の09から熱核ジェット・ロケット複合エンジンを取り外し、全て通常ロケットに
換装し、余剰スペースを推進剤タンクに変更した以外に大きな変更点はない。
大河原氏はリックドムの画稿をブルー系の機体のものしか描いていないが、映像では地上用09と同
じカラーリングである。なお、イラスト版シールではブルー系のカラーリングで表現されているが、この
写真版シールでは地上用09と同じカラーリングで紹介されている。
ブルー系の機体は、紋章のようなエンブレムを用いていることから、上級パイロットのパーソナルカラ
ーであった可能性もある。

また、『ミリタリーファイル』において、06R-2Pとコンペを行ったグレー系ツートンのカラーリングが施さ
れた機体が掲載されている。

『EB グリプス戦争編』において、0087年にはジオン共和国が、リックドムをリニアシート化した状態で
運用している、との記述がある。



59/33

ジオン公国軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ビグロ MA-05

H:30m W:170t

水中用のグラブロを宇宙空間高速戦闘用に発
展させたモビルアーマー。接近戦用のツメの他
に、機首にはメガ粒子砲を装備している。14機
製作されていた。
シール解説ではグラブロの発展型と書かれているが、同じチームによる同時の共用設計である。
第1次モビルスーツ構想でMIP社が提案した宇宙用戦闘機と在来型宇宙用ポッドの融合したような
MIP-X1は、ジオニック社のZI-XA3(後のMS-01)に退けられたが、モビルアーマー構想の浮上によ
って再度そのプランが継続されることになった。なお、『センチュリー』にはMIP-X1らしき機体が掲載
されている。
なおビグロは、トクワン少尉(大尉の説も有る)が搭乗した2号機の他、ア・バオア・クーで10機ほど
配備されたと『コミックボンボン』83年11月号(文献28)に記載される。
また、ゲーム「0079 PERFECT ONE YEAR WAR」ではグレニス・エスコット大尉が搭乗、その後大尉
は『EB 戦略戦術大図鑑』にも撃墜top10以内に登場している。また、同ゲームではMA-05M「ビグロ
マイヤー」
というグラナダでジオニック社によって改造されたビグロが登場しており、『ミリタリーファイ
ル』中にも2機がMA-05から改造されたと記載される。

『センチュリー』には、製造された12機は初期生産型であり、量産型が予定されていたことが記述さ
れる。この量産型はゲルググ用のビームライフルを装備する予定だったとされるが、腕部クローに持
たせる仕様だったのかは明らかでない。



60/34

地球連邦軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ボール RB-79

H:12m W:49t

連邦軍の宇宙戦闘用モビルポッド。ジムの支援
兵器として量産された。2本の腕はマニピュレー
ターで戦闘には役に立たず、装備はガンキャノ
ンと同じタイプの主砲だけだ。
シール解説にはガンキャノンと同じタイプの主砲とあるが、本当はガンタンクと同じタイプの低反動砲。
RXモビルスーツの配備数は少ないことが予想されたため、急遽中距離支援用簡易RXモビルスーツ
としてSP-W03作業用宇宙ポッドをスケールアップして主砲を取り付けたRX-76を開発した。結果的に
RX-76は簡易RXモビルアーマーとなってしまったが量産化が決定、RB-79として多数が生産された。
『センチュリー』には生産機数を1200機と記述される。中距離支援と集団運用を徹底したために、被害
は大きかったものの、一定の成果を上げた。
なお、大河原氏はTV版の設定画をRX-76とし、オリーブドラブ系の塗装でマニピュレーターを大型化し
た機体をRB-79としている。



61/35

ジオン公国軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
高速機動型ザク MSN-01

H:16.9m W:150t

MS-06Zの足をとりはずし、大出力ブースター2
基とオートバランスを装備した研究用の試作モ
ビルスーツ。燃費はほとんど無視され、データを
とる程度のごく短い時間だけ動ける。
作例では6弾のサイコミュ試験用ザクの頭部を使用。
MS-06Zでは行えなかった高速機動時のテストを行うために06Zの2号機を再度グラナダで改修した
機体。コレヒドールでデータ収集を行いMSN-02の捨て石として任を全うした後、残りの06Z2機と共に
ア・バオア・クー戦に実戦参加した。
なお、ゲーム「トワイライト オブ ジオン」ではMSN-01「キケロガ」という機体が出てくるが、MSN-02と
の関係などからも存在した可能性は希薄といえる。



62/36

地球連邦軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ジムII 地球連邦軍カラー RMS-179

H:18.1m W:58.7t

左肩のテレビカメラと頭部アンテナ以外は外見
的な変更は見られないが、リニアシート方式、
ビームライフル、強化バーニアを採用と、性能
の向上をはかった。白と赤に塗装されている。
作例では、本体を改造してカメラとアンテナを取り付けている。またライフルはネモのものを使用。
リニアシートの初の採用機でない事から、ハイザックより後のロールアウトと考えられる。そうすると
一年戦争終結後〜84年頃にかけては別のジムのマイナーチェンジ機種が考えられる。これがジム
改に相当するかは不明。



63/36A

エゥーゴ 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ジムII エゥーゴカラー RMS-179

H:18.1m W:58.7t

一年戦争時の地球連邦軍主力機RX-79ジム
にバーニア出力向上、コクピットの変更などの
マイナーチェンジを施した機体。エゥーゴ仕様
は地球連邦軍仕様と違い緑と白で塗装されて
いる。
解説のRX-79は誤りで、正しくはRGM-79。
『EB グリプス戦争編』ではジムIIの型式番号をRGM-79Rとしている。

ガンダム4弾


64/37/Sシール有

地球連邦軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
サイコガンダム MRX-009

H:40m W:388.6t

15基のメガ粒子砲を装備するフォウ・ムラサメ
搭乗の可変モビルアーマー。ガンダムを超巨
大化したような形で、変形してモビルフォート
レスと呼ばれる要塞型モビルアーマーになる
ムラサメ研での9番目の機体にして初の実戦型。ムラサメ研は戦後まもなくに設立され、公国軍の
フラナガン機関の資料を元にサイコミュの研究を続け、一方では強化人間の育成も行っていた。
サイコガンダムは形状こそガンダムに似るが、設計思想はMSN-02ジオングを受け継いでいる。



65/38

地球連邦軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ジムスナイパーカスタム RGM-79

H:18.0m W:61t

狙撃任務用に改良された量産型モビルスーツ
で、ジムをベースに装甲を強化して左脚にハ
ンドビームショット、強化バックパック、脚部補
助ロケットと機動力をアップしたベテランパイロ
ット用。
ジムの戦地改良型として、パーツの製作と改造はルナツーと占領後のソロモンで行われた。この改
良型ジムは大きく2種に分類され、軽量高機動型のライトアーマーと重武装強化型のスナイパー
デルで合計50機ほどが製造された。スナイパーモデルは主に特務部隊と母艦護衛部隊に配置され
、後者は「ガード」「インターセプター」とも呼ばれる。仕様は各機によって微細が異なるものの、ほ
ぼ統一されている。特に有名なのはフランシス・バックマイヤー中尉機仕様の重武装型で狙撃用ビ
ームライフル他380mmバズーカも腰に携行できる。結果的にスナイパーのほぼ半数がこの仕様と
なっている。
なお、『1/144ジムスナイパーカスタム』(文献29)のイラストを根拠に青系のカラーリングの存在を
主張する説もあるが、あれは艦船等の推進炎による照り返しではないかと思われる。また、同文献
からはジムライトアーマー、ジムキャノンと同一部隊に所属していることが読み取れ、レビル艦隊か
ティアンム艦隊直属の特務部隊にバックマイヤー中尉が所属していたことが推測される。
一方、Zガンダム登場時には膝やバックパックの一部が一年戦争時とカラーリングが異なり、これは
『1/144 ジムスナイパーカスタム(Zガンダム版)』(文献30)で確認できる。別項を立てるべきであっ
た(38A)。

近年になって、「戦場の絆」というゲームの中で、ジムガードカスタム(型番はRGM-79HC)という
機種が登場したが、これは母艦護衛部隊に配属された「ガード」を想定した機体であると思われる。
また『MSV-R』の中でインターセプターカスタム(型番はRGM-79KC)が搭乗し、フェロウブースター
というコルベットブースター直系のオプションパーツを付けた状態を「インターセプター」と現場では
呼んでいた、と記述される。



66/39/★無しは存在せず

ジオン公国軍 復刻8弾(★有) E(★有)
アッグガイ MSM-04N

H:17m W:100t

ジャブロー攻撃用にアッガイと競い合ったが機
動性で負けてしまった水陸両用モビルスーツ。
両腕に2本ずつの回転ヒートロッドを装備してい
る。
アッガイの試作段階の産物であり、MSM-04Gジュアッグよりも後で開発されたためによりアッガイに
近い形態である。コンペティションには負けたものの、後にジャブロー攻略用特務MSとして再び陽の
目を見ることになったが、シャア大佐の立案したジャブロー攻略戦によってその存在意義は失われ
た。水陸両用MSに分類されるが、実質的には湿地戦用程度の防水力しか持たない。
なお、使いまわししづらいヒートロッドは、発電所や変電所を攻撃してジャブローのシステムをダウン
させる目的で装備されたのではないだろうか。

なお、『ZZガンダム』劇中でスタンパ・ハロイコレクションとして登場した機体は胴部がグリーンなど
異なった塗装であり、別項を立てるべきであった(39B)



67/39A/★無しは存在せず

ジオン公国軍 22弾(★有) D(★有)
アッグガイ(改装型) MSM-04N

H:17m W:100t

アッグガイはアッグ、ジュアッグと三台でペアを
組んでジャブロー攻略作戦を行った。そのうち
アッグガイは格闘戦用として少数造られたもの
である。
一部には3本のクローを装備した機体もあった、と『MSV』に記述されることから、少数が生産された
ものと考えられる。ジャブロー攻略用の意義がなくなった後は、このタイプのほうが一般的なMSMに
近い形態として戦闘力も有ったのではないだろうか。
なお、複眼状のモノアイと巨大な頭部の存在から、何か特殊なセンサーを装備していた可能性もあ
る。



68/40

ティターンズ 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ギャプラン ORX-005

H:25.2m W:94.2t

オークランドのニュータイプ研究所で開発され
た可変モビルアーマー。ムーバブルフレームで
すばやく変形し、大型ブースターで高速飛行す
る。ビームライフルとビームサーベルを装備す
る。
作例はベストセレクション2のリメイク版のものを使用。ビームサーベルは他キャラのを流用?
本来は高高度迎撃機として開発された機体で、ブースターで成層圏まで打ち上げられ、その後自由
落下状態で戦闘を行うスタイルのため、飛行能力はそれほど多くを求められなかった。
変形時に死角を持つ試作型から、死角をなくし宇宙空間でも活動できるタイプが少数量産された。



69/41/★無しは存在せず

ジオン公国軍 復刻8弾(★有) E(★有)
アッグ EMS-05

H:9m W:55t

ジャブロー基地への進入路を作るときに使われ
た特殊作業用モビルスーツで、両腕の大型ドリ
ルと両肩の回転カッターでトンネルをほり進む。
両足のホバークラフトで機動性も高い。
ジャブロー攻略という特殊な用途に限定されたために非常に特異な形態になってしまっているが、そ
もそも後期のMSMシリーズは全てジャブロー攻略に基づくものであり、他の地上戦用MS共々、局地
戦用化してしまっている。
なお、シャア大佐の部隊がジャブロー侵入に成功したため、アッグチームは実際に稼動していない。



70/41A/★無しは存在せず

ジオン公国軍 復刻8弾(★有) E(★有)
アッグ(改装型) EMS-05

H:9m W:55t

アッグはジュアッグ、アッグガイと三台でペアを
組んでジャブロー攻略作戦を行った。そのうち
アッグは地面を堀り進んで侵入路を作った。こ
れは防御戦用の武装をしたタイプである。
アッグは戦闘力をほとんど持たない大型土木機械であったが、ジャブロー攻略の意義を失った後は
自衛用にミサイルポッドを備え戦闘に参加したようである。
ミサイルポッドは頭上や両腕に2〜3基装備されたタイプが存在した。



71/42/★無しは存在せず

ティターンズ 復刻8弾(★有) E(★有)
アッシマー NRX-044

H:23.1m W:63.8t

ニュータイプ研究所の直属部隊長ブラン・ブル
タークの愛機で、飛行形態が円盤形の可変モ
ビルアーマー。大気圏内での運動性能は高く、
0.5秒で変形するが、そのとき一瞬スキができ
るのが欠点。
0083年より可変MAの研究が始まり、0085年に可変MAの試作1号機としてアッシマーが完成した。
試作1号機のパイロットがブラン・ブルターク少佐である。大気圏内の運動性能は高かったものの、
火力がビームライフルのみと不足しており、ギャプラン等の新型開発につながっていく(文献18)。
なおアッシマーはその後、少数が量産されている。



72/43

地球連邦軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ガンタンク RX-75

H:15m W:80t

ガンダム、ガンキャノンとともに開発された試作
モビルスーツで、コアブロックの採用と、高性能
自己学習コンピューターの搭載で、新兵でもベ
テランパイロット並みに扱うことができた。
RXシリーズは当初から2つの流れに分かれていた。ジオンからの亡命技術者の協力を得て、77・78
タイプに代表される二足歩行型系統の素体RXM-1と、75・76タイプに代表される非二足歩行型系統
の素体RTX-44である。
RTX-44はスケールアップした戦車の形態で、240mm砲2門、対空ロケット4門を装備し、重量が97tも
ある重戦車であったと『MSV』に記述される(61式戦車とRX-75の中間のような形態?)
その後、RTX-44を全面的にリファインし、RX-75が4機試作された。なお1号機にはコアブロックは採
用されていない。サイド7で試験中だったRX-75の3機はジオン軍の強襲に遭い、3号機を除いて破
壊された。その後、残存した3号機がホワイトベース所属として唯一実戦参加した。



73/44/Sシール有

ジオン公国軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ジョニー・ライデン専用ザクII MS-06R-2

H:17.5m W:80t

一年戦争後期に4機だけ生産されたR-2タイプ
のなかの1機で、ジョニー・ライデン少佐の専用
機。赤と黒のカラーリングのために、真紅の稲
妻と呼ばれた。
作例はシャアザクの頭部を使用。
次期主力機としてジオニック社はMS-11を開発していたが、軍部が暫定的にザクを上回る性能の機
体による軍編成を求めたために急遽間に合わせ的にMS-06R-1Aを改修して競作にかけられたのが
06R-2タイプである。コンペは生産性、整備性、推進剤搭載量に勝るMS-09Rが暫定的主力機の座
を勝ち取り、機動性や加速性など一部のみで勝る06R-2は却下された。その後、先行量産機として
試作された4機は1機を社内テスト機として残して、エースパイロットに与えられた。
プリムス艦隊を率いるジョニー・ライデン少佐は06R-1の申請には漏れたが後に06R-2を供与され、
エース部隊に召集されるまでこの機体に乗り続けた。



74/44A

ジオン公国軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ロバート・ギリアム専用ザクII MS-06R-2

H:17.5m W:80t

R-2タイプはR-2P試作タイプをベースにメインロ
ケット、サブロケットの増強や燃料搭載量の増
加、装甲材の高質化、耐弾性も向上して完成さ
れた。この機はその4機のなかの1機である。
特出した戦果は記録されていないが、ロバート・ギリアム大佐のこの機体はギャビー・ハザード中佐
機と共にグラナダでの戦力結集にこの2機が見られることから、ア・バオア・クー攻防戦に参加したも
のと考えられる、と『MSV』に記述がある。
グラナダ師団(突撃機動軍)所属の大隊長クラスの人物だったと推察される。
なお、『戦略戦術大図鑑』には撃墜エースの8位にランキングされ、06S→MSM-07E→06R-2→14S
を乗り継いだことになっているが、ツッコミどころ満載の機体変遷であると言わざるをえない。



75/44B

ジオン公国軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ギャビー・ハザード専用ザクII MS-06R-2

H:17.5m W:80t

MS-06R-2はライデン少佐、ギリアム大佐、ハザ
ード中佐の3名が専用機として搭乗したが、のこ
りの1機はジオニック社にのこされてMS-14とと
もにザクIIIの母体となった。
ギリアム大佐機と同時にグラナダ周辺で確認されていることから、付近に本拠を持つ大隊長クラスの
人物だったことが窺える。
『戦略戦術図鑑』には撃墜エースの6位にランキングされているが、ランキングの8人だけでMS撃墜
数が1000機を超えてしまい、信憑性には大変問題がある。乗機変遷も05S→06FS→06R-2となって
いるが、05Sという機種は存在しない。
なお、シール解説ではAMX-011ザクIIIの母体としてMS-06R-2が使用された記述となっているが、
現段階でこれは確認できていない。『MSV』当時では、MS-14の母体として06R-2が改修され06R-3
ザクIIIと社内で呼称された、とある。



76/44C

ジオン公国軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ザクR-2 試作タイプ MS-06R-2P


ジオニック社はMS-11の設計を進めていたが、
ジオン軍のリンクドムと競合してしまい、MS-06
R-1AにMS-11用ジェネレーターを装備してこの
競争に参加した。これがMS-06R-2Pである。
『MSV』当時に設定画までは存在したが、カラーリングが発表されたのはこれが初。
この後、『ミリタリーファイル』ではピンク系、『MSV 宇宙編』ではブラウン+グリーン系、『ギレンの野
望』ではエリオット・レム専用機としてグリーン系のカラーリングが発表される。
この機体はMS-09Rに負けて、そのままジオニック社に残されMS-11と並行して各種試験(ビーム兵
器含む)に供され、最終的にはMS-06R-3「ザクIII」として改修された、と『MSV』に記述されることか
ら、各種試験時にそれぞれのカラーリングが施されたと考えるのも一興である。
厳密には試作型06R-2PはMS-11用のジェネレーターを搭載し、後にエースに回された06R-2は元
06R-1A用のジェネレーターが搭載し直され、両者は全く異なる機体である。
また、コンペ時にはビーム兵器の装備は不可能であったが、『ギレンの野望』等ではビーム兵器試
験機として扱われており、06R-3に改修される直前にはビーム兵器を装備できる状態になっていた
ようである(この設定は近年のもの)。



77/45

エゥーゴ 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ネモ MSA-003

H:19.5m W:55.6t

月のアナハイム・エレクトロニクス社製造の、ジ
ムIIに変わる量産型モビルスーツ。装甲の強化
と専用のシールドを装備しているが、武器はジ
ムIIとリック・ディアスのものを流用している。
エゥーゴの主力としてグリプス戦役後期まで使用された機体。ジムIIの改良発展型という位置づけで
あるが、ガンダリウムαの装甲材とムーバブルフレームの使用で機体は軽量化され、大幅に性能が
上がったものと思われる。
なお、アナハイム製3番目の機体という意味の型式番号を有するが、1番目はリックディアス、2番目
はマラサイ。百式は試作機のためにカウントされていない。マラサイと同時期に開発されたが、マラ
サイはガンダリウムγを使用した高級機であるため、当初はハイローミックスを目指していたものと
思われる。しかし、政治的にマラサイがティターンズに移譲されたために、結局は下位量産機のみの
編成となったが、それでも戦力としてエゥーゴを十分に支えたようである。
近年の「ガンダムUC」の中でも、僻地のトリントン基地で宇宙世紀90年代半ばでも実動していた。



78/46/Sシール有/★なしは存在せず

地球連邦軍 復刻9弾(★有) D(★有)
フルアーマーガンダム FA-78-1

H:18.5m W:74.3t

ガンダムに増加ウェポンシステムで強化して究
極のモビルスーツになる予定だったが一年戦
争の終結により試作段階で開発が中断されて
しまった。
現存するGナンバーの機体に簡易着脱型の増加装甲及び補助推進装置を装着させるFSWS計画の
中の機体。『MSV』当時では、この機体が完成したのかどうかについては確実な記述は存在しない
が、現存する2枚の写真からは戦後も暫くの間、研究されたことが窺える。なお、『戦略術』には、実
戦参加されたハインツ・ベア中尉機が相当の戦果を挙げた記述があるが、かなり実在は疑わしい。
武装としては他にオプションとして腕部固定式のビームサーベル、肩と膝にミサイル発射装置を装備
できる設計であった。また、この計画の延長上にRX-81が存在した。
なお、本機は元々「プラモ狂四郎」に登場した機体であり、その時はブルー系のカラーであった。

ガンダム5弾


79/47

ジオン公国軍 21弾、復刻7弾(★有) E、D(★有)
ゾゴック MSM-08

H:19.5m W:85t

格闘専用試作モビルスーツで、ズゴックを改良
、発展されたもの。頭には接近格闘用にブー
メランカッターを持ち、両腕は自由にのびるロッ
ドアームになっている。
説明にはズゴックの発展改良型とあるが、『MSV』ではズゴックと並行開発され、ズゴックの制式採
用後にジャブロー侵入用特務モビルスーツに変換された、と記述される。
指はスクウェアカットされ、モビルスーツの装甲を貫通できる設計であった。
なお、このカラーリングは試作機である事、且つ赤いあの人に試乗させる気だったからではないか。

『ZZガンダム』劇中においては、スタンパ・ハロイ所有のレプリカ機がアッグガイと組んで出撃した。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

以下、全て★有(ドラグナー除く)

80/47A

ジオン公国軍 復刻8弾 E
ゾゴック(一般機) MSM-08

H:19.5m W:85t

ゾゴックは格闘戦用に試作された水陸両用モ
ビルスーツの1タイプである。ごく少数のみが
生産され、ゴッグ、ズゴックと共に戦場で活躍
した。
「一般機」は『MSV』の中にすら記述が全くないが、「試作機・専用機」の対義語で使用されているの
を想定できることから、赤色のタイプはやはり特殊扱いなのだろう。青系のカラーリングはMSMの作
戦行動に適合することから、アッグチームの存在意義が失われた後に不足するMS数を埋めるべく
実戦参加したものと思われる。但し、シール解説にあるような「少数生産、ゴッグ・ズゴックと共に戦
場で活躍」という記述は現在どこにも確認できない。



81/48

ジオン公国軍 復刻8弾 E
ジュアッグ MSM-04G

H:15m W:92t

アッガイの設計を転用して試作された中距離攻
撃用モビルスーツで、ジャブロー攻撃戦のため
だけに製作された。両腕の320ミリ三連装ロケ
ット砲と分厚い装甲のために重く、機動性はよく
ない。
アッガイを転用しているため、内部機構はほとんどアッガイと同じである。水陸両用MSに分類される
が、どちらかというと湿地戦用タイプである。武装は腕部のロケット砲のみであるが、腹部の4つの穴
を偏向メガ粒子砲とする説もあり、それだけの武装を備えて初めて中距離支援用と呼べるであろう。
『EB一年戦争編』ではジェネレーター出力が2660kwとゴッグを上回り、メガ粒子砲の搭載は不可能
ではないと思われる。が、ザンジバルの原型艦のように武装が予定されていただけかも知れない。



82/48A

ジオン公国軍 22弾 E
ジュアッグ(改装型) MSM-04G

H:15m W:92t

ジュアッグはアッグ、アッグガイと三台でペアを
組んでジャブロー攻略作戦を行った。そのうち
ジュアッグは腕のロケット砲を使って強行突破
をする目的で作られた。
シール解説には、ジャブロー攻略作戦を行ったと書かれるが、『MSV』ではジュアッグは実戦参加した
記録が存在しないとされる。
この改装型は、アッグチームが不用になった後に、少なくなったMS戦力を補填するために転用され
たものと思われ、ゾゴックの腕部に換装して自衛用装備を得たものであるが、全くもって中途半端な
存在となってしまっている。まだ中距離支援用に特化して火力増強したほうが良かったと思われる。



83/49

地球連邦軍 復刻8弾 E
ガンキャノンII RX-77-4

H:17.5m W:75t

ガンキャノン重装型の後期タイプで、高性能ビ
ームキャノン砲の標準装備と頭部テレビカメラ
の改良がされているが、外見的には型式番号
の4がついているだけだ。
シール解説では非常に低い評価になっているが、これは誤りである。RX-77-3ガンキャノン重装型
の背面ランドセルに設置されていた排煙機を取り除き、実体弾の重量分も軽減化されたため、短期
間のジャンプ飛行が可能となっている。またビーム砲装備により射撃時の反動が無くなり、左肩の精
密照準装置とリンクさせて高い射撃精度を誇るようになった。
同機は、奪回したキャリホルニアベースで完成され、若干数が実戦テストを兼ねて北米戦線に参加
している。



84/50

ジオン公国軍 復刻8弾 E
水中型ザク シーサーペント隊 MS-06M

H:17.5m W:79.8t

水中戦用モビルスーツの試験のために作られ
た機体。全7機が試作され、そのうちの5機が
シーサーペント隊に配属された。ここでは水流
エンジンや水中戦用兵器のデータ収集を行っ
ていた。
地球の70%を占める海を戦略上制圧するには水陸両用MSの実戦配備が必要であったため、地球
降下作戦時には既に06Mを搭載していたと『MSV』に記述が見られる。この時06Fを改造して試作さ
れたのが5機で、全機が後にキシリアによって組織された海洋戦略諜報部隊(潜水艦部隊)の第1号
部隊であるシーサーペント隊に配備された。シーサーペント隊はユーコン級数艦から成り、アメリカ東
部のノーフォーク沖で06Mはデータ評価試験を行った。



85/50A

ジオン公国軍 復刻8弾 E
水中型ザク レッドドルフィン隊 MS-06M

H:17.5m W:79.8t

ザクを改良、改修して水中で使えるようにした
水中戦用モビルスーツだが、実戦では性能を
発揮できず、おもに水中作業用に使われた。
レッドドルフィン隊には2機の水中型ザクが配属
された。
06Mは水陸両用MSとしては十分な性能を持たなかったが、MSM-03の実戦配備に伴ってMSM-01
名称を変更された。その後暫くは試験機の任を解かれ倉庫で眠っていたが、戦局の悪化に伴い、実
戦部隊に再配備された。追加試作された2機を含めた7機がそれぞれ、シーサーペント隊(北大西洋)
に2機、レッドドルフィン隊(北大西洋)に2機、マンタレイ(北大西洋:試験部隊)、グリーンサイレン(
南大西洋)、ナーガIII(南太平洋、インド洋)に1機が配備された。後に大戦末期に全機が地中海上陸
作戦に参加していることから、この時既に各潜水艦隊は統合されていたと思われる。この上陸作戦時
の塗装がこの「グリーンサイレン所属」とされる濃緑色の塗装であり、一時的な迷彩に過ぎない(各潜
水艦隊所属時には、それぞれのカラーリングであったと推察される)。また、この作戦時には胸部にロ
ケットポッドを7機中5機が装備していた。しかし、上陸作戦での戦果は思わしくなく、2〜3機を除いて
撃破されたと「1/144水中型ザク」インスト(文献31)に記述がある。
なお、「Z10本」では、試験時の機体を「ザク水中作業型」、潜水艦隊に実戦配備された機体を「ザク
水中攻撃型」と呼称しており興味深い。



86/50B

ティターンズ 復刻8弾 E
マリンハイザック MS-06M

H:17.5m W:79.8t

大戦終結後ティターンズが少数造った水中型ザ
クのレプリカ機。外見はほとんど変わってないが
、エンジンの強化、コクピットのリニアシート化な
どの改良によって性能は向上している。
『1/144マリンハイザック』のインストによると、この機体はRX-106プロトタイプハイザックの水陸両用
化した機体との設定。水陸両用化の際には、戦後接収した上陸作戦生き残りのMSM-01のデータを
使用していると推察される。
ニューホンコン沖で4機が運用されたのが確認できるが、おそらく各港湾基地で使用されていると思
われる。また、『Zガンダム小説版』(スニーカー文庫:文献32)には、シロナガスクジラの科学調査を
行っている2機のマリンハイザックが紹介されている。
なお、ゴッグやズゴック等の高性能なMSMを戦後ほとんど使用しないのは、ハイザックと運用の設備
を共用化するのにマリンハイザックのほうが利便性が高かったためと言われている。



87/51

ジオン公国軍 復刻8弾 E
ザクタンク MS-06V

H:12.5m W:85t

マゼラベースを脚部に、こわれて戦闘ができな
くなったザクをとりつけた一般作業用の再生モ
ビルスーツ。両腕はマニピュレーターになってい
る。アフリカ戦線でよく使用された。
本来、ザクの腕は戦闘だけでなく作業性に於いても自力で120mmマシンガンを組立・分解できる程、
優れていた。しかし地上での消耗戦によってザクの力は全て戦闘に振り向けられ、工作や作業をす
る余裕はない状況になる。そこで戦闘力を失ったパーツを組み合わせ、再利用したのがこの機体で
ある。初期では作業専用車輌として大きな効果を上げた。
『1/144ザクタンク』インスト(文献33)によれば、大戦後期にプロパガンダ用に現れたこの機体が初
号機であるものの、初期プランとしては両肩に盾はなく、腕部も胸部も通常のザクのままであった。し
かし作業専用車輌として特化する必要から、一般的に知られた形状に改修された。
なお、この北アフリカ戦線で使用された機体を「サンドシープ」と呼ぶ。

また、0087年にはジャブロー基地で、0088年にはスタンパ・ハロイ所有機としてこのカラーリングの機
体が確認されている。



88/52/Sシール有

ジオン公国軍 復刻8弾 E
パーフェクトジオング MS-16

H:38m W:179t

正式名称は陸戦用歩行ユニット装着型ジオング
。MS-16として製作がすすめられていたジオング
の完成状態がこれである。ア・バオア・クーの工
場施設で最終調整が続けられていた。
ジオングはサイド3の工廠でMS-06ZMSN-01MAN-03等のデータを基に開発が進められていた
が、モビルアーマープロジェクトの進行及びA級ニュータイプパイロットの出現により完全無線誘導兵
器が完成し、有線サイコミュによる格闘戦は存在意義をほぼ失う。機体はア・バオア・クーに回され、
不足する戦力を補うがために開発が進められた。製作された3機は純宇宙戦用だったために脚部を
必要とせず、標準装備で腰部に可変式ロケットモーターが取り付けられていたが、陸戦用に歩行ユニ
ットを装着する際には、ロケットモーターのユニットごと交換する仕様となっていた。
なお、本国の本部はこの機種による完全サイコミュを搭載した歩兵戦展開を捨てきれず、MSN-03
して開発は続行されていた。



89/53

ティターンズ 復刻8弾 E
ハンブラビ RX-139

H:19.9m W:56.9t

パプティマス・シロッコ設計の攻撃型モビルスー
ツ。エイのような形のモビルアーマー形態で移動
する。通常は3機編隊で作戦行動し、「海ヘビ」
「クモの巣」と呼ばれる高電圧兵器を装備してい
る。
可変モビルアーマーの中でも簡易な変形機構を有しており、メンテナンスや修理が簡単であった。
性能も申し分ないが、試作機のみで生産が終わっている。
武装は他にビームライフル、ビームサーベル、背部のフェダーインライフル、腕部のクローなど。
ゼダンの門で9番目に開発された機種。



90/54

エゥーゴ 復刻8弾 E
メタス MSA-005

H:18.1m W:52.4t

Zガンダムにつづいて開発された攻撃型モビル
スーツ。可変モビルスーツ開発のために試作さ
れた機体で、運動性、加速性はよいが、武装
や装甲が弱かった。
Z計画中の試作機の1つ。同時に進められていた百式は可変機構に不具合が生じ、結局非可変型
としてロールアウトした。一方メタスは可変機構に主眼を置いて開発したため、アナハイム社初の可
変モビルアーマーとしてロールアウトした。
武装の貧弱さや装甲の弱さなどから量産化は見送られたが、数機がアーガマに配備され支援機とし
て活躍した。



91/55

地球連邦軍 復刻8弾 E
Gアーマー

前後2つにわかれたGパーツの間にガンダムを
格納し、戦場までの高速輸送をするための重
戦闘爆撃機。ガンダムを分離して再合体すると
Gファイターとなる。
黒歴史。ただ、これを黒歴史としてしまうと、Bパーツを履いて戦ったザクレロまでも黒歴史。
変形合体アイテムを作りたかったスポンサーK社の意向により登場したが、そのくびきがなくなった
劇場版ではコアブースターと入れ替わっている。
『MSV』によれば、モビルスーツの機動性の工場、戦闘時の上方支援として、RX-78-2用に2ヶ月の
短期間で開発された機種。2機と予備パーツ用の1機が試作された。
短期間で製作されたため、非常に問題のある機体だったが、それをフィードバックしてコアブースター
が完成した。



92/56

ジオン公国軍 復刻8弾 E
シャア専用ムサイ

2連装メガ粒子砲3門とミサイル、大気圏連絡艇
コムサイを格納する宇宙巡洋艦で、数百隻が
実戦配備されたムサイの中でもシャア専用は第
1艦橋がシャアのヘルメットのような形になって
いる。
量産型ムサイを別項立てるべきであった(56A)。
ミノフスキー粒子物理学による熱核ロケットとメガ粒子砲を初めて装備した画期的な宇宙用艦艇。
モビルスーツの開発に伴い、モビルスーツ及びHRSLの運用を可能にする艦艇の必要性から開発さ
れた。1号艦の完成はMS-05に前後して0075年7月であったと『EB 一年戦争編』に記載される。
モビルスーツを6機搭載できる他(うちコムサイ内に2機)、艦橋下のスペースにHRSLを挟み込むよう
に接続可能。
このファルメルはルウム戦役でのシャアの功績によりドズルの乗艦を譲り受けたもの。
後期には簡易量産型としてメガ粒子砲が2門しかないキャメルなどバリエーションが存在した。

またグリプス戦役時には、外装を若干変更したムサイ改がジオン共和国で運用されている。一方、
アクシズのネオ・ジオンはムサイをベースとした新型巡洋艦「エンドラ」級を開発・配備しており、少な
くとも3隻以上が第一次ネオ・ジオン紛争時に参加しているが、ガシャポン化はされなかった。

ガンダム6弾


93/57/Sシール有

エゥーゴ 復刻8弾 E
ZZガンダム MSZ-010

H:19.86m W:68.4t

月のアナハイム社で開発され、ジュドー・アーシ
タが搭乗する可変モビルスーツ。高出力ビーム
兵器を多量に搭載するために、エネルギーの
消費が激しく、長時間の戦闘には耐えられない
作例ではベストセレクションのリメイク版を使用。
コアブロックシステムを再び採用し、Aパーツがコアトップ、Bパーツがコアベースとしてそれぞれ単独
で作戦機として使用可能。
「アニメじゃない」と標榜しておきながら、一番スーパーロボットしている。頭部にはハイメガキャノンを
装備しているが、一発打つと機体が行動不能になる。
29弾と30弾で、それぞれ前身に当たるMSZ-009プロトタイプZZガンダムがガシャポン化された。



94/58

アクシズ 22弾 E
ガザC AMX-003

H:18.3m W:72.5t

アクシズが開発した量産可変型モビルスーツ。
モビルスーツ形態から2つのモビルアーマー形
態に変形できる。ナックルバスター、ビームガ
ン2門、ビームサーベルを装備し、編隊を組むこ
とが多い。
作例では21弾の武器セット中のナックルバスターを装備させている。
ムーバブルフレームを持たない変形機構を持つ作業機AMX-001ガザAその改良型AMX-002ガ
ザB
の作業機を経て、実戦配備された量産型可変モビルスーツとEB グリプス編に記述される(註6)
AMXナンバーはアクシズ内型式名であり、ゼダンの門でティターンズと共同戦線を一時張ったことで
連邦の認識型式番号MMT-1が与えられた。「1/144ガ・ゾウム」インスト(文献34)によれば、ガザC
は耐久性と機体信頼性が低く、250機生産されたうちグリプス戦役後に残存したのは80機余りに過
ぎないと記述される。『ZZガンダム』劇中では、グレミー軍所属機としてグレー塗装の機体が確認さ
れており別項を立てるべきであった(58A)。

なお、近年の劇場版Zガンダムでは、ハマーン専用の白い機体が登場した。



95/59

ネオ・ジオン 復刻8弾 E
ガザD AMX-006

H:17m W:68.4t

ネオ・ジオン軍によりガザCを改良、発展させた
可変モビルスーツ。ガザCの生産ラインで部品
的変更で量産することができ、火力も増強され
ている。先行量産機はマシュマー隊に配備され
た。
ガンダム6弾のイラストでは赤系のカラーリングであるが、これは他では確認されていない。劇中で
は全て青系塗装の機体が登場している。またグレミー軍所属機としてグレー塗装の機体も確認され
ており、別項を立てるべきであった(59A)。
『EB グリプス戦役編』では、ガザCの格闘能力向上型という位置づけがされている。



96/60

ネオ・ジオン 復刻8弾 E
ガルスJ AMX-101

H:19.5m W:78.3t

ネオ・ジオン軍が地球攻略用に開発した陸戦
用モビルスーツ。マニピュレーター式の腕には
フィンガーランチャーが装備される。1号機はマ
シュマー・セロが使用し、正式採用となり量産
された。
MS-07Bグフの流れを汲む機体。AMX-102ズサと共同作戦で運用するのを前提に作られた。生産
コストは低く、量産性も高いがAMX-009ドライセンよりも性能は低く、少数の生産に留まった。
なお、グレミー軍の機体はグレー系の塗装が施されており、別項(60A)を立てるべきであった。
なお、連載中の『ガンダムUC』では、第一次ネオジオン抗争で地上戦に投入した派生型として、
AMX-101K ガルスKを登場させている。



97/61

ネオ・ジオン 復刻8弾 E
ズサ AMX-102

H:15m W:74.5t

ガルスJと共同作戦をとることを前提として開発
された高機動型モビルスーツ。ミサイルをたくさ
ん内蔵しているうえにミサイルポッドを両肩に
装備でき、ブースター装着で大気圏内飛行も
可能だ。
AMX-101ガルスJを後方または上方から支援するために開発されたモビルスーツ。ブースターは分
離して戦闘爆撃機としても運用できる。またブースターを分離した本体では格闘戦も可能である。
なお、グレミー軍の機体はグレー系の塗装が施されており、別項(61A)を立てるべきであった。
『ジ・アニメ』86年9月号(文献35)には、遠距離攻撃用MSとして先陣に立ち、射撃が終了次第後続
のガルスJに後を任せ、ブースターで戦闘空域を離脱するという運用方法が記述される。



98/62

ジオン公国軍 復刻8弾 E
砂漠用ザク MS-06D

H:17.5m W:73t

D型ザクは一年戦争時代に114機生産され、そ
の全てがアフリカ戦線に投入された。頭部には
シングルアンテナかダブルタイプの通信用アン
テナが取り付けられていた。ダブルタイプは43
機生産された。
キャリホルニアベースでJ型ザクをベースに開発された。配備が始まったのは大戦中期であり、カラ
カル隊にまず実戦テストを兼ねて送られた。通常カラーリングのダブルアンテナタイプの使用例は、
中東のスカラベ部隊、エジプト付近でゲリラ的に少数で活動した部隊(名称不明)が知られる。



99/62A

ジオン公国軍 復刻8弾 E
砂漠用ザク カラカル機 MS-06D

H:17.6m W:73t

陸戦用ザクを砂漠用に改良したもので、コクピ
ットをダブルハッチにするなど気密性を強化して
あり、カラカル部隊に配備されたものは、通信
用のアンテナが2本あり、迷彩を施されていた
のが特徴。
06Dは前期型としてシングルアンテナ・ダブルアンテナそれぞれが43機、後期型としてシングルアン
テナに統一された28機が生産された。ダブルアンテナのものはまずロイ・グリンウッド少佐率いるカラ
カル隊に配備され実戦テストが繰り返された。なお、カラカル隊はその後にもYMS-09Dトロピカルテ
ストタイプドムMS-09D熱帯戦用量産型ドムが実戦テスト配備される等、特殊な部隊であった。
グリンウッド少佐は乗機のYMS-09Dが小破されると乗り捨て、以前の06Dに搭乗したと伝えられる。



100/62B

ジオン公国軍 復刻8弾 E
砂漠用ザク(後期タイプ) MS-06D

H:17.6m W:73t

後期にかけて造られた71機のD型ザクはアン
テナがシングルに統一された。D型ザクの特徴
は関節部のカバー、冷却装置の大型化やマシ
ンガンの改修など熱帯、砂漠戦向けの強化が
施されている。
近年資料であるが『MSV地上編』では、生産工程の簡略化のためにシングルアンテナに統一された
と記載される。
他に06Dの配備が明らかになっている部隊は、カーミック・ロム大尉率いる中東西部のスコルピオ隊
MS-07Bグフと混成部隊、戦後連邦軍に接収されてRGC-80ジムキャノンと混成部隊を編成した
キラービー隊などがあり、配備数の少なかったMS-09ドムの代役を十分に果たした。『コミックボンボ
ン』83年5月号(文献36)には、アフリカ戦線に投入されたMSは06Jが一番多かったが、中期以降に
投入された06D、07のほうが大きな戦果をあげた。また、能力の劣るパイロットは07の性能に随分
助けられた、との記述から、06Dは技量の高いパイロットが好んで使用していた趨勢が伺える。




註1 TV版ではマ・クベ指揮下のグフの中にザクマシンガンを装備した機体が8機確認できる。また、マチルダ中尉のミデア輸送
   部隊を襲ったグフは両手マシンガンの機体3機でであった。作画ミスの多さが指摘されるTV版であるが、これを元ネタとして

   MS-07A
MS-07C-1は設定されたものと、まことしやかに噂されている。

註2 現在
MS-07C-2は「通信能力向上型グフ」として07C-107C-3の中間のようなタイプがネット上では流布してしまっている
   が、これは某サイトによるオリジナル設定である。『MSV』には07系列の開発系図が掲載されており、07C系列は07Bから
   れぞれ放射状に線が引かれていて、07C系列が連続した縦の関係ではないことを如実に示している。
   
07C-107C-3の関連性は認めるとしても、間に07C-2が入ると想定するのは安易であり、それよりは当時必要とされた
   他の局地戦仕様を考えたほうが妥当である。『コミックボンボン』83年9月号(文献37)には、「MS-07タイプは、Jタイプ以上に
   格闘戦性能が高くなっているにもかかわらず、改修のわくを広く持ち、C-3に代表される各地仕様が確認されるが」の記述
   があり、砂漠戦用の未確認型式である
MS-07Dを含めて、これを肯定しうると考える。
   なお、『脚部補助推進装置を大幅に変更した』としか記述のない
MS-07C-4に関しても、同様に07C-307C-5の中間の
   機種ではないということである。

註3 ゲームブック『ジェリド出撃命令』の中で、フラナガン・ブーンは、二つ名「海の狼(シーウルフ)」を持つエースパイロットの
   1人として「赤い彗星」シャア、「青い巨星」ランバラル、「黒い三連星」、「熱砂のロンメル」、「鉄の蠍」クランベリー大佐等と
   一緒に紹介されている。

註4 『MSV』によればアッザムは、ルナタンクからロケットエンジンを外し、代わりにホバーエンジンを8基搭載、機体下部の
   燃料タンクの代わりにミノフスキークラフト装置とリーダー収容部を搭載した、とある。この記述から
G87ルナタンクの概要
   が浮かび上がってくる。即ち、アッザムの脚部の代わりにロケットエンジンを4方向に配置し、実体弾を発射する砲を持った
   移動トーチカのような形態だったと推測される。

註5 ハイザックの系譜は、3種の資料それぞれに異なる。しかし、@初期Zまで積極的に関与していた小田氏解説A記述年代が
   最古ということで、基本的には06R-1の後継機種と考えてよいと思われる。但し、06R-1は空間戦用に特化した機体で、脚部
   は歩行ユニットとは想定されておらず、これはハイザックの運用とは反する。ここでMS-11を参考にしたとは多いに考えられ
   るが、MS-11に特徴的なマグネットコーティングはハイザックには受け継がれてないと考えられる(コストの問題)。

註6 現在多くの資料では、
MMT-1をアクシズ内の型式番号としているが、後のネオジオン抗争時にAMXナンバーを全ての
   機種で使用していた事例から考えれば、寧ろ逆に一時的に連邦内に組み込まれたことによって付与された連邦ナンバー
   と考えたほうが妥当であろう(Z放映当時の初期設定に準じる)。

   なお、現在ではAMX-002は0083のノイエ・ジールに番号が当てられているが、過去資料に全く敬意を払わない愚挙の一例
   と言えるだろう。


参考文献


1. 『MSV モビルスーツバリエーション』「ザク編」「ジオン軍MS・MA編」「連邦軍編」 1984,講談社
2.『模型情報別冊 MSVハンドブック』「vol.1」「vol.2」「vol.3」「HISTORY OF MOBILE SUIT」 1984,バンダイ
3. 『1/144 ハイゴッグ』キットインスト 1989,バンダイ
4. 『月刊OUT増刊 GUNDAM CENTURY』 1981,みのり書房
5. 『ジオン軍 ミリタリーファイル(CD-ROM)』 1998,バンダイ
6. 『1/144 ジムキャノン』キットインスト 1984,バンダイ
7. 『コミックボンボン増刊号 Zガンダムを10倍楽しむ本』 1985,講談社
8. 『コミックボンボン』83年8月号 1983,講談社
9. 『大河原邦男 イラストレーションワールド3』 1990,
10. 『1/144 ドワッジ改』キットインスト 1986,バンダイ
11. 『1/144 ザク改』キットインスト 1989,バンダイ
12. 『1/100 ザクII』キットインスト 1983,バンダイ
13. 『EB MS大図鑑 part.1 一年戦争編』 1989,バンダイ
14. 近藤和久『MS戦記』 1985,講談社
15. 『1/144 ガルバルディβ』キットインスト 1985,バンダイ
16. 『ガンプラジェネレーション』 1999,講談社
17. 『1/144 リックドム(いろプラ)』キットインスト 1988,バンダイ
18. 『Bクラブ』50号 1990,バンダイ
19. 『1/100 ザクキャノン』ボックスアート 1984,バンダイ
20. 『1/144 ザク強行偵察型』キットインスト 1984,バンダイ
21. 『1/144 ザクフリッパー』キットインスト 1984,バンダイ
22. 『1/144 ネモ』キットインスト 1985,バンダイ
23. 『アニメージュ』85年5月号 1985,徳間書店
24. 『EB MS大図鑑 part.2 グリプス戦争編』 1989,バンダイ
25 『Bクラブ』21号 1987,バンダイ
26. 『1/144 マリンハイザック』キットインスト 1985,バンダイ
27. 『1/144 高速機動型ザク』キットインスト 1984,バンダイ
28. 『コミックボンボン』83年11月号 1983,講談社
29. 『1/144 ジムスナイパーカスタム』キットインスト 1984,バンダイ
30. 『1/144 ジムスナイパーカスタム(Zガンダム版)』キットインスト 1985,バンダイ
31. 『1/144 水中型ザク』キットインスト 1984,バンダイ
32. 『Zガンダム(小説版)』 1987,角川書店
33. 『1/144 ザクタンク』キットインスト 1984,バンダイ
34. 『1/144 ガ・ゾウム』キットインスト 1986,バンダイ
35. 『ジ・アニメ』86年9月号 1986,近代映画社
36. 『コミックボンボン』83年5月号 1983,講談社
37. 『コミックボンボン』83年9月号 1983,講談社

その他参考資料
『MSV』「宇宙編」「地上編」 2000,講談社
『EB 戦略戦術大図鑑』 1991,バンダイ
『PG ザクII』キットインスト 1999,バンダイ

『ガンダムUC』 2007〜2009,角川書店
AC『戦場の絆』ver.?? 2009,バンプレスト・セガ


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