スペイン <バルセロナ>・・・ガウディ <カサ・ミラ>   




●ガウディ作 カサ・ミラ 屋上●

 
●約10年程前、スペインを旅した時の写真等を掲載しています。

●カサ・ミラ(集合住宅)  <バルセロナ>パセオ・デ・グラシア通り 92番、プロベンザ通り265-5番

●建築主 ロサリオ・セヒモン夫人  1910年12月 竣工 地下1階 地上6階建 +屋根裏部屋の7階部分を有する。

●1階部分階貸店舗 2階部分が建築主の住宅階、残りの部分はアパートになっています。

 



●カサ・ミラ 屋上●

●平面構成としては、円形と楕円形の2つの中庭をもち、中庭に沿って住戸を配する計画になっています。(中庭廻りは通路になっている。)

●内部は見学できるようになっていて、階段で上っていくと、屋上に出られます。

●屋上は建物というより、オブジェか彫刻の様なものが乱立している、不可思議な空間です。

●ガウディが好む、鉄火面の様なものは、排気塔や換気の役割を持っています。白っぽい大きめの固まりは、階段室だったような記憶があります。

 




●カサ・ミラ 楕円形 中庭 見上げ●

●この建物は外観や屋上部分はまさしく、ガウディの作品そのものですが、理由あって(悲劇の1週間―1909年7月―ゼネストが暴動に発展した事件。この事件はアフリカのモロッコへの派兵問題で、カタルーニャのブルジョアたちがマドリードの中央政府の立場を支持したのをきっかけにゼネストが起こり、それがエスカレートして暴動に発展し、教会を焼き討ちにする過激な行動も見られた。
カサ・ミラを聖母マリアの像を設置するための台座と考えて設計していたガウディは、依頼主から設計の変更を迫られ制作意欲を喪失しこの仕事を放棄してしまう。)
途中から、ガウディが絶対の信頼を寄せていた助手(協力者)のジュジョールが引き継いだ。




●カサ・ミラ 正面 ゲート●
●上の写真のゲートから見学ができます。●

     

●カサ・ミラ 屋上●


  参考文献 ガウディの影武者だった男  森枝 雄司著
  

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最終更新日 : 2001/08/19