ここでは、実際に簡単な絵を描いて、「遠近法」と「色付け」を中心に水彩画の描き方を説明します。あくまでもShiro流です。
使用した画材は、・HB0.5mmのシャーペン ・透明水彩絵の具(青・茶・緑系の3色) ・紙(F0のコットマン)です。色付けは全部ウエット・オン・ウエットで行ってます。ラフスケッチですが、私の場合この手順で殆どの絵を描いてます。


                                    
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水彩画の描き方

1.下書き

まず鉛筆(私はHBのシャープペンシル)で下書きをします。全体の遠近感を崩さないように
遠近感を表す「線」を一番最初に描き(定規を使ってもOKです)、その線に沿って対象物を描
き込んでいきます。あんまり細かいことを考えずに「だいたい」で結構です。
一番手前の柱が一番太く、左に行くに従ってだんだん細く、短くなります。この時、遠近法や実際
の風景画を描く場合は構図のページを参考にして下さい。

 2.立体感を出します(影付け・タッチの出し方)


この「絵」の場合は「光」が対象物の向こう側から差し込んでいます。影になる部分をよく
観察してその部分に私の場合は「青」を塗っていきます。どうでしょう、立体感が出てきま
したでしょ?


3.色付け

光があたっている部分だけ、少し薄く塗るように気を付けながら、全体的に色を付けます。
この場合私は、緑系と茶系の2色の混色で作った色を薄く塗りました。地面の部分は「茶」
に「青」の混色で、水をたくさん筆に含ませた薄いグレーで着色しています。
本当は、もっと丁寧に塗ってくださいネ!



4.全体的にコントラストを調整して完成

よけいな下書きの線を消して、絵全体のコントラストを調整します。このとき、対象物の「角」
に少し強い色を付けたり、この絵の場合でいえば、木の柱の上部は寒色系の色で色を濃く
して下の方を暖色系の色で明るくしています(地面からの照り返しがありますので・・)。
上の「3.」の絵と殆ど変わりなく見えますが、よ〜く観ると多少の違いがあります。
この微妙な違いが、絵全体のイメージを左右します。

だいたいこんな感じです
「光や影」とか「風」を意識して描くと、それらしく見えたりします・・・


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