今日の夜は生まれて初めての寝台車。はじめてってやっぱりドキドキです。どんなもんなんだろう?
旅行の本とか読んだりすると、寝台車でのドロボウとかの話とか書いてあってリして、
「なんだよぉ…こわいじゃんか」って思ったり…。寝ている間に荷物盗まれちゃうなんてイヤじゃ〜。
そんな状態に少しでもならないように寝台車の予約は一等車にした。客層が良い気がするし。
前日に駅で予約をしておきました。これでカクジツに乗れるはず!そしてドロボウがいませんように。

昼間は駅のロッカーに荷物を預けて観光に繰り出し、夜になってからリヨン駅周辺に戻ってきました。
で、近くで夕ご飯を食べたりして、駅に戻ってきてしばし時間を過ごし、時間がきたら電車に乗りこみました。
寝台は思っていたより広い、そしてキレイ。オマケ(ミネラルウォーター、ウエットティッシュ、耳栓など)付。
私達の寝台は上の段でした(上の段と下の段それぞれ2人づつで計4人のコンパートメント)
下の段は予約がしてないようだったので、人が来ないのかなぁ?このまま2人だけだったら良いなぁ…
と思っていたらそんなことなくて、男の人がそれぞれ1人づつ場所を確保しておりました。
で、私の寝台車のイメージは「同室の人とトークをかわしたりして和気あいあいと過ごす…」って感じだったので
下に来た二人はあまり和気あいあいとした雰囲気にはなれなそうな人達だなぁ。んーどうしたもんだか…と
思っていたんだけど、出発が夜の11時近くだったし、ただ寝れば良いという時間帯だったからしょうがなかったらしい。
私のイメージは「年配の夫婦が2人連れで乗ってきていろいろ話し掛けられつつお菓子をもらう…」だったんだけどな。
そーゆーのは国際列車とか(例えばパリ〜ロンドンとか?)で、もっと出発が早い時間帯の場合なのかなぁ?
下の人と話したのは「もう電気消して良いですか?」みたいなことだけでした。
それも1人のほうだけに(ERに出てくるグリーン先生みたいな人(眼鏡をかけてて背が高くて若いんだけどちょいハゲ))だった。
もう1人のアラブ系の顔のヒゲの濃い人は、最初メランコリちっくに電車の外の風景を1人で眺めていたと思ったら、
そのうちあっという間に寝ちゃったからねー。なんだか肩透かしをくらった感じ。それにドロボウもいなかったし。
でも寝台車なんかじゃゆっくり寝れないよーと思っていたけど、かな〜りぐっすり熟睡させてもらいました。
寝心地サイコー!移動しながらホテル代わりにつかえるなんて!寝台車万歳!!!
私のエリアから下の人の場所を撮ってみた。快適そうでしょ?

そしてもう1つの寝台車での心配は「目的地に着いたのに目が覚めなくて降りそこなう」ということ。
めぐをさんにGショックで目覚ましをかけてもらった。やっぱりその目覚まし音は私には聞こえなかった…。
でももうスグ着くってころになると車掌さんがドアをたたいて「アヴィニヨンに着くぞ」と起こしに来てくれるのです。
この席に乗ってる人はどこで降りるってわかってるから全部に案内してくれてるんだろうねぇ。
でも、まだ目的地でなかった下の人たちまで目が覚めちゃうじゃんねぇ…スミマセン…。
無事アヴィニヨンに到着。でも早朝過ぎてあたりはまだ暗い。
アヴィニヨンのホームで、トイレ(有料)に行ったり、朝食替りのお菓子を食べたり、ただただ時間を過ごしました。

もう1つの心配はホテル探し。現地でホテル探すなんて初めてだし、できんのか?
もうホテル探しをはじめられるだろうって時間になったので、ガイドブックに載ってた良さそうなホテルに行ってみた。
そしたら今日はいっぱいでダメって言われちゃった。結構ショック。スンナリとはいかないんだなぁ。
でも、そこのホテルのおじさんが別のホテルを紹介してくれた。そのホテルからすぐ近くのホテルだった。
ホテルの受付のところで「泊まれますか?」って聞いたらどうやら大丈夫そう。
値段も雰囲気もまぁまぁだったので決める。名前とか住所とか宿泊者カードのようなものを書きました。
でも前の人がまだ出て行ってないから10時以降じゃないと部屋には入れないよと言われたので、
荷物だけ置かせてもらい、ホテルの下にあるカフェでコーヒーを飲んだりして時間をつぶしました。
前の日はお風呂も入ってないし、やっぱりなんとなく疲れているから部屋にはいってゆっくりして風呂に入りたい!

10時過ぎたのでホテルに行ったら、受付にさっきいたおにーさんがいない。愛想の悪いオネエサンに変わってた。
オネエサンは「私英語ができないから〜」というようなことを後に愛想良く言ってたが、
あの時はなんであんなにプリプリ怒っていたんだろう?疑問だ。
部屋に入ったらパリの部屋と違い、思ったより広かったので嬉しかった。
でもお風呂付ってつもりだったのにシャワーしかなかった。あと洗面台から水がもれるようになってた。
ま、いっか。あんまりそーゆーの気にしないめぐをさんと私。
部屋は一番上の階(4階だったっけなぁ?)の角部屋でメイン道路に面してない部屋だったので良かった!
私が考えるにあのホテルで一番都合の良い部屋だったのではないか…と思うんだけど。どうだったんだろう?
順番にシャワーを浴びて、洗濯をちょっとしてベットでちょっとダラケタ。気持ち良かった。これで安心できたし。
「REGINA HOTEL」☆☆ その時はツインで一泊340フランでした(たぶん?)
駅からまっすぐ法王庁方面に歩いていくと左手にある。駅から歩いて15分くらいだったっけなぁ?

ここで超関係ないけど余談。
パリのホテルをチェックアウトする日の朝…。
何故だか忘れたけど、めぐをさんと2人でシャ乱Qの「ズルい女」を歌っていたら、
隣の部屋の人が怒って壁をたたいた。たぶん「うるせーんだよっ」って言う意味だと思う。
ウルサく迷惑なので大声で歌は歌わないようにしましょう!(←自分に言い聞かせ(笑))

さて、アヴィニヨンの街を散策。
アヴィニヨンは法王庁があった時代があり、街は世界遺産に登録されています。趣のある良い町〜。
でも、ちょっと危ない雰囲気の旅行者(昔でいうヒッピーってヤツ?)とかも道端にダラケテいたりしたので
治安的にはどうなんだろう?次の日とかに、そいつらがいたあたりに血が流れてたりしてた。ちょっと怖いかも。
あとアコーディオンを弾いてるおばあちゃんがいて、それがチョーへたくそで笑えるくらいだったっす。
そのヘタクソ具合がしみじみとしてきてしまって次の日にはお金を入れてあげようと思っていたんだけど…。
次の日からぱったり姿を見せなくなってしまい、それもまた心配でした。おばあちゃん元気なのかなぁ?
  法王庁とアヴィニヨン橋

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