元気になると再入院


寛解になってからは、病気が完治したような錯覚にとらわれました。
しかしながら、この病気の恐いところは、白血病細胞をたたききっていないと
再発する可能性が高いとのことでした。


気持ち的には治っていても、1年近くも計画的に入院していかなければならないという
(地固め療法を継続しなければならない)ストレスがありました。

闘病仲間とよく話題になったのが、
地固め療法からは、
身体が元気になってから、なぜ再入院しなければならないのか?ということでした。

 

普通の病気ならば元気になれば退院できるでしょう。

ところが、白血病細胞が消えて、『もういいですよ』って言う医者の診断がない限り治療が続くのです。

主治医の説明に骨髄検査の結果、『まだ白血病細胞のサインが出ているので退院は無理ですね』
ということを言われて、憂いでいました。

 

つまり治療の目的は、骨髄検査の結果、『白血病細胞、検出せず』という事実

が本当の退院の目安になるそうです。

どうすれば、白血病細胞、検出せずという状態になるのか?

疑問点は何度も主治医に質問しました。


 

具体的な方法は

今よりも、より強力な抗癌治療(化学療法)をおこなう、
やってみて効果が乏しいようならば、移植をするしかないと説明をうけました。

 

現在おこなわれている移植は、3種類あるらしく

1)骨髄移植(他人から提供された骨髄を移植)する。現代医学では一番、強力な治療法といわれています。

2)自家移植する。自分の状態のいい細胞(ガン化していない自分の造血幹細胞)を移植する

3)さい帯血移植移植する

血液学的にはまだ未知な点が多いので、
どの治療の成績が総合的によいのか結論は出ていないらしいです。