作曲者不詳のまま,世界中で歌い継がれる神秘の旋律

 

この曲、実は作者がわかりません。

モーツァルトに「12のピアノ変奏曲ハ長調(キラキラ星の主題による変奏曲)」という作品があります。

もともとはフランスの民謡だという説もありますが、モーツァルトの変奏曲が作られたのが

1781〜1782年、その時点で既に作曲者はcreditされていませんから、少なくとも220年以上、

作者不詳のまま歌い継がれている事になります。

つまり、この曲に著作権は存在しないのです。あれ? これが結論だっけ?

あ、それからネ、このページ、次ページの先読みしてるからちょっと固まる瞬間があるかもしれないけど、まぁ読みながら待っててね。


著作権のない曲を誰かがパクる(意識的利用)、または潜在意識の中から引っ張り出して利用(無意識)し、
それをまた稚拙な似非音楽屋がパクって儲ける。そして今後は、そんな曲でもじゃすらっくに加盟して
いればそこを通じてさらに著作物使用料をも得る事になる。(と言っても実際に「作者」にカネが渡るのかは疑問。
何しろ10曲以上なら100曲でも「サイトで使えば年間一律1万円」だから。そんなんアリ?いったい作者にはいくら渡るねん?
そのサイトの使用状況によって作者に渡るカネが変わるの?んなアホな。)
明かな「パクリ」をオリジナルとして発表し、売れる。当然著作権料をもらう。
さらに、儲けるためにその曲をまたパクったやつも、販売して著作権料を「もらう」。そして私たちがその曲を
アレンジの素材として使い、自分で打ち込み、サイトで流すと、たとえまったく無料の個人の趣味的サイトであっても
著作権料を「払う」。つまり正直者からおカネを奪って泥棒にこれを渡す、という事をじゃすらっくさんはするわけです。

え〜。長くなりましたが、この講座の最初のテーマ、「オリジナルとは何か?」でしたネ。

結論「オリジナルとは、言ったもん勝ち、やったもん勝ちである。」

という事で、ちょっとムリヤリですが、結論までまいりました。最後に講座のラストテーマとして

「黄金進行」すなわち「キラキラ星」を聴きながら、本日の講義を終了しましょう。

なお、この曲の途中に「どっかで聞いた事あるメロディだなぁ」と思える部分があるかもしれませんが

それらは全て(著作権のない)「キラキラ星」を私流にアレンジしたものですので、気にしないよーに。

ではどーぞっ。ご静聴、ありがとうございました。