【抜群の安定感を持つコード進行】
サテ、ここでようやく、ずーっと開いてもらっていた「黄金進行の基本形」という画面を使います。
え。また閉じちゃった?あ。そう。じゃマタひらいてね。
「音符はまるでダメ」だとちょっとキビしいのですが、注目して欲しいのは赤で示した音符であります。
1小節〜7小節目にかけて「ド→シ→ラ→ソ→ファ→ミ→レ」 という進行になってますでしょ?
これが、大事なのです。ちょっと、ここで実験してみましょう。
【想像して下さい】
小学生であるあなたは、いま、学芸会でクラスのおともだち全員と、体育館の壇の上で合唱をしました。 |
そして、無事に歌い終えて、みんなそろって最後のお辞儀をするところです。 |
では、音に合わせてお辞儀をして下さい。はいど〜ぞ。 |
どうですか? すんごぉ〜〜〜く、キモチわるいでしょ?
我々には幼い頃から培われてきた根源的な音感があるから、どうしてもこの後に来るべき
解決の和音を待ってしまうでしょ?(これ、専門用語では「ケーデンス」言いまんねん)
で、「黄金進行」は、このケーデンスが連続して構成されている。(正確にはちょっと違うケド、広い意味でネ。)
上の実験と同様、「ドシラ」と来たら「ソファミ」ってしたくなるのが人情ってもんで、そのとーり進んで
くれる黄金進行は、とてもココロに入り込みやすく、聴いててキモチいいわけです。
これこそ、「黄金進行」が人々に感受される根本的理由なのです。
しかし、それだけでは「こんなにパクリが多いのにビレッジピープルが怒らない理由」の説明、そして
「日本でこの進行のヒット曲が特に多い理由」の説明にはなりませんネ?
実は、私はこれを考えていて、とある真理に気付いてしまったのです。(ぼちぼち終るから許してね。)