ここはかつてHyper Midi Worldと呼ばれたサイトです。

1999年7月、パソコンで自分の好きなように楽譜を作って、それをパソコンの「音源」に演奏させる【MIDI】というモノの

面白さ、すばらしさを広めたい、そんな思いでこのサイトを立ち上げました。

と言っても始めたばかりのド素人のつたない作品、1曲を通して聴いてもらうというのは実に厚かましく、タイクツな

ハナシであると思い【GIFアニメのBGMにして、なんとか1曲持たせる】という手法を編み出したところ

これが意外にウケてしまい、本人は「音楽サイト」のつもりであるにも関わらず、Hyper Midi Worldは

「笑えるサイト」として雑誌やメルマガに掲載されることとなる。「お笑いだろうがナンだろうが、沢山の人に自分の作品を

聴いて貰えるんだから」と、スタイルを変えることなく維持していたが、2001年夏、著作権法が変更され、「自作のMIDI作品を

無料で流すのでも、原曲があるものならカネを払え」という世界中に類をみない信じられない法律(同じ著作物として

「アニメの模写絵」で考えてみればわかります。“年間1万円払えば、自分の子供が遊びで書いた模写をWEB掲載しても

いい”という法律があったら非常に不可解ですよね?)が施行されたことで、このサイトは不本意ながら(法律のほうが

あとからできたにも関わらず)違法サイト、のレッテルを貼られることとなった。

この法律、様々な問題点を内包しているが、目的が「協会の安易なゼニ集め」のためであるから、そういうコトを

是正しよう、という動きはまったくない。それどころか2003年5月からは「プロバイダ責任法」なる法律をたくみに運用し

「MIDIの作者にはコンタクトせずにプロバイダに警告→プロバイダは当然に個人利用者よりも著作権協会の

言う事を聞く」という流れによって、問答無用で作品を抹消することができる権力を持ち合わせたのである。

2004年3月、このやり方により、Hyper Midi Worldは突然コンテンツの大半を失った。

(詳細はこちら。Hyper Midi World最期のご挨拶はこちら

現行法(というか、おそらく勝手に作った運用規則)では「動画のBGM」というスタイルは全面禁止であるため

それまでのスタイルでは申請しても許諾されることはない。

「どうせ許可が取れないならば」ということで、復活に際しJASRACと無関係の「オリジナル曲&著作権の切れた曲」

だけを扱うサイトとし、「音楽」サイトとして女性に支持されてきたコピー作品はやむなく全て廃止(いもうとmidorinが

アニメを外した音楽だけをこちらで保管している)、必然的に男性からの支持が多かった「下品」なサイトとして

生き残りを図るしか道はなく、より一層「見ると不快になるサイト」を目指して、邁進していく所存ざんす。