「箱根旧街道」の急坂
向坂(むこうさか)
MUKOU SLOPE
芦ノ湖湖畔の箱根宿を過ぎますと、再び山にさしかかります。
この坂が向坂です。
坂の入口に石仏群があり、往時の杉並木も石畳も残っていて、味わい深い坂です。
赤石坂(あかいしさか)
AKAISHI SLOPE
国道一号を挟んで両側に石畳と杉並木が残っています。
道を下れば旧箱根宿の一つであった芦川の集落に、道を上れば相模の国と伊豆の国を分ける箱根峠に達します。
釜石坂(かまいしさか)
KAMAISHI SLOPE
この坂道に残る杉並木は芦ノ湖畔のドンキン地区・吾妻嶽地区、箱根関所付近の新谷町地区と並んで、箱根旧街道に現存する江戸時代の杉並木です。四つの地区を合わせて、約420本の老杉が残っています。
風越坂(かざこしさか)
KAZAKOSHI SLOPE
江戸時代の延宝八(1680)年、箱根旧街道に石畳が敷かれました。当時、石畳が敷かれた場所は、坂道だけで、集落の中や平坦な所には、石畳は敷かれませんでした。
挟石坂(はさみいしさか)
HASAMI-ISHI SLOPE
箱根峠にかかる坂です。
峠は当時の浮世絵をみますと伊豆の国を分ける標柱と、ゴロゴロした石、それに一面のカヤしか描かれていません。まことに荒涼たる峠でした。
三島宿までは、ここからさらに四里(16キロ)近く、こわめし坂、自転坂などの難所が続きます。
坂たち
国指定史跡「箱根旧街道」の看板にも紹介されているように、箱根宿の西側は急坂が続いていました。
雨に濡れた石畳。注意しながら歩かなければ、つるりと滑ってしまいそうです。
江戸時代の旅人の足元はもっと滑りやすかったんでしょうね。
それにしても、いろんな名前がついていますよね。ネーミングセンス。素晴らしいです。
※看板の文字を転記しています。誤字脱字はご容赦ください。
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