東海道の旅

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国指定史跡「箱根旧街道」

向坂地区杉並木・石畳

国指定史跡「箱根旧街道」

 旧箱根宿の西側にあたる芦川の町並みを過ぎると、旧東海道は、箱根峠までの約四百メートルにわたって、急坂が続きます。この坂は順に「向坂」「赤石坂」「釜石坂」「風越坂」と呼ばれています。

 江戸時代前期、街道整備の一環として、この急坂の両側には杉が植えられ、道路には石畳が敷設されました。これらは今日まで残されており、当時の街道の面影を今に伝えていることから、昭和三十五年に国史跡に指定されました。




芦川の石仏群

 この箱根旧街道向坂地区の入口付近には、「芦川の石仏群」と呼ばれる、数多くの石仏・石塔があります。  もとは芦川集落内の駒形神社境内にあったものを移したといわれています。ここには、箱根で最も古い万治元年(一六五八)の庚申塔や、江戸時代後期に建てられた多くの巡礼供養塔などがあります。

 これらの石仏・石塔には、当時造立にかかわった地元の方々の名前が見られ、地域の信仰の様子を知る上でも貴重なものとなっています。

国指定史跡「箱根旧街道」



平成二十一年三月 箱根町教育委員会


なぜ石畳なのだろうか

いまさらながら、なぜ石畳なのだろうかと、考えました。
すると「国土交通省 横浜国道事務所ホームページ」の中の東海道Q&A > 街道について > Q5に、説明がありました。
詳細はホームページを読んでくださいね。かみくだいていえば『箱根の山は雨や雪が降ると泥となり、歩くのが大変で、最初は竹を敷き詰めていたけれど、それは毎年敷き替えなければならないので、石畳を敷いた』とのことのようです。
確かに、このあと、細い竹が敷いている道があり、そしてそれに纏わる看板もあったような気がします・・・。
こうやって敷かれた石畳が、現在、風情のある風景として私たちの目の前にあるのですね。感謝です。




※看板の文字を転記しています。誤字脱字はご容赦ください。







※地図の位置は、手作業で行っているため、若干のずれがあります。訪問の際は正しい地図をご確認ください




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