齋藤彩夏ちゃんリスト

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役名: 片桐茜

ストレート 踊るやくざシリーズ・番外編 その後の仁義なき…』 (2005)

スタッフ・キャスト

企画 ファイナル・バロック
演出 飛野悟志
出演(役) 宮下樹里(大和美沙緒)、飛野悟志(小林清志郎)、水野直(熊谷直行)、飛龍(菅沢金造) 他

出演公演

公演期間 公演会場
2005-08-10 〜 2005-08-14 [東京] 萬スタジオ

筆者の個人的な感想

番外編

前作(第10弾)で終わったはずの「踊るやくざシリーズ」ですが、その番外編に彩夏ちゃんが出演です。もし、主人公たちがやくざでなかったら……という話なので、それぞれ別の職業に就いているけど同じ名前の登場人物たち。彩夏ちゃんは今回も茜役ですが、やくざ(片桐)の娘という設定になったせいで役の名字は変わっています。

劇場に着くと一番に目に入ったのが、入口のフラワースタンド。「セガ サクラ大戦プロジェクトチームより 齋藤彩夏様」と、一番目立つ位置に一番大きなフラワースタンドが立っていました。なんか、すごいぞ。

彩夏ちゃんの役

彩夏ちゃんはなかなか面白い役どころでした。前回の一直線な性格とは違い、ぶりっ子で高飛車で天然ボケで気が強く……と一言では言えないような性格の役。ズケズケと嫌味を言うところは面白かったです。

父親とのやり取りの演技も良かったです。こういう、父親とのすれ違いみたいな話は、ジュニアミュージカルの定番の展開で、このあとは感動の和解シーンが描かれるはずのものなのですが、この作品ではそんな部分は一切なし(笑)。その後どうなったのかまったく描かれないまま終わってしまいました。かなり消化不良感は残りますが、夢オチだからしょうがないですね。まあ、その前のギャグシーンを見ていると、ただのバカ親子にしか見えないですけど(笑)。

全体の内容

最初に見たとき、ラストの各キャラの行動原理がわからないし、結末が一切ないという、ずいぶん唐突な終わり方だなと思いました。2回目に見て、ようやくこれが夢オチだと判明(笑)。最初から最後まで夢だったわけですね。うーむ、1回目に見たときにそれに気付かない私って……。

複数の回を見て思いましたが、ギャグシーンは、どんどん笑いが起こる回もあれば、まったく受けない回もありました。同じギャグを聞いても、周りの観客が笑っていると自分も面白く感じ、周りが受けていないと自分もつまらなく感じるという、観客の相乗効果ってものがあると思います。この舞台は、観客のノリが回によって違ったので、どの回を見たかによって評価が分かれるんじゃないかと思いました。

最終弾じゃなかった(笑)

最後の挨拶で、この踊るやくざシリーズは映画化決定だとか言っていました。千秋楽では大助花子の御両人が見にきていて、最後の挨拶の時に舞台に上がりました。東京公演の次はまだ決まっていないが、今度は大阪公演をするとか。ああ、もうこの人たちは元々このシリーズを終わらせる気なんてなくて、今後も「番外編2」とか「外伝」とか「第2シリーズ」とか、何だかんだ言って続ける気だなと思いました(笑)。


著者

<t-wata@dab.hi-ho.ne.jp>