齋藤彩夏ちゃんリスト

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役名: アクビ

ミュージカル 帰ってきた! ハクション大魔王 〜魔王とカンちゃんの魔界大冒険〜 (2006)

スタッフ・キャスト

原作 竜の子プロダクション
脚本 金子大志
演出 竹邑類
出演(役) 大平透(ハクション大魔王の声)、加納健詞(カンちゃん)、齋藤彩夏(アクビ) 他

出演公演

公演期間 公演会場
2006-07-17 [埼玉] 大宮ソニックシティ大ホール
2006-07-22 [千葉] 松戸・森のホール21大ホール
2006-07-23 [千葉] 市原市市民会館大ホール
2006-08-03 [東京] メルパルクホール
2006-09-16 [茨城] 土浦市民会館大ホール
2006-09-24 [東京] 八王子市民会館
2006-10-01 [群馬] 太田市民会館大ホール
2006-10-07 [栃木] 宇都宮市文化会館大ホール

筆者の個人的な感想

アクビちゃん役

彩夏ちゃんが新しい舞台に出ると聞いたときは不安に思っていましたが、アクビちゃん役とわかって、とても楽しみになりました。先行イベントで衣装を着た姿を見ましたが、これはハマリ役ではないでしょうか。

ミュージカル本編では、イベントの時よりメイクが濃くなっていました。舞台メイクだからしょうがないけど、イベントの時の方がかわいかったかも(笑)。髪も自毛のポニーテールだったのが、カツラになっていました。

ガラガラ

さて、初日の大宮公演。観客はほとんどが親子連れでしたが、客席はガラガラでした。2000人以上入る大ホールが3割も埋まっていないんですよね。市原公演の2回目なんて、大ホールなのに観客が100人もいないぐらい(悲)。会場までのバスが1時間に1本しかないような所とは言え、この少なさは……。

宣伝不足なのかなぁ? まあ、公演一週間前までキャスト情報が公開されなかったとか、チラシにもキャスト名が書かれていないとか、準備が間に合わなかったのだろうかと想像してしまいました。パンフレットもなかったので、見にいった人は、帰ってからネット検索しないと出演者名がわからないような状態です。

ストーリー

内容はアニメ『ハクション大魔王』の最終回後の話でした。しかし、アクビちゃんが悪者にさらわれて、カンちゃんと大魔王が救出に向かうという展開だから、あまりアクビちゃんの活躍が出てこないんですよね。

今の子供たちは大魔王よりはアクビちゃんの方がなじみがあるでしょうから、もう少しアクビちゃんの活躍があると良かったかなと思います。あと、アクビちゃんのセリフが「それが優しさってものよ」とか「人間は……」とか変に達観し過ぎている感じもしたので、もうちょっと子供っぽいセリフにした方が良かったような気がしました。あっ、彩夏ちゃんの演じ方のことではなく、脚本のことですよ。

でもまあ、全体的に見るとよくできている作品だと思います。なぞなぞのシーンなんて、子供たち大喜びですし、こういう子供向けの作品はいいですね。

スペシャルライブ

さて、先行イベントで歌われた主題歌は実はミュージカル本編では使われず、開演前に流れていただけでした。しかし、東京(メルパルク)公演だけは特別版で、公演後にボブバンドと彩夏ちゃんによるスペシャルライブが行なわれました。

彩夏ちゃんはバンドを後ろに従えて、ノリノリで歌っていました。彩夏ちゃんにとっては、ホールでの生演奏ライブは初めてかな? なんか珍しいものを見た感じ……とか言う(笑)。この日は客席も5割は埋まっていましたし、ようやく出演者名の書かれたチラシが配られました。

1か月後

次の土浦公演までに1か月の間がありましたが、特に脚本や演出の手直しはありませんでした。土浦も客席は1割程度しか埋まっていなかったですが、聞くところによると、この日は、土浦市内のほとんどの小学校が運動会だったとか……。当然、小学生のいる家族は舞台を見にこられません。それって、絶対に公演日が間違っているよ。

グッズ販売

最初はグッズ販売はなかったですが、土浦公演からは、彩夏ちゃんのブロマイド(事前イベントで売られていた物)と飴(大魔王の袋入り)が売られていました。うーん、なんかはずしているような気が……(笑)。ファミリー向けミュージカルで出演者のブロマイドはないんじゃないかな。それよりも、まずは公演パンフレットを作るべきだと思うし、飴だなんて、もっといいグッズはなかったのかな?

そして、八王子公演で「10月中旬CD発売決定」と告知されました。会場で先行予約を受け付けていましたが、これも大宮初日時点で完成していれば会場で売れたのに……。ファミリーミュージカルだから、「会場で売っていれば買うけど、予約まではしない」という薄い観客も多いでしょう。もったいないですね。

そして…

宇都宮公演ではキャストの半分が代わっていました。この公演自体、大宮初日時点で発表されていなかったものなので、急きょ決まってスケジュールが合わなかったのでしょうか? いつ頃に代役が決まったのかはわかりませんが、新キャストの練習不足がありありと感じられる公演でした。

ちなみに、主題歌CD(彩夏ちゃんが歌う「アクビ娘」等)は、半年ほど経ってから予約者にCD-Rが送られてきて、発売できなかったお詫びとのこと。その年の夏の公演では発売したいとも書かれていましたが、公演は行なわませんでした。チケットの売行きから言っても、今後の展開は断念ということなんだと思います。

TV 「ひるたま」 (2006〜)


著者

<t-wata@dab.hi-ho.ne.jp>