大星山展望台

はじまり

大型連休真っ最中の5/4,大星山へ行ってみることにした.大星“山”だが,頂上まで舗装路が通っているらしいし,自転車でも行けるだろうという読みだ.行きは上り坂でも帰りは下り坂.爽快な気分が味わえるに違いない.

タイヤの空気圧を確認しチェーンにオイルをさす.自動販売機でペットボトルのミネラルウォータを買い13:00過ぎに出発.

室津半島スカイライン激送

大星山には風力発電所がある.家の側の橋の上からも見ることができる.あの風車を目指して進めば道に迷うことはない.室津半島スカイラインを走れば大星山へは難なくたどり着けるはずである.道沿いに案内板があり,入り口に迷うことはない.室津半島スカイラインと勇ましい名前だが,道路は一車線の田舎道である.

ちなみに,般若寺には小学校の遠足で出かけた記憶がある.上り坂を延々歩いた思い出しかなく,どんな寺だったのかはまったく覚えていない.小学生の頃の記憶なんて,そんなものだろう.

道の側になにやら白い花が大量に咲いていた.誰かが手入れをしている風ではないが,野生の花ではない華やかさがある.

出発して40分.室津半島スカイラインに入っていると思ったが,実はまだだったらしい.目の前に案内板を見つけた.すでにかなり体力を消耗していたため,カメラを固定させることができずピンボケだ.大星山へはここから約8km弱.歩いても1時間ちょっとというところか.時間の目処が立ったところで,一休みして出発だ.

道はあいも変わらず一車線.見通しの悪い山道が続く.そんな中,道路の側に恐ろしい看板を発見.この山道,教習車が走るのか.坂道発進できるのか.自転車が,というか歩行者がいることを想定して,ちゃんとこっちを見て走ってくれよ.そういえば,わしがこの自動車学校で免許を取ったときには,ここには走りに来なかったなあ.

大部分が上り坂だが,時々下り坂がある.一気に速度を上げて駆け下り,その勢いで次の上り坂を駆け抜けようと考えた.確かに下り坂は爽快だ.しかし,上り坂に差し掛かった途端びっくりするぐらいペダルが重い.上り坂はほとんど上れず,再び自転車を押して歩く.帰る時にはこの下り坂が上り坂になるんだよなあと思うと,手放しでは喜べない.

出発して1時間30分.山の向こうの風車が少し大きく見えてきた.これを目印にすれば良いと思っていたが,道路からはほとんど見えない.林が続くのみ.スカイライン起点であと1時間と思ったが,まだまだ先は長そうだ.

道の両側に地蔵が並んでいると思ったら,般若寺に到着.山頂はまだ先のようだ.池の側の日陰で休憩.体力の回復を図ろうとするが,耳の側に蚊が舞う.これなら太陽に焼かれていたほうがましだ.そそくさと退散.

所々で瀬戸内海の風景も撮ったのだが,もうピンボケしまくり.

風車がだいぶでかくなってきた.耳を澄ますと羽が風を切る音が聞こえてくる.出発して2時間.もう少し(だと思う).

展望台への案内板を見つける.ほんとにあと少し(だと思う).

20分後,大星山山頂に到着.出発して2時間半というところか.山頂には風力発電所展望台がある.子供の遊び場にもってこいなのか,結構人がいた.滑り台は大人気.文字がはがれかかった案内板を見つける.まだ先にいろいろあるようだが,もういい.帰途に着く.

往路2時間半.復路30分

来た道を戻ると上り坂があるので,別の道を行くことにした.室津半島スカイラインではなく,一気に海岸沿いの道路まで下ってしまおう.二度ほど道を間違えたが,急激な下り坂を一気に駆け下りる.うひゃひゃひゃひゃ.気持ち良い.平地に出てきたのは15分後.その15分後には家にたどり着いた.