琴石山登山

2000.12.21

減量のため,近所の琴石山(標高545.5m)に登りました.最寄駅(柳井港駅)まで自転車で走り,駅の側にある自転車置き場に自転車を置き,そこから歩いて上がります.遠くから見る琴石山です.

15分ほど歩くと標識が見えてきます.左へ行くと登山地道,本来の登山道です.右は林道,途中までは舗装してあります.楽な道を選んだのでは,痩せません.登山地道へ進みます.

標識から数十メートルは開けた山道でしたが,すぐに孟宗竹の竹やぶの中に入ります.あたりは薄暗く,風が竹を揺らし不気味です.それでも,しばらくは軽自動車が一台通れるぐらいの道幅がありました.やがてものの見事な山道になっていきました.きついです.12月だと言うのに,汗がだらだらと流れます.引き返そうと思う気持ちと戦いながら登ります.

30分ぐらい登った頃です.前のほうから人の声が聞こえます.現れたのは4人連れのおじさん(おじいさん)達でした.思わず尋ねました.

山頂はまだでしょうか?

気力を打ち砕く答が返ってきました.

まだまだだねぇ.

おじさんの話はまだ続きます.

この道は余程の健脚じゃないとつらいよ.愛宕神社の方が階段になっていて楽だよ.

いまさら引き返すわけにはいきません.おじさん達と別れ,山道を登ります.ここで引き返しては負けです.♯何にじゃ.

更に30分程登り,ついに頂上到着です.頂上には,琴石山の由来や国木田独歩の句碑があります.そして,眼下には大畠瀬戸と大島遠くに見える平郡島など,瀬戸内海の風景が広がっています.

2001.1.5

前回登った際,出会ったおじさんが言っていた「愛宕神社の方」から今回は登ります.登山地道ではなく林道をしばらく歩くと,標識があります.指す方向を見ると,確かに階段になっています.楽に登れそうです.しばらく歩いて気が付きました.階段になっていると,かえって歩幅が合わず大変です.これでは,登山地道とそれほど辛さは変りません.

「愛宕神社登山道」と言うぐらいなので,途中に神社があるのかと思いましたが,神社跡しかなく,石垣があるだけでした.由来も何もないので,どんな神社だったのか全くわかりません.「愛宕の滝」という案内があったので行ってみましたが,枯れてました.

1時間強で頂上到着.時間はそれほど変りませんでした.