xkeymacsとMS-IMEのキーボードショートカット競合

xkeymacsはWindows上でemacsのキーバインドを使用できるユーティリティである.とても便利に使用しているが,一部のキーボードショートカットがMS-IMEと競合している.例えば,以下のキーボードショートカットである.

Ctrl+i
xkeymacs: タブ
MS-IME: カタカナ変換
Ctrl+l
xkeymacs: カレント行を中央に移動
MS-IME: 文字右 or 文節長+1
Ctrl+k
xkeymacs: 文末まで削除
MS-IME: 文字左 or 文節-1

xkeymacsが優先され,MS-IMEのキーボードショートカットが使えない.文字変換中はMS-IMEのキーボードショートカットを使いたいので,以下の手順でxkeymacsの設定を変える.

  1. xkeymacsのプロパティ画面を表示
    xkeymacsプロパティ画面
  2. プルダウンメニューから“Microsoft IME Standard (imip81.ime)”(MS-IME 2002の場合)または“Microsoft IME Standard 2003 (imip9.ime)”(MS-IME 2003の場合)を選ぶ
    xkeymacsプロパティ画面
  3. ラジオボタン“xkeymacsを無効にする”を選ぶ
    xkeymacsプロパティ画面
  4. “OK”ボタンを押す

この結果,MS-IMEで文字列入力・変換を行っている間はxkeymacsが無効になるため,MS-IMEのキーボードショートカットが使えるようになる.