コマンドプロンプトを使わないでJavaアプリケーションを動かす
Javaアプリケーションは,以下のようにコマンドプロンプトからコマンドを打ち込んで起動します.
C:\>java クラス
コマンドプロンプトをいちいち動かして,コマンドを打つのは面倒くさいので,バッチファイルを作ることもあります.これでもJavaのアプリケーションは動きますが,コマンドプロンプトが自動的に起動してしまいます.気にしなければ害はありませんが,少し格好悪いです.
実行可能ファイルのように,コマンドプロンプトなしでJavaアプリケーションを動かす方法です.
- 新しいショートカットを作ります.
- 「項目の場所」にコマンドプロンプトに打ち込むコマンドを記述します.ただし,java.exeではなくjavaw.exeを使います.
- ショートカットの名前を適当に付けます.
できたショートカットのプロパティを確認します.リンク先はショートカット作成時に指定した「項目の場所」が入っています.もし,Javaアプリケーションの起動にクラスパスの指定が必要なら,コマンドオプションを指定します.つまり,リンク先は
javaw.exe -cp クラスパス クラス
となります.
作業フォルダはデフォルトなら%windir%
となっているので,起動するJavaアプリケーションのあるフォルダに変更します.そうすると,クラスパスの指定をJavaアプリケーションのあるフォルダからの指定で済ませることができます.
それ以外は特に変更する場所はありません.作成したショートカットをスタートボタンに登録すれば,通常のアプリケーションと同様にコマンドプロンプトなしで起動できます.
ちなみに,私のPCの"c:\Program Files\svgtoolkit\"
にあるSVG Toolkitの場合,ショートカットは以下のようになります.
- リンク先
"C:\Program Files\jdk\jre\bin\javaw.exe" -cp "svg.jar;lib\xerces.jar;lib\ss_css2.jar;lib\js.jar" org.csiro.svg.viewer.Viewer
- 作業フォルダ
"c:\Program Files\svgtoolkit"