利き足と軸足


当院では整体をするとき、仰向けになっていただき、骨盤や足の状態を確認しますが多くの場合、以下のような傾向が見られます。

右足側・・・筋肉、関節は比較的緩んでおり、つま先が開いている(股関節、腸骨が開いている)

左足側・・・筋肉、関節が硬い、つま先は利き足に比べ閉じている

そして、腰痛や坐骨神経痛(と診断されて当院を訪れた方)の方は身体の左側に症状を訴える方が多いように感じます。

閑話休題

手に右利き、左利きがあるように足にも利き足があります。足で複雑な動作をすることは日常少ないのであまり意識されることはありませんが・・・利き足は比較的複雑な動作をする時に優先して使われます。 一番利き足を実感できるのはサッカーなどの「蹴る」という動作をする時だと思います。「気をつけ」の姿勢から1歩踏み出す時の足も利き足であることが多いようです。

手(腕)は自由自在に動ける状態にありますが、足(脚)は歩行のために常に大地に接地しているため、利き足を使って何かをする時はうまく動けるようにもう一方の足がしっかりと身体を支えていてくれなければなりません。これが「軸足」になります。軸足には体重がかかることが多くなります。

多くの方が手は右利きであるように、利き足も右の方が多いようです。すると軸足は左ですね。

軸足の左側に体重がかかることが多いと仙骨、腸骨といった骨盤を構成する骨に「傾き」「捩れ」の力が慢性的に働くようになってきます。

身体の左側に痛みが多く発生するのはこの「軸足」への負荷が大きすぎて身体が耐え切れなくなった時であるように思います。

あなたの利き足、軸足はいかがでしょうか?

軸足側の腰や背中に違和感、痛みはありませんか?