師走を迎えて


今年もあと1ヶ月余り。1年経つのが年々早く感じられます。20代の頃、先輩に言われた「30代になったらもっと早く感じるようになるぞ」という言葉を実感します。

ちなみに、この「年齢とともに時間の流れが速く感じるようになる」現象は「ジャネーの法則」と言われるそうです。

(*「時間の心理的長さは年齢に反比例する、そのため10歳の1年に比べて、30歳の1年は3分の1に感じる(3倍速く感じる)」 これを裏付けるものとして「1分経ったらベルを鳴らしてください」と指示して色々な年齢の人に1分を計らせると、年齢が上になるほど、実際の1分より遅めにベルを鳴らすという実験結果があるそうです。つまり歳をとるほど自分が思っている1分より現実の1分が早く経ってしまうのですね。科学的な裏づけは乏しいらしいですが、実感としては頷ける話です。

閑話休題

ただでさえ忙しい日常に加えて、仕事納めに大掃除・・・と慌しい師走ですが、行動(動作)まで急ぐのは思わぬ怪我の元です。

昨年は「大掃除をしていて天井に向けて背伸びをしたら腰がぐきっと来た。」という方がいらっしゃいました。

得てしてそのような場合はお腹(おへそ)から力が抜けた状態で動作してしまった結果であることが多いようです。

スポーツやトレーニングは別ですが、日常的な動作については次の事に気をつけていただくと良いかと思います。

・物を持ったり、置いたりするときは手、腕だけで行おうとせずにお腹(へそ)を近づける。(動作の対象と自分の重心を接近させるということになります。朝の洗面でもおへそを洗面台に近づけるほど安定するはずです。)

・動作はなるべるゆっくり行う(重いものを持ち上げたりする時に「せーの」とか「よっこらしょ」と勢いをつけなければならないと時は元からその動作に無理があるのです。立ち位置を変えたり、手分けすることで改善されます。)