捻挫について


先日、靴を履こうとしたらつまづいてしまい、左足の薬指をひねってしまいました。

こんな時(打撲や捻挫)は「ICEの原則」に従って対処します。是非覚えておいてください。

「I」=アイシング(氷冷)・・・ 氷で患部を冷やします(湿布剤では温度が下がりません)。患部の温度を下げると、内出血、腫れ、痛みが抑えられます。15分間冷やして、しばらく休むのを繰り返します。

「C」=コンプレッション(圧迫)・・・ 伸縮包帯やテープを患部の上下に巻き、内出血や血腫を予防します。

「E」=エレベーション(挙上)・・・ 心臓より患部を高く上げます。内出血の軽減、静脈血の還流に役立ちます。

私は痛めた場所が指先だったので氷冷と挙上のみの対処でした。思いのほか痛みが強く1週間ほどは恐る恐る歩き、施術をしていました。今は痛みも大分和らいできました。

ちょっと話が変わって、ヨーガのポーズ(アーサナ、坐法)には「直立坐」といって瞑目して直立する。という実に簡単に見えるポーズがあるのですが、実際に目をつぶって立っていると意外に細かく体は揺れ動き、バランスをとっていることに気づきます。

立つという動作だけでもそうですから、歩行に当たってはいかに足が微妙なバランスをとっているか、足指の関節が細かく姿勢を制御しているのかが想像できます。自分の体の痛みで足の大切さを知った出来事でした。

*この原則は応急処置であって、たとえ痛みが軽い場合でも医療機関での診断を受ける方がより安心、安全と言えます。(軽い捻挫が癖になり、足首が不自然に曲がった方などもいます。この場合足だけの問題から膝、腰の不調、痛みが慢性化する可能性があります)