五月病について


今年のGWは長いところでは16連休だそうです。なかなかとれないまとまった休み。旅行、レジャーのお出かけや読書や映画など日頃できないことをするのに最適ですね。

この休み明けになると、なんとなくやる気が出ない、何事にも億劫だ、といった訴えをする人がでます。

この現象は1960年代にアメリカで報告されて日本では1970年代から「五月病」として知られるようになってきました。

病とはいっても正式な医療用語ではなく医学的な見地からは「適応障害」とされます。進学、就職などで変わった新しい環境に適応できないというわけです。

主な症状として以下の症状があります。

抑うつ、無気力、不安感、焦りなどが特徴的な症状で、不眠、疲労感、やる気が出ないなどの症状を訴えます。

性格的に真面目、几帳面と評価されたり、自覚している人は何でも完璧にこなそうとするあまり、五月病になりやすいといえます。

新しい仕事に新しい人間関係を何でも完璧にこなせる訳がありませんので「○○でなければ!」「○○であるべき!」の完璧主義はほどほどにしましょう。

「自分はこんなはずじゃない」と思ったときはもしかすると「不必要なプライド」が行動や思考を邪魔をしているかもしれません。

環境への適応はひとそれぞれ。早く適応するのが望ましいかもしれませんが、焦らずに「いずれ適応できる、時間の問題だ」と楽観的に構えるのが五月病への基本的なスタンスだと思います。食事、睡眠などの生活習慣を見直したり整えたりすることも必要です。

なじみのある(家族、友人、旧友など)人と時間を過ごすのもよい方法だと思います。